日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、ミドルサイズクロスオーバーSUV*「デュアリス」を5月23日より全国一斉に発売する。
デュアリス 20G (2WD) <オプション装着車> |
*SUV:スポーツユーティリティビークル
「SHIFT_mobility」 デュアリスは機動力をシフトする
街中を颯爽と駆け抜けるミドルサイズURBAN SUV
「デュアリス」は、「スマート&コンパクトクルーザー」をコンセプトに、ヨーロッパの拠点を中心に開発した新しいミドルサイズクロスオーバーSUVである。
軽快かつコンパクトな上半身と、SUVらしいダイナミックさと安心感をもつ下半身を融合させた個性的なエクステリアがデザインにおける最大の特徴である。また、ハッチバックとSUVのクロスオーバーとすることで、コンパクトハッチバックの、取り回しが良く軽快感あるドライブフィールと、SUVとして充分な室内空間による居住性の高さとを両立している。加えて、走行条件のより厳しい欧州市場をターゲットにした開発を行うことで、"走る"、"曲がる"、"止まる"といった走り��基本性能を高め、これまでのSUVとは一線を画すキビキビかつ安定した操舵性を実現している。
*「デュアリス」車名の由来
乗る人に、ONとOFF、デュアルライフでの充実を提供したい、という想いが込められている。
- 新型車「デュアリス」の主な特長は以下の通り。
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- "Look":俊敏な走りを予感させる流麗な曲線美と力強いエクステリアデザイン
- "Feel":クルマとの一体感やコントロール感を演出するドライビングスペース
- "Drive":キビキビかつ安定した走りがもたらす快適な乗り味
<販売目標台数> | 2,000台/月 |
<発表展示会> | 5月26日(土)、27日(日) 、6月2日(土)、3日(日) |
- 「デュアリス」の車両概要は以下のとおり。
- 1.デザイン
- エクステリア
流麗で洗練されたシルエットラインをもつ上半身と、SUVのタフな走行性能を予感させる下半身。- SUVの力強さと守られ感に加え、スポーティな印象を演出するフロントバンパーと、欧州市場の日産SUVに通じるデザインを採用したフロントグリル。
- フェンダーからルーフに連続する、動きのあるダイナミックな印象を与えるキャラクターラインとSUVの安定感と躍動感を表現するフェンダー部分のアーチライン。
- クロスオーバーの特徴をイメージさせるシャープなサイドウインドウグラフィックス。
- アスリートの筋肉のようにシャープで伸びやかなウエストライン。
- ランプとしての機能だけではなく、空力性能の向上も考慮してデザインされたリヤコンビランプと、守られ感のある力強いリヤバンパー。
- ブルーのクリアランスランプによりハイテクなイメージを与える3次元形状のヘッドランプ。
- 空力に配慮した、シャープで洗練された形状のドアミラー。
- ダイヤモンドシルバーに、4つの新色(アーバンセメント、メットブラック、カフェラテベージュ、レディッシュカッパー)を加えた、5色のボディカラー。
- インテリア
センターコンソールを高い位置に配することで、ドライバー席には運転することに集中できる適度な包まれ感を、助手席にはくつろぎ感を提供。それぞれにベストな空間を与えるインテリアデザイン。また、ブラック基調にメタリック調のフィニッシャーをバランスよく配置することでスポーティな印象を高めた。- スポーティ感を演出する、アルミ調パネルを採用したコンビメーター、丸形デザインを採用したベンチレーション、メタリック調フィニッシャーを採用したシフトノブ、スポーツカーを連想させる洗練されたデザインのアームレスト付センターコンソールボックス(20G、20G FOURにはスライド機能を採用)等の装備類。
- インストルメントパネルやドアトリムにもソフトパッドを採用したほか、ドアグリップをメタリック調フィニッシャーにすること等で、上質感とスポーティ感を演出。(メタリック調ドアフィニッシャーは20G、20G FOURに標準装備)
- 2. パッケージング/装備
- 運転を楽しめるドライビングスペース
- シートやステアリングの調整幅を大きくすることにより、さまざまなドライバーにマッチするドライビングポジションを実現。
- 長距離走行時にも快適で疲れず、コーナリング中でも安定した着座位置を確保することができるシートの採用。
- リラックスできる室内空間、広い荷室の実現と、居住空間に心地よさを作り出す快適装備の数々。
- SUV特有のアイポイントの高さと大きな面積をもつフロントガラスにより、開放感のある広い視界を確保。
- UVカット仕様の6mm厚合わせプライバシーガラスを採用した大開口のスタイリッシュガラスルーフで室内の開放感を演出。
- サスペンションのレイアウトを工夫することにより、ラゲッジルームの荷室幅はクラストップレベルの数値を確保。
- エアコンには、より快適な室内空間を実現する左右独立温度調整機能を採用。簡単かつわかりやすい操作で、運転席と助手席の設定温度を変えることが可能。また、乗員の顔に風をあてることなく素早く快適な室内温度にすることができるクイックブローシステム。(左右独立温度調節機能付オートエアコンは20G、20G FOURに標準装備)
- タッチパネル操作を可能とし、使い勝手を大幅に向上させたカーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式)を採用。ナビ機能に加え、ミュージックボックス、DVDオーディオ&ビデオ再生機能などに対応した充実のエンターテインメント機能を装備。ブルートゥースハンズフリー機能も搭載。(メーカーオプション)
- インテリジェントキーシステムを搭載。キーIDに対応した電動ステアリングロック、エンジンイモビライザーなどにより、車両盗難防止機能を向上。(20G、20G FOURに標準装備)
- 車両左前方の死角を減らし、道路端への幅寄せや駐車、狭い道でのすれ違いなどをサポートするサイドブラインドモニターと、小型CCDカメラにより後方視界をカラー表示するバックビューモニター。(セットでメーカーオプション)
- クーラー付大容量グローブボックスやコンソールボックス、フロント・リヤドアポケットなど、充実した、使い勝手の良い収納装備。
- 3. キビキビかつ安定した走りがもたらす快適な乗り味
- ミドルクラスSUV高剛性ボディ・新開発サスペンションに、タフで力強いエンジン・新世代エクストロニックCVTを組み合わせることで、心地よい乗り心地と軽快なハンドリングを兼ね備えた走りを実現。
- 新開発のフロントストラット/リヤマルチリンクサスペンションを採用し、優れたハンドリング性能と快適な乗り心地を両立。
- ハイスピードダンピングコントロールショックアブソーバーの採用により、ハンドリングと乗り心地を高い次元で両立。また、リバウンドスプリングも採用し、コーナリング時でのフラットな乗り心地を実現。
- 車速に応じて操舵力特性が変化する車速感応式電動パワーステアリングが、低速時は軽く、高速時はダイレクト感と安心感のある操舵力を実現。また電動のパワーアシストは、燃費の軽減にも寄与。
- クラストップレベルの車体剛性を確保した高剛性ボディ。特にワゴン系のボディで変形の大きいリヤボディ周りの剛性を徹底的に強化。
- 日産車では初めて、ボディデザインに空力のCFD(Computational Fluid Dynamics:計算流体力学)解析を導入したことで、SUVとしてはトップレベルのCd値0.35を達成。
- 低中速のトルクと静粛性に定評のあるMR20DEエンジンを搭載。一部改良を加え、実用域での出力特性を向上。
- 全車に新開発のエクストロニックCVT-M6(6速マニュアルモード付無段変速機)を採用。新たに採用したASC(アダプティブシフトコントロール)機能により、ドライバーの運転スタイルや走行環境に応じて動力性能と燃費の双方が最適になるように変速タイミングを調整。
- 低中速トルクを向上させたMR20DEエンジンと新世代エクストロニックCVTの組み合わせによる、市街地でも郊外でも実用領域でトップレベルのレスポンスを実現。2.4Lクラスにも匹敵する、伸びのある加速性能を実現。
- 乗車人数に応じて前後ブレーキバランスを調整し優れた制動力を発揮する電子制御制動力配分システム(EBD)。
- 4WDシステムは「エクストレイル」で採用されているオールモード4×4システムを搭載。状況に応じて2WDモード、AUTOモード、 LOCKモードの切り替えが可能。オンロードから、オフロード、雪道まで、安定した軽快な走りと確かな走破性を実現。最低地上高は205mmを確保。
- ステアリング操舵量やブレーキ操作量、車輪速センサーなどからの情報により、横滑りなどの車体の挙動を判断するビークルダイナミクスコントロール(VDC)が、ブレーキ制御力やエンジン出力の制御を自動的に行うことで、走行安定性を確保。(メーカーオプション)
- 10・15モード燃費値において、ミドルクラスSUVの中ではトップレベルの14.2km/L(2WD)を実現。また、実用燃費でもクラストップレベルを達成。
- 高い操縦安定性の実現のため、全車標準でサマータイヤを採用。
- <その他の主な安全、環境対応技術>
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- オートライト機能付キセノンヘッドランプ (20G、20G FOURに標準装備)
- LED式ハイマウントストップランプ
- ヒーター付きドアミラー
- フラットブレードワイパー
- ABS(アンチロックブレーキシステム)
- EBD(電子制御制動力配分システム)
- ブレーキアシスト
- VDC(ビークルダイナミクスコントロール)◆
- 高強度安全ボディ(ゾーンボディ)
- 歩行者傷害軽減ボディ
- 前席アクティブヘッドレスト
- 運転席・助手席SRSエアバッグシステム
- SRSカーテンエアバッグシステム ◆
- 運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム ◆
- 運転席2ステージロードリミッター付ダブルプリテンショナーシートベルト
- 助手席ロードリミッター付プリテンショナーシートベルト
- 後席ヘッドレスト (中央席のみ◆)
- 後席ELR付3点式シートベルト (中央席のみ◆)
- ブレーキペダル後退抑制機構、足元衝撃吸収パッド
- ステアリングコラムコラプス
- 全車で「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」の認定を取得
- 「平成22年度燃費基準+5%」を達成
- 車室内VOC *を低減 *:Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)
- 「クリーンな空気」、「人に(肌に)やさしい」、「清潔、きれい」という3つの視点に立って開発した、室内環境関連装備を搭載
◆はセットでメーカーオプション
<全国希望小売価格(消費税込み)> | |||||
駆動方式 | エンジン | グレード | ミッション | 価格 (円、消費税含む) | |
2WD | MR20DE | 20G | エクストロニックCVT-M6 (6速マニュアルモード付無段変速機) |
2,220,750 | ☆掲載写真車種 |
20S | 1,953,000 | ||||
4WD | 20G FOUR | 2,430,750 | |||
20S FOUR | 2,163,000 |
以 上