日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は5日、車線変更時の運転支援システム「サイドコリジョンプリベンション」、後退時における運転支援システム「バックアップコリジョンプリベンション」を世界ではじめて開発し、すでに市販車に搭載済みの「ディスタンスコントロールアシスト」、「レーンデパーチャープリベンション」とあわせ、車両の全方位に対する運転支援システムを搭載したプロトタイプを公開した。
<システムの機能>
<サイドコリジョンプリベンション/バックアップコリジョンプリベンションシステム構成>
日産は、セーフティ・シールド「クルマが人を守る」という考え方のもと、安全技術の開発を推進している。開発にあたっては、運転の主体は人であるという視点に立ち、表示や音に加え、ドライバーに直感的に感じられる運転操作の支援を行うことに主眼をおいている。
今回開発した新技術の概要は、以下の通りである。
- 「サイドコリジョンプリベンション」
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車両後側方に設置したサイドセンサーで隣接レーンの車両を検知。隣接レーンに車両が存在するときにドライバーがレーンチェンジを開始すると、表示と音によりドライバーに警報するとともに、各輪のブレーキを個々に制御することによりヨーモーメント(車両の旋回力)を発生させ、隣接の車両に近づけないようドライバーの運転操作を支援する。
<サイドコリジョンプリベンション作動イメージ>
- 「バックアップコリジョンプリベンション」
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車両後部に設置したリヤセンサーおよびサイドセンサーにより周囲の障害物を検知。駐車場をバックで出る際等の後退時に接近する障害物を検知すると、警報とともにブレーキを制御し、障害物に近づけないようドライバーの運転操作を支援する。
<バックアップコリジョンプリベンション作動イメージ>
以 上