日産自動車、革新的な新型「マイクラ Gen5」を世界初披露:

Bセグメントの新型「マイクラ Gen5」は、新次元のダイナミズム、スタイル、先進技術搭載を実現
マイクラ エクステリア1

  • 新しいアプローチが凝縮された人目を引くデザイン
  • 「ニッサン インテリジェント モビリティ」を具現化するインテリジェントエマージェンシーブレーキ、車線逸脱防止支援システム(LDP)など、上級セグメントモデルに搭載の先進技術を採用
  • ダウンサイズエンジンと先進的な空力性能による効率的かつ俊敏な走りを実現
  • ユニークなボディカラーのバリエーションとパーソナライゼーションプログラムを採用

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は29日、2016年パリモーターショーで革新的かつ独創的な5代目となる新型「マイクラ」を世界初公開しました。

世界最大のハッチバック市場である欧州をターゲットに開発した新型「マイクラ Gen5」は、ボディの長さを特徴付ける印象的なキャラクターライン等が、人々の目を惹くデザインとなっています。また、同車のボディは、歴代のモデルと比べて、低く、幅広く、そして長い室内空間となっています。 さらに、新しいダウンサイズターボエンジンにより、俊敏な走りを実現しました。充実した安全装備も採用しています。

日産CEOのカルロス ゴーンは、「30年以上前にデビューした初代『マイクラ』の登場は小型ハッチバックセグメントにおける革命であり、日産にとって新たな歴史の幕開けでした。5代目となる『マイクラ』は、初代と同様に革新的であり、ハッチバックがお客さまに何をもたらすことができるのか、何をもたらすべきなのかという期待を高めてくれるクルマです。『キャシュカイ』や『ジューク』などの特徴的なモデルに引き続き、新しい『マイクラ Gen5』も、自動車デザインにおけるリーダーという日産のポジションを確固たるものにします。また、このクルマは、世界中のBセグメントの中で最も台数規模が大きく、最も競争が激しい欧州の同セグメントでトップになるという私たちの意志の表れです」と語りました。

デザイン
「マイクラ Gen5」は、2015年のジュネーブモーターショーで公開したコンセプトカー「スウェイ」のデザインを忠実に再現し、シグネチャーデザインキューとエモーショナルで彫刻的なボディ形状より、日産の最新のデザインランゲージを体現しています。デザインキューには、リヤエンドに至るキャラクターラインの出発点となる特徴的なVモーショングリル、ブーメラン型ランプ、開放感を感じさせるフローティングルーフなどがあります。また、Cピラーに隠れたリヤドアハンドルやスポイラーにまで伸びるルーフラインで、クルマの空力性能とスタイルの良さを両立させています。

車体色は、印象的な外観に合わせて、「エナジーオレンジ」など、10色の鮮やかで洗練された色を設定しています。また、エクステリアおよびインテリアのパーソナライゼーション用オプションにより、125種類のバリエーションの選択が可能で、お客さまは新型「マイクラ Gen5」でオリジナルのスタイルを作り出すことができます。

同車は、ドライバーの快適性に重点を置いています。ドライビングポジションを低くすることでより安心感のあるドライビングを可能にしました。また、可動域が長くなったシートスライドや、ステアリング、ペダルおよびシフトレバーの位置を最適化する事により、より多くのお客様の体型に合わせた理想的なドライビングポジションを提供します。また、拡大された全幅および長くなったホイールベースにより、クラストップレベルの室内空間の広さを実現しました。また、「グライディングウィング」形状のダッシュボードが、洗練された広々感を与えています。

搭載技術
「マイクラ Gen5」は、欧州における日産のBセグメントモデルとして充実した安全装備を全グレードで備え、「ニッサン インテリジェント ドライビング」を体現するモデルです。欧州のBセグメントで初採用となる「車線逸脱防止支援システム(LDP)」や日産ブランド車としては欧州初となる「歩行者認識機能付きインテリジェントエマージェンシーブレーキ」を搭載しています。また、上級セグメントに搭載されている「インテリジェントアラウンドビューモニター」、「標識検知機能」、「ハイビームアシスト」、「ブラインドスポットワーニング」などの技術も採用しました。これらの先進安全装備は、自動運転の要素技術でもあり、「ニッサン インテリジェント モビリティ」にとって必要不可欠な技術です。

「マイクラ Gen5」専用の機能には、Bose社と日産のコラボレーションによって開発された「Bose® Personal® サウンドシステム(6スピーカー)」があります。このサウンドシステムには、運転席のヘッドレストに2つのBose UltraNearfield™スピーカーを搭載しており、Bose PersonalSpace™ヴァーチャルオーディオテクノロジーとの組み合わせによりドライバー向けに最適化され、引き込まれるような音質を実現しています。ドライバー以外の乗員は、フロントドアに搭載されたパワフルな低音性能を発揮するBose Super65スピーカーと、クリアなサウンドを届ける左右のAピラーに配置されたツイーターでサウンドを楽しむことができます。

また、同車には、7インチフルカラーセンターディスプレイが搭載され、オーディオシステム、カーナビゲーション、携帯電話、Apple CarPlayを経由してダウンロードしたアプリケーションやSiriの音声コントロールを利用することができます。

シャシーとドライブトレイン
「マイクラ Gen5」は、快適な乗り心地を実現する「アクティブライドコントロール」と、アンダーステアを低減し軽快なハンドリングをサポートする「アクティブトレースコントロール」を搭載しています。両システムは、欧州の「キャシュカイ」と「エクストレイル」にも採用されている運転の楽しさと安心を両立する革新的な技術です。また、ブラシレス電動パワーステアリングシステムを搭載し、ステアリングフィールとレスポンスを向上させました。

同車はキャビン内のノイズの大幅低減に注力しました。その一環として、高性能な遮音材を採用し、空力性能の最適化を図りました。また、ルーフスポイラーとサイドスポイラーを一体化することで、これまでにない高い空力性能を実現し、ハッチバックではトップレベルのCd値 0.29を達成しています。

「マイクラ Gen5」は、エンジンの効率も大幅に向上させました。同車は、どちらも90馬力を有する0.9リッターターボチャージャー付3気筒ガソリンエンジンと1.5リッターディーゼルエンジンの2タイプをラインアップに揃えます。また、73馬力の1.0リッター自然吸気ガソリンエンジンも追加予定です。改善された空力性能と高効率のエンジンラインアップは、「ニッサン インテリジェント パワー」の実現に向けた更なる前進を意味しています。

「マイクラ Gen5」は、印象的なデザインと革新的な技術を採用し、安心感のある軽快なドライビングパフォーマンスを提供することで、従来のBセグメントのお客さまの期待を大きく上回るものに仕上がっています。 他と一線を画す特徴的なデザインと大胆なボディカラーを採用したエクステリア、広々とした室内空間と先進技術が、従来のBセグメントのハッチバックでは物足りないお客さまや、上級セグメントの仕様とコンパクトな車両サイズの両立を求めるお客さまに適しています。

新型「マイクラ Gen5」は、ルノー・日産アライアンス戦略の一環として、フランスにあるルノーのフラン工場で生産し、2017年3月に欧州で発売予定です。

 

主要諸元 (現行モデルとの比較)

全長

3,999mm (+174mm)

全幅

1,743mm  (+77mm)

全高

1,455mm (-55mm)

ホイールベース

2,525mm (+75mm)

 

エンジン主要諸元

型式

HR09DET
0.9リッター
ターボチャージャー付
ガソリンエンジン

K9K
1.5リッター
ディーゼルエンジン

BR10DE
1.0Lリッター 
自然吸気
ガソリンエンジン

シリンダー数

3気筒

4気筒

3気筒

最高出力
(kW/hp)

66/90

66/90

54/73

最大トルク
(Nm)

140
+10 オーバーブースト時

220

95

トランスミッション

5MT

5MT

5MT

*仕様は仕向地によって異なる可能性があります。また、数値は社内測定値です。

以上