多目的に使える新世代小型商用車「NV200バネット」を発売

日産自動車株式会社
株式会社オーテックジャパン

日産自動車株式会社（本社：東京都中央区銀座　社長：カルロス　ゴーン）は、新型小型商用車「NV200バネット」を5月21日より全国一斉に発売する。

バンGX

ワゴン16S

「NV200バネット」は、従来の日本の商用車の概念を打破し、ビジネス、デイリーユース、レジャーなど、あらゆるシーンで幅広く使える新世代の小型商用車である。また、四角い荷室とスポーティなフロントをダイナミックに融合した魅力あふれるデザインを採用し、車両サイズはコンパクトでありながら、大容量の荷室空間を実現している。今回は、新たにプライベートユースにも使える乗商兼用7人乗りワゴンタイプの5ナンバー車（3列シート）も設定した。
新採用の1.6リッター「HR16DE」ガソリンエンジンは、優れた環境性能と走行性能を両立し、クラストップレベルの低燃費14.0km/L*1を達成した。バンは、本年4月から施行されている「環境対応車普及促進税制」による減税措置*2に適合し、自動車取得税と自動車重量税が75％あるいは50％減税される。
日産は減税措置に適合する車種を"「Nissan ECO」（通称：ネコ）シリーズ"と総称し、軽自動車・商用車を含む本減税措置に適合する車種の幅広いラインアップをお客さまに提供し、さらなる拡販を目指していく。
同車は今後、日本を皮切りにグローバルに投入していく。なお、ディーゼル車、4WD車、およびトラックについては、現行車を継続販売する。

＜販売目標台数＞ 1,300台／月

＜車両概要＞

1. デザイン
   従来の商用車とは一線を画すシャープでダイナミックなエクステリア
   • 四角い大きな荷室とスポーティなフロントをダイナミックに融合したデザイン。
   • シャープさとエレガントさを併せ持ち、一目で「NV200バネット」と分かる特徴的なフロントビュー。
   • 運転席からの視界にも優れたくさび形の低いウエストライン。
   開放的で居心地の良いインテリア
   
   • ウエストラインが低く、開放的な室内空間。
   • 上下2段構造のインストパネルは、多様な面や線、材質を組み合わせ豊かな質感を表現。
2. 積載性
   低いフラットな床と高い荷室高で、クラストップレベルの高い積載能力を実現
   • 5人乗り（2列シート）に加えて、2人乗り（1列シート）も設定し、更に広く大きな荷室を提供。
   • 2人乗り車は、メーターモジュール材（2000×100×44mm）の床面置きも可能。助手席シート下のスペースを使用すれば、3mまでの長物も積載可能。
   • 新たに設定した7人乗りワゴンタイプの3列シート車は2列、3列席を折りたたむことで、広いラゲッジ空間が生まれ、多用途に使用可能。
3. 快適性/利便性
   ビジネスに気持ちよく集中できる快適な運転環境
   • 高いアイポイントによって広い前方視界を確保。ステアリングの取り付け角度を寝かせ、乗用車に近い運転姿勢を実現。
   • 運転席は、190mmのシートスライド量とボリュームのある形状により、快適な座り心地を確保。
   • 2列目での換気が可能な段差のないスライドサイドウインドウの採用（メーカーオプション）。
   • 便利で使いやすい大容量の小物収納スペース。
4. 走行性能
   ストレスや疲労の少ない走行性能
   • フロントサスペンションには、剛性を高め、高周波振動を減らすリップルコントロールショックアブソーバーを採用し、リヤサスペンションには荷室の効率化に貢献し、耐久性も高いリーフリジット式を新設計。カーブや高速でのしっかり感と段差や荒れた路面でのショックを抑えた快適な乗り心地を両立した。
   • ペンデュラムエンジンマウントや防振サブフレームを採用し、アイドリング時から市街地走行、高速走行時において乗用車と同等レベルの高い静粛性を実現。
5. 環境
   「環境対応車普及促進税制」による減税措置に適合
   • HR16DEエンジンに可変バルブタイミングを採用。4速ATはロックアップ領域を拡大し、クラストップレベルの14.0km/Lの低燃費を実現。
   • 空燃比センサーの採用、触媒の見直しなどにより、JC08H＋JC08Cモードで「平成17年基準排出ガス75％低減レベル」を達成。また、八都県市低公害車指定制度および京阪神七府県市指定低排出ガス自動車の指定基準にも適合。
   • バンは、本年4月施行の「環境対応車普及促進税制」による減税措置に適合。自動車取得税と自動車重量税がオートマチック（AT）車で75％、マニュアル（MT）車で75％*3あるいは50％が減税される。
   エコドライブサポート機能を搭載
   • 瞬間燃費や平均燃費を表示させ、お客さまのエコドライブをサポートする車両情報ディスプレイを全車に標準装備。
   • さらにMT車には最適なシフトアップのタイミングを知らせるインジケーターを採用。

＜その他の主な安全技術、環境への取り組み＞

• バックビューモニター （メーカーオプション）
• 最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ（マニュアルレベライザー付）
• EBD（電子制御制動力配分システム）＋ABS（アンチロックブレーキシステム）＋ブレーキアシスト
• 高強度安全ボディ（ゾーンボディ）
• 側面衝突安全基準対応
• 歩行者傷害軽減ボディ
• 運転席SRSエアバッグシステム
• 助手席SRSエアバッグシステム （16Sに標準装備、DX/GXにメーカーオプション）
• フロントシートロードリミッター付プリテンショナーシートベルト
• リサイクル可能率95％以上を達成
  「新型車のリサイクル可能率の定義と算出方法のガイドライン（1998年自工会）」に基づき算出
• 車室内VOC*を低減　*:Volatile Organic Compounds（揮発性有機化合物）

1. *1: 10・15モード燃費。バン DX AT車。
2. *2: 「平成17年基準排出ガス75％低減レベル（SU-LEV）」かつ「平成22年度燃費基準+25％」を達成した車両で、
   自動車取得税は、2012年3月31日までの新規登録車に対し、75％軽減。
   自動車重量税は、2012年4月30日までの新規登録車に対し、75％軽減。
   なお、自動車税は、2010年3月31日までの新規登録車に対し、登録の翌年度から1年間、50％軽減。（軽自動車を除く）
   「平成17年基準排出ガス75％低減レベル（SU-LEV）」かつ「平成22年度燃費基準+20％もしくは15％」を達成した車両で、
   自動車取得税は、2012年3月31日までの新規登録車に対し、50％軽減。
   自動車重量税は、2012年4月30日までの新規登録車に対し、50％軽減。
   なお、自動車税は、2010年3月31日までの新規登録車に対し、登録の翌年度から1年間、25％軽減。（軽自動車を除く）
   オーテック扱いの持込登録車種は除く。
3. *3: バン GX MT車で車両重量1270Kg以上の場合、自動車取得税と自動車重量税は75％減税となります。

＜全国希望小売価格（消費税込み）＞

（単位：円）

☆掲載写真車種

5MT： 5速マニュアル
E-ATx：フルレンジ電子制御4速オートマチック

＜関連URL＞
「NV200バネット」WEBカタログ
エコカー減税についてはこちら

日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパン（本社：神奈川県茅ヶ崎市、社長：吉田 衛）は､新型小型商用車「NV200バネット」をベースに、ライフケアビークル（LV）*｢チェアキャブ」を設定し、10月下旬に発売すると発表した。

*: 日産自動車グループでは、生活の色々なシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」（LV：Life Care Vehicles）と呼んでいる。

NV200 バネット「チェアキャブ」
＜オプション装着車＞

NV200バネット「チェアキャブ」は、車両後部のスロープから、車いすのまま車内に乗り込める車両である。コンパクトなボディサイズでありながら充分な室内空間を確保している「NV200 バネット」の特長を活かし、主に、病院や福祉施設の送迎車や介護タクシーなど、法人向けの需要に適した多人数乗りの車いす仕様車とした。車いす乗員を含めて6〜7名が乗車することが可能。使い方や乗車人数に合わせて3種類の室内レイアウトを用意し、車いすだけではなくストレッチャーのまま乗降できる仕様も設定する。車いす乗員だけではなく、介助者や自力歩行で乗降する方にとっても使い勝手の良い装備を充実させる他、ご家庭での利用も考慮したオプション品も豊富に揃える。

以　上