日産自動車、2014年度通期決算を発表 当期純利益は4,576億円を計上

Carlos Ghosn(カルロス ゴーン) - 日産自動車株式会社 社長兼最高経営責任者(CEO)

2014年度連結決算
(東京証券取引所届出 ‐
中国合弁会社に持分法を適用)*

2014年度通期

前年比

売上高

11兆3,752億円
(1,036億USドル、820億ユーロ)

+8.5%

営業利益

5,896億円
(54億USドル、43億ユーロ)

+18.3%

当期純利益

4,576億円
(42億USドル、33億ユーロ)

+17.6%

2014年度通年の平均レートである1USドル109.8円、及び、1ユーロ138.7円を使用しています

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は13日、2014年度(2015 年 3月期)通期の決算を発表しました。

2014年度通期は、堅実な売上と利益を生み出すことが出来ました。コスト効率化や、継続的な円-ドル為替レートの是正に加え、北米や西ヨーロッパで特に好調な新車販売が、日本や一部の新興市場における厳しい市場環境の影響を相殺しました。

営業利益は5,896億円となり、売上高営業利益率は5.2%となりました。売上高は11兆3,752億円となりました。

2014年度第4四半期の営業利益は1,716億円、当期純利益は1,188億円となりました。売上高は前年同期比2.6%増の3兆2,867億円となりました。

中国合弁会社を比例連結したベースでの2014年度通期の売上高は、対前年比8.5%増の12兆4,063億円となりました。比例連結ベースの営業利益は対前年比18.6%増の7,186億円に達し、営業利益率は5.8%となりました。

社長兼CEOのカルロス ゴーンは、「日産は、競争の激しい市場で堅実な成果を残すことができました。当社の新型車に対する高い需要がこの成果を後押ししました。今年度も引き続き、新車および技術の市場投入、コスト・販売管理の徹底、ルノー・日産アライアンスによる更なるシナジー効果の創出によって、売上と利益を継続的に増加させることに焦点を当てていきます。こうした活動を通じて、当社は中期経営計画を確実に遂行します」と述べました。

2015年度の見通し

2015年度のグローバル販売台数は4.4%増の555万台を見込んでいます。これはグローバル市場シェア6.5%に相当します。日産「マキシマ」、「ラニア」、インフィニティ「Q30」を含む新型モデルが、2015年度の販売成長に寄与するものと見込まれます。

上記の見通しに基づき、日産は2015年度(2016年3月期)の業績予想を次の通り東京証券取引所に届け出ました。

2015年度連結決算予想
(東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)*

売上高

12兆1,000億円
(1,052億USドル、931億ユーロ)

営業利益

6,750億円
(59億USドル、52億ユーロ)

経常利益

7,650億円
(67億USドル、59億ユーロ)

当期純利益

4,850億円
(42億USドル、37億ユーロ)

1USドル115円および1ユーロ130円で算出

* 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高や連結営業利益には東風の数値は含まれなくなります。

2014年度決算の詳細については、以下より資料をダウンロード頂けます。
http://www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/

以 上