日産自動車、自己株式の取得及び消却について

日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：内田 誠、以下日産）は、2024年3月27日に開催した取締役会において、会社法第１５６条の規定に基づき自己株式を取得することと、会社法第１７８条の規定に基づき取得した自己株式を全数消却することを決議しました。

日産はルノーグループ（以下「同社グループ」といいます。）から、同社グループがフランスの信託会社に信託した当社株式のうち280,690,000株について売却の打診を受け、このうち100,242,900株について、同社グループとの新たなアライアンス契約における当社株式の売却候補先としての優先的な地位に基づき、自己株式の取得を行うこととしました。また、取得した自己株式は全数消却いたします。なお、同社グループは対象株式のうち、日産が取得する株数を除く残りの当社株式について、新たなアライアンス契約に従った秩序あるプロセスにより売却することが選択可能となります。

今回の自己株式の取得は、当社のキャッシュポジションに鑑み、当社の事業計画を実現するために必要な財務基盤を維持しながら、株主還元及び資本効率向上などの資本政策遂行の一環として実施します。今後も日産は、経営計画「The Arc」に基づき、株主総還元率を30％以上確保することを目指し、すべてのステークホルダーに高い価値を提供していきます。

1．取得について

（注１）当該株数の変更は行わない。なお、市場動向等により、一部又は全部の取得が行われない可能性もございます。
（注２）取得予定株式数に対当する売付注文をもって買付けを行います。
（注３）当社株主である同社グループより、同社グループがフランスの信託会社に信託した当社株式のうち上記３.（２）に記載する株式数をもって応ずる意向を有している旨の連絡を受けています。

2．消却について

以上