MOTUL Team RJNは不運に見舞われながらも速さを見せた

ブランパンGTシリーズ エンデュアランスカップ 第2戦シルバーストーンレポート
MOTUL Team RJNは不運に見舞われながらも速さを見せた

5月13-14日 シルバーストーンサーキット(イギリス)
ブランパンGTシリーズ エンデュアランスカップの第2戦がイギリス・シルバーストーンサーキットで開催され、開幕戦に続き「MOTUL Team RJN」から2台のNissan GT-R NISMO GT3が参戦した。千代勝正、アレックス・バンコム(英国)、ルーカス・オルドネス(スペイン)がステアリングを握った#23 GT-Rは16位でフィニッシュ。マット・パリー(英国)、ストルアン・ムーア(英国)、マット・シモンズ(豪州)組の#22 GT-Rは24位完走という結果だった。

 

 

予選では、オルドネスがQ1で開幕戦に続き全55台中のトップタイムを、Q2では千代が3位のタイムを記録。Q3を担当したバンコムはタイヤを交換してコースインした。徐々にペースを上げ、トップ6に入るタイムで最終セクターに入っていったところで赤旗が掲示。セッションが中断される不運で22番グリッドからのスタートとなった。一方、#22 GT-Rは14位で予選を終えた。

決勝レースでは、#23GT-Rのオルドネス、#22GT-Rのムーアともにスムーズなスタートを切った。2台のGT-Rはトップ10圏内まで浮上する健闘を見せたが、セーフティーカーが導入されたタイミングが悪く、順位を落とすこととなった。さらに終盤、千代のドライブ時間がレギュレーションで認められた時間を14秒オーバーしていたため、#23 GT-Rにはドライブスルーペナルティが課せられた。

#23GT-R アレックス・バンコムのコメント
「前があいている時には2分2秒台で走れていたので、レースペースとしてはかなりいい感じでした。私のスティントの中盤でペナルティを消化したため、16位まで順位を落としたのは残念でしたが、次のポールリカールではいい結果を出せると思います」

#23GT-R 千代勝正のコメント
「練習走行から常にトップ10に入るスピードがありましたが、Q3のアタック中に赤旗が出てしまい、苦しいレースになりました。決勝レースの自分のスティントでは終始接近戦でのバトルになりましたが、アレックスに繋いだ時点で大きく順位を上げることができました。でもトップ10に入った矢先に、痛恨のペナルティが出てしまいました。一つでも歯車が狂うと中々流れを取り戻す事が出来ない、ブランパンGTシリーズの難しさを痛感したレースでした。次のポールリカールで良い結果を出せるように、またチームと共に準備していきます。今回も沢山の応援ありがとうございました」

 

以上