日産自動車、2007年度中間決算を発表

連結営業利益5.3%増
2007年度中間決算発表

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は26日、2007年度の中間決算、及び第2四半期決算を発表した。 2007年度上期の連結当期純利益は、前年同期に対する実効税率の上昇や一過性の減益要因により、前年同期比22.5%減の2,124億円(17億7,900万USドル、13億900万ユーロ)となった。

2007年度上期の連結売上高は、前年同期比11.7%増の5兆645億円(424億1,600万USドル、312億500万ユーロ)となった。連結営業利益は、同5.3%増の3,671億円(30億7,500万USドル、22億6,200万ユーロ)となり、売上高営業利益率は7.2%となった。また、経常利益は、同0.2%減の3,603億円(30億1,800万USドル、22億2,000万ユーロ)となった。

2007年度上期のグローバル販売台数は前年同期比6.3%増の181万6千台となった。

社長のゴーンは、「当社は多くの魅力的な新型車投入により、これまで通りの持続可能且つ利益ある成長路線を維持していく。2007年度通期の予想は変更しない。」と語った。

2007年度上期には、アルティマ クーペ、インフィニティ G37クーペ、アトラスF24、リヴィナ、アプリオ、ローグ、そしてエクストレイルと、グローバルで合計7車種の新型車を投入した。下期にはさらに、GT−R、ムラーノ、インフィニティEX、そしてピックアップトラックのフロンティア ナバラ シングルキャブの4車種を順次投入する予定である。

2007年度第2四半期(2007年7月〜9月)の連結売上高は、前年同期比12.7%増の2兆6,180億円(219億2,600万USドル、161億3,100万ユーロ)となった。連結営業利益は、同12.0%増の2,187億円(18億3,200万USドル、13億4,800万ユーロ)となり、売上高営業利益率は8.4%となった。

同期連結経常利益は、同2.4%増の2,090億円(17億5,000万USドル、12億8,800万ユーロ)となった。また、連結当期純利益は、同26.8%減の1,201億円(10億600万USドル、7億4,000万ユーロ)となった。第2四半期の営業利益の改善は、新型車の好調な販売や地理的な商品構成とモデルミックスの改善によるものである。当期純利益の減益要因は、第1四半期に引き続き、前年同期に対する実効税率の上昇が影響している。

第2四半期のグローバル販売台数は、94万1千台で前年同期実績を6.6%上回った。

なお、日産の2007年度通期の連結決算予想である、営業利益8,000億円(68億4,000万USドル、54億1,000万ユーロ)、当期純利益4,800億円(41億USドル、32億4,000万ユーロ)は変更しない。

 

注:本リリースに使用した2007年度上期及び同第2四半期決算値の米ドル及びユーロ表記は便宜上の数値であり、2008年3月期中間期の平均レートである1USドル119.4円、また1ユーロ162.3円を使用している。

以 上