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アイディーエックス フリーフロー、アイディーエックス ニスモ -次世代カスタマーとのコ・クリエーションによる商品開発に向けて-

次世代カスタマーとのコ・クリエーションによる商品開発に向けて
第43回 東京モーターショー 2013

次世代のカスタマーと共により魅力的なクルマを創造する。日産自動車がジェネレーションZと共に取り組む商品開発の枠組みは、お客様との新しい関係・新しいクルマのあり方を未来にむけて提案します。

新たなベクトルで自動車に革新と興奮を
日産創立80周年を迎えるにあたり、プランナーやエンジニア、デザイナーたちがこの全く新しいクルマの商品開発の為に集まったのは、過去を振り返るためではなく、未来を見据えるためでした。
その命題は、タッチスクリーンやSNSが当たり前と考える世代であるジェネレーションZ(1990年代以降に生まれた世代)にアプローチする新しい方法を模索するというものでした。
ジェネレーションZ、ひいてはデジタルネイティブにとって、多くの場合、自動車というハードウェアは魅力的なモノではなくなりつつあります。むしろ彼らの興味対象は、ITテクノロジーを核とするエレクトロニクス製品や、それらを駆使したコミュニケーションに移行。自動車を購入し、自らの手でチューニングやカスタマイズを行うという行為・その楽しみは、時代の変遷と共に、アプリケーションやオンラインゲームの開発などに様変わりしたのです。
このような背景を受け、我々は次のような回答を導き出しました。
「商品開発の枠組み自体を変えよう」・・・ジェネレーションZが商品開発に参加できるプラットフォームを提供し、彼らの「何かを変えたい」「新しい価値を創造したい」という欲求を、IT関連だけではなく自動車にも向けてもらう。彼らを物作りのストーリーに巻き込むことで、自動車に革新と興奮を巻き起こそうと。
商品企画本部商品戦略室事業部長を務めるフランソワ・バンコンは、商品開発を振り返り次のように語っています。
「我々が常に評価され、賞賛されるためには、お客様の要望と期待を超える必要があります。いま私たちは、日産の商品開発プロセスに参加する情熱的な次世代カスタマーとタッグを組むことによって、新たな次元に入りました。商品開発チームはジェネレーションZと共に、これまで以上に深いレベルでお客様の要望、そして創造性を反映した次世代のための日産車をコ・クリエーションしていきます」

ジェネレーションZの価値観を商品開発に反映
今回、日産がモーターショーで提案するのは、刺激的なクルマ、画期的なプロトタイプだけではありません。創立80周年を迎えるにあたり、日産はまったく新しい試みにチャレンジします。自動車を今までと同じような手法で商品開発するだけではなく、商品開発のプロセスに創造力が豊かなジェネレーションZコミュニティに積極的に参画してもらい、クルマを作り上げていく。つまり、コ・クリエーション「共同創造」というプロセスを、商品開発に適用することです。
これまでメーカーや一部の専門家の中だけで行われてきた自動車の商品開発は、様々なクリエイティビティを持つコミュニティに解放され、日産のクリエイティブチームと共に彼らの意見や価値観が色濃く反映されたクルマ作りが行われるのです。

新しいアプローチから生まれる自由な発想
東京モーターショーでは、この新しい取り組みを取り入れることによって生み出されたクルマの未来形のサンプルとして、2台のコンセプトカーを展示します。

「日産は、今まで多くの新しい商品ジャンルを作り出して来ました。今回、未来に向けてジェネレーションZとコミュニケーションを繰り返す中で私たちは彼らに気付かされました。日産の歴史の中にある純粋さが時代を超える本物の価値観として彼らに響いていたのです。2台のアイディーエックスは共にトランクを持ったシンプルなセダンのシルエットをしています。これもジェネレーションZと日産によるダイナミックな相互作用のなかで再発見したことなのです。
私たちはこれからもクルマの未来を模索し、新しい価値を創造していきます」と語る、常務執行役員 チーフクリエイティブオフィサー 中村史郎の言葉からも分かるとおり、コ・クリエーションは無限の可能性を秘めているのです。

展示している両車の基本となる車体構造は同一のものを使っていますが、取り組んだテーマと参加メンバーのクリエイティビティによって、全く違う解答が得られることが垣間見えます。柔軟性に優れた商品開発プロセス、プラットフォームにより、さまざまな発想が共同創造コミュニティの中で生まれ、理想像の具体化が可能になるのです。

日産とカスタマーの間に新しい関係を構築
コ・クリエーションは日産とカスタマーの新しい関係性を意味しています。若い世代のクリエイティビティを刺激するモノに、自動車を再び加える。自分たちの意見が反映される喜び、自分たちの欲しいモノが世に生まれる喜び。その実現に向けて、エキスパートと一緒にコ・クリエーションできる喜び。日産はスペシャリストだけに閉ざされていた商品開発をオープン化することで、カスタマーとの新しい関係性を構築します。

日産は将来に向けて様々なお客様とのクリエイティブな新しい取り組みを始めます。

以 上