2014年度上期連結決算 (東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)* | 2014年度上期 (2014年4月〜9月) | 前年比 |
---|---|---|
売上高 | 5兆1,446億円 (499.5億USドル、370.4億ユーロ) |
+8.2% |
営業利益 | 2,619億円 (25.4億USドル、18.9億ユーロ) |
+18.0% |
経常利益 | 3,282億円 (31.9億USドル、23.6億ユーロ) |
+41.9% |
当期純利益 | 2,370億円 (23.0億USドル、17.1億ユーロ) |
+24.9% |
2014年度上期の平均レートである1USドル103.0円、及び、1ユーロ138.9円を使用しています |
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は4日、2014年度上期、及び、同第2四半期決算を発表しました。
日産は、いくつかの市場における不安定な経済状況にも関わらず、新型車の需要拡大、主要な北米市場での好調な販売、米ドルに対する円高是正の影響により収益を伸ばしました。
2014年度上期の営業利益は2,619億円となり、売上高営業利益率は5.1%となりました。売上高は前年同期から8.2%増の5兆1,446億円となりました。
「日産は、上期の厳しい市場環境を乗り越え、新車の好調な販売により堅実な売上げと利益を生み出しました。新車攻勢の継続、コスト管理の徹底、さらに、アライアンス戦略に基づいたシナジー効果の創出により、日産は、通期の当期純利益見通し達成に向けて順調に歩を進めています。」と、社長のカルロス ゴーンは述べました。
中国合弁会社を比例連結したベースでの2014年度上期売上高は、前年同期から8.2%増の5兆6,438億円となりました。営業利益は前年同期比25.7%増の3,326億円に達し、営業利益率は5.9%となりました。
今回の業績改善は、北米での好調な販売や西ヨーロッパの景気安定の兆候を反映しています。これは日本での需要低迷や、ロシアや他の新興市場の長期にわたる経済不安の状況を相殺しました。また、ルノー・日産アライアンスが開発したコモン・モジュール・ファミリーの適用車種である「キャシュカイ」、「ローグ」、「エクストレイル」など、数々の受賞歴のあるモデルの好調な販売も業績向上に寄与しています。
2014年度上期の当社のグローバル累計販売台数は、対前年比5.8%増の258万1千台となりました。
また、日産は、上期、ゼロエミッションのリーダーシップを拡大してきました。100%電気自動車「日産リーフ」のグローバル累計販売台数は、14万2千台を超え、史上最も売れている電気自動車として、その販売台数を伸ばし続けています。日産はゼロエミッション技術を小型商用車(LCV)セグメントにも導入し、6月には欧州において、多用途とトップクラスの低ランニングコストを兼ね備えた「e-NV200」を発売しました。
2014年度の見通し
日産は2014年度のグローバル販売台数を20万台減の545万台に変更しました。今後も北米での販売伸長が期待できるものの、新興市場や中国における販売台数の減少が見込まれるためです。
販売台数の減少が予想されるものの、北米市場での販売増や更なるコスト削減と為替状況を反映して、日産は、2014年度通期の営業利益および当期純利益予想の見直しは行わず、前回予想値を維持いたします。また、2014年5月に東京証券取引所に届け出た売上高予想については、若干の上方修正を行いました。通期の見通しは、2014年度の想定為替レートである、1USドル104円および1ユーロ138円を使用しています。日産は、中国の合弁会社を持分法で連結した2014年度(2015年3月期)の業績予想を以下の通り変更し東京証券取引所に届け出ました。
2014年度連結決算予想‐東京証券取引所届出ベース ‐中国合弁会社に持分法を適用 | |
---|---|
売上高 | 10兆8,000億円 (1,038.5億USドル、782.6億ユーロ) |
営業利益 | 5,350億円 (51.4億USドル、38.8億ユーロ) |
経常利益 | 6,200億円 (59.6億USドル、44.9億ユーロ) |
当期純利益 | 4,050億円 (38.9 億USドル、29.3億ユーロ) |
1USドル104円および1ユーロ138 円で算出 |
* 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高や連結営業利益には東風の数値は含まれなくなります。
以 上