日産自動車、2013年度決算を発表

2013年度決算発表

中国合弁会社に比例連結を
適用
2013年度通年前年比第4四半期前年比
売上高 11兆4,348億円
(1,141.2億USドル,
852.1億ユーロ)
+18.7% 3兆4,992億円
(340.4億USドル、
248.5億ユーロ)
+21.7%
営業利益 6,057億円
(60.4億USドル,
45.1億ユーロ)
+15.7% 2,349億円
(22.9億USドル、
16.7億ユーロ)
+34.7%
経常利益 5,524億円
(55.1億USドル,
41.2億ユーロ)
+4.4% 2,146億円
(20.9億USドル、
15.2億ユーロ)
+30.3%
当期純利益 3,890億円
(38.8億USドル,
29.0億ユーロ)
+13.6% 1,149億円
(11.2億USドル、
8.2億ユーロ)
+4.4%
中国合弁会社に持分法を
適用(東京証券取引所届出)*
2013年度通年前年比第4四半期前年比
売上高 10兆4,825億円
(1,046.2億USドル,
781.1億ユーロ)
+20.0% 3兆2,039億円
(311.7億USドル、
227.6億ユーロ)
+20.6%
営業利益 4,984億円
(49.7億USドル、
37.1億ユーロ)
+13.6% 1,977億円
(19.2億USドル、
14.0億ユーロ)
+20.3%
経常利益 5,272億円
(52.6億USドル、
39.3億ユーロ)
+4.5% 2,004億円
(19.5億USドル、
14.2億ユーロ)
+21.2%
当期純利益 3,890億円
(38.8億USドル、
29.0億ユーロ)
+14.0% 1,149億円
(11.2億USドル、
8.2億ユーロ)
+4.8%
平均レート 2013年度通年:1USドル100.2円、1ユーロ134.2円 第4四半期:1USドル102.8円、1ユーロ140.8円に基づく

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は12日、2013年度(2014 年3月期)通期および第4四半期の決算を発表しました。社長のカルロス ゴーンは、「2016年度末までの必達目標である営業利益率8%達成と、ターゲットである市場占有率8%を目指した当社の中期経営計画『日産パワー88』に向けて、方策を加速させている。」と述べました。

ゴーンは、「日産は2013年度、堅実な成果を上げました。2014年は、さらに良い結果を出すことができるでしょう。私たちは『日産パワー88』の目標を達成するために、それぞれの市場に合った対応の強化、新しい生産工場での生産拡大、ブランドパワーの向上など、様々な手段を講じています。」と述べました。

日産は、第4四半期の高収益により、2016年度末に完了する「日産パワー88」の折り返し地点となる2013年度、純利益の目標を達成することができました。

日産は2013年度第4四半期、ブランド構築活動、製品品質、各地域の販売活動に改めて重点を置くと共に事業の有効性を向上させるために、新しい経営体制を構築しました。

2013年度、日産は新型車10車種を発売し、22の新技術を発表しました。全世界で最も販売台数の多いゼロ・エミッション車である電気自動車「日産リーフ」の販売台数は累計で11万台を超えました。また、日産は2020年までに自動運転車両を実用化することを約束しています。さらに日産は、ルノー・日産アライアンスを通じてより多くのシナジーを生み出し、より深い協力体制を構築していくことも目指しています。ルノー・日産アライアンスは先日、購買、生産・物流、開発、人事の4つの重要機能を統合しました。これは、2016年までに年間のシナジーを最低でも43億ユーロに増やすというルノー・日産アライアンスのコミットメントに貢献します。

ゴーンは、「これらの方策により、日産は6ヶ年計画の期間内に、『日産パワー88』を達成することができるでしょう。」と述べました。

<2014年度の見通し>

2014年度のグローバル販売台数は、前年同期比8.9%増の565万台となる見込みです。これは市場シェア6.7%に相当します。メキシコやブラジルなどの市場で新工場が操業を開始したことに加え、「キャシュカイ」、「ローグ」、ダットサン「GO」、インフィニティ「Q50」など新型車の販売が、これに寄与していきます。

上記の見通しに基づき、日産は、持分法に基づいた2014年度(2015年3月期)の業績予想を次の通り東京証券取引所に届け出ました。

2014年連結決算予想‐東京証券取引所届出ベース‐中国合弁会社に持分法を適用
売上高 10兆7,900億円
(1,079億USドル、770.7億ユーロ)
営業利益 5,350億円
(53.5億USドル、38.2億ユーロ)
経常利益 6,200億円
(62億USドル、44.3億ユーロ)
当期純利益 4,050億円
(40.5億USドル、28.9億ユーロ)
1USドル100円および1ユーロ140円で算出

* 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高や連結営業利益には東風の数値は含まれなくなります。

以 上