日産自動車、2012年度第3四半期決算を発表 -第3四半期の当期純利益は541億円を計上-

2012年度第3四半期決算発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は8日、2012年度第3四半期、及び2012年度第3四半期累計(9ヵ月間)の決算を発表しました。

第3四半期の当期純利益は前年同期比34.6%減の541億円(6.7億USドル、5.1億ユーロ)となりました。売上高は、同5.3%減の2兆2,084億円(272.3億USドル、210.1億ユーロ)となりました。営業利益は、同47.4%減の621億円(7.7億USドル、5.9億ユーロ)となり、売上高営業利益率は2.8%となりました。経常利益は、890億円(11億USドル、8.5億ユーロ)となりました。

同期間のグローバル販売台数は、1,159,000台となり、前年同期実績を3.8%下回りました。

社長のカルロス ゴーンは、「第3四半期の実績は、期待に沿ったものではありませんでした。主な要因は、業界全体が影響を受けた欧州の事業環境、日本メーカーに影響した中国の厳しい市場環境や当社が直面した米国での熾烈な販売競争です。我々は、中期経営計画『日産パワー88』の下、再び勢いを取り戻し、成長していくための措置を既に講じています。当社は今後、いくつかの重要な商品の発売を控えており、円高の是正もさらに進むと期待しています。また、業績改善のための重要な組織改編も速やかに実行しました。これらにより、年度の業績見通しは達成できると確信しています」と述べました。

2012年度第3四半期累計(9ヵ月間)の売上高は、6兆7,552億円(844.4億USドル、662.3億ユーロ)、営業利益は3,492億円(43.7億USドル、34.2億ユーロ)となり、売上高営業利益率は、5.2%となりました。経常利益は3,646億円(45.6億USドル、35.7億ユーロ)、当期純利益は2,324億円(29.1億USドル、22.8億ユーロ)となりました。

9ヵ月累計のグローバル販売台数は、同6.0%増の3,635,000台となりました。

2012年度通期の連結決算予想の見直しは行いません。引き続き厳しい事業環境の中、円高の是正という好材料に加え、厳格なコストマネジメントを行うことで、堅調な営業利益の達成に改めて重点を置いていきます。日産の通期決算予想は、営業利益5,750億円(72.1億USドル、56.5億ユーロ)、当期純利益3,200億円(40.2億USドル、31.4億ユーロ)となっています。

注1:本リリースに使用した第3四半期実績に対しては、2012年10月〜12月の3ヵ月間の平均レートである、1USドル 81.1円、また1ユーロ 105.1円を使用しています。

注2:第3四半期累計に対するUSドル及びユーロ表記は便宜上の数値であり、2012年4月〜12月の平均レートである1USドル 80.0円、また1ユーロ 102.0円を使用しています。

注3:日産は、2012年11月6日、2012年度通期業績予想を修正し、東京証券取引所に届出を行いました。この見通しは、2012年度の想定為替レートである、1USドル79.7円および1ユーロ101.8円を使用しています。

以 上