真庭市と日産自動車、電気自動車を活用しSDGsの達成に向けて連携

『ブルー・スイッチ』189件目、岡山県内で初のEVを活用した「包括連携協定」を締結
真庭市と日産自動車、電気自動車を活用しSDGsの達成に向けて連携

 

真庭市(市長:太田 昇)と、日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)、岡山日産自動車株式会社(本社:岡山県岡山市北区、社長:若林 信吾)および株式会社日産サティオ岡山(本社:岡山県岡山市北区、社長:若林 信吾)の4者は、8日、電気自動車活用によるSDGsの達成に向けた包括連携協定を締結しました。

 

 

本協定は、脱炭素化に貢献する電気自動車(EV)の普及を通じた市民サービス向上、真庭市が取り組む木質バイオマス発電とEVを組み合わせた再生可能エネルギーの利用促進などを目指すものです。
また、真庭市で災害による停電が発生した際、日産の販売会社から貸与するEV「日産リーフ」等を電力源として活用する、災害時の連携内容も含んでいます。なお、日産の『ブルー・スイッチ』活動としては189件目の取り組みとなり、本協定は、岡山県内初の連携協定となります。

 

【協定の経緯・背景】

真庭市はSDGs未来都市や脱炭素先行地域に選定されていることと併せて、ゼロカーボンシティも宣言しており、積極的に環境対策に取り組んでいます。

一方、日産自動車は、EVならではの新たな価値やワクワクを提供し続けるとともに、2018年5月より、EVの普及を通じて、脱炭素、災害対策、エネルギーマネジメント、観光、地方での交通課題などの地域課題解決を目指す、日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』を、全国の自治体や企業、販売会社と共に推進しています。また、2030年代早期には、主要市場で投入する新型車すべてを電動車両にすることを宣言、電動化をリードしながら、SDGsの達成やカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを加速しています。

この日産自動車が推進する『ブルー・スイッチ』、そして、真庭市が推進する脱炭素社会実現に向けた取り組みやSDGsの推進と、双方の取り組みにお互いが賛同し、本協定の締結を行う運びとなりました。

 

 

【協定の概要と主な連携内容】

電気自動車を活用した「包括連携協定」の概要は、以下の通りです。

協 定 項 目 具 体 的 取 組 例
(1) 電気自動車の多様な活用及び普及に関すること
 
EVの多様な活用及び普及活動
 
  • 環境教育「日産わくわくエコスクール」の実施
  • EVを観光や市民の移動手段として活用等、EV利用促進のための広報活動
(2) 再生可能エネルギーの普及に関すること
 
真庭市が取り組む再生可能エネルギーの更なる利用促進
 
  • 真庭市や市内関係事業者が取り組む木質バイオマス発電による電力と蓄電・給電が可能なEVを組み合わせ、市が主催するイベントで電力供給等を通じ、参加者への啓発活動を実施
(3) 災害時における電力供給の支援に関すること
 
災害時における市内避難所等の非常用電源としてのEV活用
 
  • 発災時に販売会社が真庭市にEVを貸与し、真庭市の避難所等の非常用電源としてEVを配置
  • 真庭市での避難訓練や防災訓練においてEVからの電力供給デモを実施
(4) その他、脱炭素に資する取り組みの支援に関する事項

 


「日産リーフ」を活用した脱炭素化、強靭化イメージ図

 

真庭市は、今後、2030年までに公用車(普通自動車)について、次世代自動車化100%にする計画で、環境に優しいEVの普及を目指し、環境・防災力向上に努めていきます。

真庭市と日産自動車は、本協定締結を機に、EVを活用した、環境に優しく災害に強い持続可能なまちづくりを推進し、美しい自然環境を未来に残すため、EVの普及を通じた地域課題の解決、脱炭素化社会実現、SDGs達成に向けて、更に連携を強化してまいります。

 

以 上


First Contact Nissan Technology:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology.html

日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」:https://www3.nissan.co.jp/first-contact-technology/blue-switch.html