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日産自動車、デジタル工作機器を使った子供向けワークショップ 「Kids Fab CARAVAN」プロジェクトを支援

〜東日本大震災被災地の子供たちに「未来のモノづくり体験」を〜

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、東日本大震災の被災地支援活動の一環として、子供向けワークショップ「Kids Fab CARAVAN(キッズファブキャラバン)」プロジェクトを支援します。

「Kids Fab CARAVAN」は、3Dプリンターやデジタルミシン等の先進的なデジタル工作機器を使い、子供たちがモノづくりを体験するワークショップ型プログラムです。このプログラムは、非営利団体ハグジャパンと任意団体ファブラボ渋谷およびトライポッド・デザイン株式会社の3者が協働で運営し、東日本大震災で被災した4県を巡回します。
同社は本プロジェクトの趣旨に賛同し、日産リーフとNV350キャラバン各1台を寄贈するほか、活動費用を提供します。

日産自動車、デジタル工作機器を使った子供向けワークショップ 「Kids Fab CARAVAN」プロジェクトを支援

● プロジェクトの狙い
昨今のデジタル化社会の進展に伴い、子供たちが、学校や家庭において直接的にものを作る機会が減っていると言われます。本プロジェクトでは、デジタル機器を用いて自らの手で工作をする体験を通じて、被災地の子供たちにモノ作りの楽しさを伝えるとともに、創造性や豊かな感性を育む場を提供することを目指します。

● ワークショップの内容
参加者は、デジタル機器を使ったモノづくり(デジタル・ファブリケーション)の概念や仕組みについて説明を受けた後、自ら作品作りに挑戦します。すべての工作機器で使用する電気は、日産リーフから供給されます。

【作業内容の一例 】

  • ペーパーカッターを使って: 好きな絵を描いてペーパークラフトやポップアップカード作り
  • デジタルミシンを使って: オリジナルデザインのワッペン作り、 イニシャル刺繍
  • レーザーカッターを使って: アクリルに絵を書き、レーザーカッターで切り取り、オリジナルボタンを制作
日産自動車、デジタル工作機器を使った子供向けワークショップ 「Kids Fab CARAVAN」プロジェクトを支援

● 実施スケジュール
2013年10月から2014年3月まで、茨城、福島、宮城、岩手の4県で順次実施します。プログラムは3部構成で、1回あたりの所要時間は約2時間です。

第1回    2013年10月19日(土) 9:30〜16:30 茨城県高萩市 歴史民俗資料館
第2回    2013年10月20日(日) 9:30〜16:30 茨城県常陸大宮市 緒川総合センター
第3回    2013年11月 9日(土) 福島県いわき市 (時間・場所は未定)
第4回    2013年11月10日 (日) 福島県会津若松市 (時間・場所は未定)
第5回以降の実施日・場所は検討中

● 参加方法
開催地域の小学生を対象に、事前申し込み制となります。実施スケジュールおよび参加方法は下記までお問い合わせください。
<お問い合わせ先>
Kids Fab CARAVAN事務局 ハグジャパン (トライポッド・デザイン株式会社内) TEL 03-3239-5951

● 本プロジェクトの運営団体
非営利団体hug japan (ハグジャパン)    http://hugjapan.jp/
ユニバーサルデザインの思想に基づき、アートやデザインといった創造的かつ実践的な活動を通じて東日本大震災の被災地支援活動を行っています。被災地の子供たちによって描かれた絵の展覧会を世界各地で行うなど、広く世界に開かれた活動を行っています。

任意団体FabLab Shibuya (ファブラボ渋谷)    http://fablabshibuya.org/
「つくる文化」や「つくる技術」を日本に広めていくことを目的に、2010年春に活動を開始しました。国内のFab Lab(注)と連携し、共同プロジェクトを推進するほか、世界各国のファブラボと人材交流を行います。現在日本国内には3カ所(神奈川県鎌倉市、茨城県つくば市、東京都渋谷区)のFab Labがあり、他の都市でも設立に向けた検討が進んでいます。

トライポッド・デザイン株式会社    http://tripoddesign.sakura.ne.jp/
1987年発足。プロダクトデザイナーでありデザイン・コンサルタントの中川聰氏を中心に、独自のユニバーサルデザインの開発理論や評価方法を構築し、国内外の企業の製品企画やデザイン開発を手掛けてきました。2007年にEXPECTOLOGY(期待学)という予測感性デザインの新たな理論を発表、大学や企業における人材育成にも貢献しています。

(注) FAB LAB (Fabrication Laboratory:ファブラボ)とは
3Dプリンターやカッティングマシーンなどの先進的で多様な工作機器を備え、「ほぼあらゆるもの」を作ることを目標とするワークショップです。米国マサチューセッツ工科大学で誕生し、世界各国で急速に普及しています。誰もが自分の意思で工作機械にアクセスし、暮らしに必要なモノを自ら作りだす「未来のモノづくりの形」とされ、地域間のモノづくり環境格差の解消や、各地の技術や素材を活かした産業の活性化に繋がると期待されています。

日産自動車は、東日本大震災の被災地支援として、寄付や車両寄贈、従業員によるボランティア活動などさまざまな取り組みを行ってきました。本プロジェクトを通じて、子供たちが「モノづくりのイノベーション」に触れ、自らの手で何かを作ることの喜びや楽しさを体感してくれることを願っています。

日産自動車は、「人々の生活を豊かに」という企業ビジョンのもと、「教育」「環境への配慮」そして「人道支援」を重点分野と定め、社会貢献活動に取り組みます。人々がよりよい未来へ続く扉にアクセスできる社会の実現をめざし、自社の商品や専門知識を提供しながら、持続可能な未来に向けて貢献します。私たちは、事業を営む地域社会の一員として、社会の期待にこたえ、すべてのステークホルダーとの間に信頼関係を築いていきます。

Blue Citizenship

*ブルーシチズンシップ
ブルーシチズンシップは「人々の生活を豊かに」というビジョンを実現するための、私たち
日産の決意です。日産はお客さま、株主、従業員、地域社会を大切に思い、将来にわたって価値ある永続的なモビリティの提供に努めます。事業を通じて経済貢献すると同時に、社会の一員として、持続可能な社会の発展をめざします。

<関連URL>
CSRウェブサイト http://www.nissan-global.com/JP/COMPANY/CSR/
社会貢献の取り組み ウェブサイト http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/

以 上