日産自動車、2011年度第3四半期決算を発表

—第3四半期の営業利益は1,181億円を計上、通期予想の見直しは行わず—
2011年度第3四半期決算発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は8日、2011年度第3四半期、及び2011年度第3四半期累計(9ヵ月間)の決算を発表しました。2011年度第3四半期の営業利益は、前年同期比3.6%増の1,181億円(15.3億USドル、11.3億ユーロ)となり、売上高営業利益率は5.1%となりました。

第3四半期の売上高は、同10.9%増の2兆3,310億円(301.2億USドル、223.5億ユーロ)となりました。経常利益は1,215億円(15.7億USドル、11.6億ユーロ)となり、当期純利益は、同3.2%増の827億円(10.7億USドル、7.9億ユーロ)となりました。

社長のカルロス ゴーンは、「第3四半期は、歴史的な円高やタイの洪水など、我々を取り巻く環境は非常に厳しいものでした。当社は、競争力のある商品、グローバルに連携できる体制、そして中期経営計画『日産パワー88』の実行を通じて、これらの難題を確実に克服してきました。その成果もあり、2011年度の業績見通しは達成できると確信しています」と述べました。

同期間のグローバル販売台数は、1,205,000台となり、前年同期実績を19.5%上回りました。

2011年度第3四半期累計(9ヵ月間)の売上高は、6兆6,984億円(847.9億USドル、605.6億ユーロ)、営業利益は、4,278億円(54.2億USドル、38.7億ユーロ)となり、売上高営業利益率は、6.4%に達しました。当期純利益は、2,661億円(33.7億USドル、24.1億ユーロ)となりました。また、9ヵ月累計のグローバル販売台数は、同13.6%増の3,429,000台となりました。

ゼロ・エミッションの量産電気自動車「日産リーフ」は、第3四半期も順調に販売を伸ばしています。2011年暦年の「日産リーフ」のグローバル販売は22,000台以上となり、世界で最も売れた電気自動車となりました。2012年には欧州での販売地域を拡大し、更に米国全50州で販売する予定です。

なお、日産の2011年度通期の連結決算予想は見直さず、営業利益5,100億円(63.8億USドル、45.6億ユーロ)、当期純利益2,900億円(36.3億USドル、25.9億ユーロ)となります。

  1. 注1:本リリースに使用した第3四半期実績に対しては、2011年10月〜12月の3ヵ月間の平均レートである、1USドル 77.4円、また1ユーロ 104.3円を使用しています。
  2. 注2: 2011年度第3四半期累計に対するUSドル及びユーロ表記は便宜上の数値であり、2011年4月〜12月の平均レートである1USドル 79.0円、また1ユーロ 110.6円を使用しています。
  3. 注3:日産は、2011年11月2日、2011年度通期業績予想の上方修正の届出を東京証券取引所に行いました。この見通しは、2011年度の想定為替レートである、1USドル79.9円および1ユーロ111.9円を使用しています。

以 上