日産自動車、2005年度中間決算を発表

 


連結売上高は前年同期比12.1%増、連結営業利益は同2.0%増に

 

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は本日、2005年度の中間決算を発表した。2005年度上期の連結当期純利益は、前年同期比3.4%減の2,307億円(21.1億USドル、16.9億ユーロ)となった。これは主に、固定資産の減損に係る会計基準の適用と、確定拠出年金制度導入に伴い第1四半期に計上した特別損失の影響を受けたものである。

2005年度上期の連結売上高は、前年同期比12.1%増の4兆4,910億円(410.1億USドル、329.5億ユーロ)となった。連結営業利益は、前年同期比2.0%増の4,115億円(37.6億USドル、30.2億ユーロ)となり、売上高営業利益率は9.2%となった。また、連結経常利益は前年同期比1.4%減の3,956億円(36.1億USドル、29億ユーロ)となった。

ゴーン社長は2005年度通期の業績見通しについて次の様に語った。「事業を取り巻く環境が一段と厳しさを増しているのは事実であるが、魅力ある製品と高いコスト競争力により日産のビジネス基盤は更に強化されている。リスクと好機を鑑みて、通期については当初の予測を変更する必要はないと考えている。」

なお、2005年度上期のグローバル販売台数(小売)は183万4千台となり、前年同期比で15%増加した。同社は上期にミニバン「セレナ」と軽自動車「オッティ」の新型車2車種を国内に投入しているが、下期には日本に3車種、欧州に1車種の新型車を投入する。

また、2005年度第2四半期(7月〜9月)の同社の連結当期純利益は、前年同期比8.1%増の1,250億円(11.4億USドル、9.2億ユーロ)となった。連結売上高は、前年同期比11.5 %増の2兆3,461億円(214.3億USドル、172.1億ユーロ)となった。連結営業利益は、前年同期比5.5%減の2,052億円(18.7億USドル、15.1億ユーロ)となり、売上高営業利益率は8.7%となった。連結経常利益は、前年同期比16.7%減の1,848億円(16.9億USドル、13.6億ユーロ)となった。また、同期のグローバル販売台数(小売)は95万5千台となり、前年同期比で15.6%増加した。


注:本リリースに使用した米ドル及びユーロ表記は便宜上の数値であり、2005年度上期期中の平均レートである1USドル109.5円および1ユーロ136.3円を使用している。

 

以 上