日産自動車、マレーシアでグランド リヴィナを生産、販売開始

グランド リヴィナ

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン、以下日産)のマレーシアの販売拠点であるエダラン・タンチョン・モーター社(ETCM)は本日、日産がグローバル市場向けに開発した新型車シリーズの第一弾モデル、「グランド リヴィナ(Grand Livina)」を発表した。12月22日より現地で発売する。

グランド リヴィナ

グランド リヴィナ

「グランド リヴィナ」は7人乗りMPVで、セダンのような乗り心地と、エレガントでスポーティなデザインを特長としている。内装は多彩なシートアレンジを特長とし、その他にも数多くの利便性のある装備を採用した。マレーシアでは1.8リッターと1.6リッターのガソリンエンジンに、ミッションは4速オートマチック、5速マニュアルの組み合わせとなる。希望小売価格は8万3千マレーシアリンギット(約280万円)〜9万5千マレーシアリンギット(約321万円)である。

生産は、ETCMの製造会社であるタンチョン・モーター・アッセンブリーズ社(TCMA)が首都クアラルンプール近郊のセランゴール州にて、今年8月より稼働開始したセレンダ工場にて行う。TCMAは、新工場稼働の為に、67百万USドル(約76億円)を投資し、世界トップレベルの品質、お客さまへの納期遵守、短縮のために、日産がグローバルで展開する日産生産方式(NPW: Nissan Production Way)を導入した。

「グランド リヴィナ」は、日産が世界の多様なお客さまのニーズに応えるために開発したグローバルモデルであり、ETCMが取り扱う既存ラインアップに新たに加わったセグメントである。マレーシアは中国、インドネシア、台湾、南アフリカに続き、グローバルで同モデルの5番目の生産・販売拠点となる。

日産は同モデルと、5人乗りコンパクトハッチバックの「リヴィナ」を合わせたリヴィナシリーズをグローバルに順次投入している。今後さらに、「グランド リヴィナ」を2008年にフィリピンで生産・販売開始し、「リヴィナ」を2008年初頭にインドネシアで生産・販売開始する予定である。

*為替レートについては最近の為替相場、1マレーシアリンギット=33.8円、1USドル=113円をもとに換算した。

以 上