日産自動車、2013年度第1四半期決算を発表

2013年度第1四半期決算発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は25日、2013年度第1四半期(4月〜6月の3ヵ月間)の決算を発表しました。

日産は、第1四半期、日本および北米での市場占有率が前年を上回りましたが、引き続き不安定な中国市場と欧州での継続的な景気停滞が販売に影響を及ぼし、全体の販売台数は減少しました。しかし、中国の販売台数が改善しつつあることと、更に、米国事業の貢献により、2013年度第2四半期以降は当初予定どおり業績は向上する見込みです。

本日、日産は以下の通り、中国合弁会社を比例連結したベースでの2013年度第1四半期の連結決算を発表しました。実績に対するUSドル及びユーロ表記は便宜上の数値であり、2013年度の現時点の平均レートである1USドル98.8円および1ユーロ129.0円を使用しています。

  • 売上高2兆5,100億円(254.3億USドル、194.7億ユーロ)
  • 営業利益1,178億円(11.9億USドル、9.13億ユーロ)
  • 経常利益1,016億円(10.3億USドル、7.88億ユーロ)
  • 当期純利益820億円(8.3億USドル、6.36億ユーロ)

第1四半期のグローバル販売台数は、前年同期比3.3%減の117万台となりました。

社長のカルロス ゴーンは、「第1四半期の市場環境は厳しいものでしたが、日産は計画に沿った結果を残しました。第2四半期以降は、新商品の発売が着実に業績に貢献すると見込んでいます。日産の業績は、当初の年度見通しに沿って順調に推移しています。」と述べました。

日産は、積極的なペースで新型車を投入しています。第2四半期以降、米国ではニッサン「ローグ」、インフィニティ「Q50」を発売する予定です。日産は中期経営計画「日産パワー88」の下、2016年度までの6年間、平均して6週間に1車種の新型車を投入し攻勢をかけており、順調に推移しています。

会計基準の変更に伴い、2013年度から日産と東風による中国の合弁会社の連結に持分法を採用しています。そのため、新たな会計基準に基づいた届け出値では、売上高および営業利益に同合弁会社分は反映されていません。

日産は、新たな会計基準に基づき、本日、以下の通り2013年度第1四半期の連結決算を東京証券取引所に届け出ました。実績に対するUSドル及びユーロ表記は便宜上の数値であり、2013年度の現時点までの平均レートである1USドル98.8円および1ユーロ129.0円を使用しています。

  • 売上高2兆2,300億円(226億USドル、173.1億ユーロ)
  • 営業利益1,081億円(10.9億USドル、8.38億ユーロ)
  • 経常利益1,148億円(11.6億USドル、8.9億ユーロ)
  • 当期純利益820億円(8.3億USドル、6.36億ユーロ)

以 上