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日産自動車、2016年度通期決算を発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人)は11日、2016年度通期の決算を発表しました。

米国、中国、西欧での好調な販売が、為替の逆風や低成長が続く新興国市場での販売を一部補い、2016年度通期の連結営業利益は7,422億円、売上高は11兆7,200億円となりました。

 

2016年度通期の財務実績
中国合弁会社に持分法を適用した2016年度通期の財務実績は次の通りです。

2016年度通期連結決算
(東京証券取引所届出 - 中国合弁会社に持分法を適用)注1
2015年度2016年度2016年度
(2015年度と同様の為替レート前提)
  前年比 前年比
売上高 12兆1,895億円 11兆7,200億円 △3.9% 12兆9,750億円 +6.4%
営業利益 7,933億円 7,422億円 △6.4% 1兆241億円 +29.1%
売上高営業利益率 6.5% 6.3% △0.2ポイント 7.9% +1.4ポイント
経常利益 8,623億円 8,647億円 +0.3% - -
当期純利益 注2 5,238億円 6,635億円 +26.7% - -
2016年度通年の平均レートである1USドル108.3円、及び1ユーロ118.7円を使用しています。

 

中国合弁会社を比例連結した会計基準では、営業利益は8,824億円、売上高は12兆8,400億円となります。

 

グローバル販売状況
2016年度通期のグローバル販売台数は563万台となりました。

米国における日産の販売台数は前年比4.2%増の158万台となり、市場占有率は9.0%に達しました。「ローグ」と「アルティマ」を中心に、販売は堅調です。

会計年度が暦年ベースの中国では、日産の販売台数は前年比8.4%増の135万台となり、市場占有率は5.0%となりました。ロシアを除く欧州では、前年比7.2%増の68万3,000台を販売し、市場占有率は3.8%となりました。SUVの「キャシュカイ」とピックアップの「ナバラ」が販売をけん引しています。

これらの主な市場における販売増が、年度前半に軽自動車の燃費不正問題により苦戦を余儀なくされた国内市場を補いました。2016年度通期の国内販売は55万7,000台となり、市場占有率は11.0%となりました。アジア、オセアニア、中南米、中東、およびアフリカを含むその他市場における日産の販売台数は、前年比3.3%減の80万8,000台に留まりました。

2017年度通期の見通し
2017年度通期のグローバル販売台数は583万台を見込んでいます。最近発売した「マイクラ」、「アルマーダ」、「キックス」、及び日本の「ノートe-POWER」や「セレナ」を含む新型車が台数増に寄与する見込みです。

上記台数予測に基づき、2017年度の通期予想を東京証券取引所に届け出ました。中国合弁会社に持分法を適用した2017年度通期予想は次の通りです。

2017年度連結決算予想
(東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)
注1
売上高 11兆8,000億円
営業利益 6,850億円
当期純利益 注2 5,350億円
1USドル108円および1ユーロ118円で算出

 

2017年度の通期配当は、10.4%の増配に相当する一株当たり53円を見込んでいます。

 

注1) 2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。

注2) 親会社株主に帰属する当期純利益

 

当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
http://www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/

以 上