2014年第1四半期連結決算 (東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)* | 第1四半期 | 前年比 |
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売上高 | 2兆4,656億円 (241.3億USドル,176億ユーロ) |
+10.4% |
営業利益 | 1,226億円 (12.0 億USドル, 8.8億ユーロ) |
+13.4% |
経常利益 | 1,488億円 (14.6億USドル,10.6億ユーロ) |
+29.6% |
当期純利益 | 1,121億円 (11.0億USドル,8.0億ユーロ) |
+36.7% |
平均為替レート1USドル102.2円、1ユーロ140.1円 に基づく |
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は28日、2014年度第1四半期(4月〜6月の3ヵ月間)の決算を発表しました。
2014年度第1四半期の連結営業利益は1,226億円に増加、連結売上高は前年同期比10.4%増の2兆4,656億円、売上高営業利益率は5%となりました。
「当社は、売上と利益を増大し、この3か月間で着実に前進をしました。これには、新型車への需要拡大や、新工場投資による効果、北米、中国、ヨーロッパの市況改善などが貢献しました。今後も、継続した新車攻勢、競争力の強化や市場シェアを拡大する施策の実施、アライアンスの継続的なシナジー効果などにより、当社が通期見通しを達成する体制は整っています。」と、社長でCEOのカルロス ゴーンは述べました。
このような業績改善には、特に米国や中国などの重要な市場において、各々対前年同期比14.1%増、 21.1%増という好調な販売が寄与しています。また、「キャシュカイ」、「ローグ」、「エクストレイル」をはじめとした新型車は数々の賞に輝き、好調な販売を支えました。これらの3車種は全て、ルノー・日産アライアンスが独自に開発したコモン・モジュール・ファミリーの適用車種です。
2014年度第1四半期の当社のグローバル累計販売台数は、対前年比6.0%増の124万台となりました。
日産は、ゼロエミッションのリーダーシップを更に発揮しています。100%電気自動車「日産リーフ」のグローバル累計販売台数は、12万4千台を超え、史上最も売れているEVとして、その販売台数を伸ばし続けています。日産はゼロエミッション技術を小型商用車(LCV)セグメントにも導入し、6月には多用途とトップクラスの低ランニングコストを兼ね備えた「e-NV200」を発表しました。
日産は、中国の合弁会社比例連結ベースの業績も発表しました。2014年度第1四半期の連結売上高は、対前年比7.2%増の2兆6,918億円となりました。連結営業利益は前年同期比32.3%増の1,558億円となり、売上高営業利益率は1.1ポイント上昇し5.8%となりました。
2014年度の見通し
日産の2014年度のグローバル販売台数は、前年同期比8.9%増の565万台になる見通しです。メキシコやブラジルなどの市場で新工場が操業を開始したことに加え、「キャシュカイ」、「ローグ」、ダットサン「GO」、インフィニティ「Q50」など新型車の販売が、これに寄与していきます。
上記の見通しに基づき、日産は、2014年5月に東京証券取引所に届け出た中国の合弁会社を持分法で連結した2014年度(2015年3月期)の業績予想は、引き続き維持します。
2014年連結決算予想‐東京証券取引所届出ベース ‐中国合弁会社に持分法を適用 | |
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売上高 | 10兆7,900億円 (1,079億USドル、770.7億ユーロ) |
営業利益 | 5,350億円 (53.5億USドル、38.2億ユーロ) |
経常利益 | 6,200億円 (62.0億USドル、44.3億ユーロ) |
当期純利益 | 4,050億円 (40.5億USドル、28.9億ユーロ) |
1USドル100円および1ユーロ140円で算出 |
* 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高や連結営業利益には東風の数値は含まれなくなります
以 上