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日産自動車、2017年度第1四半期決算を発表

 

  • 原材料費の高騰、為替変動の影響、加えて主要市場の成長が想定より鈍化する中、当初の想定に沿ったレベルの業績を報告
  • 国内販売は45.6%増、米国では全需が減少する中1.2%の販売増、中国では5.3%増、欧州では1.1%増、アジア、オセアニア、中南米、中東、アフリカを含む他市場では1.2%増

 

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:西川廣人)は27日、2017年度第1四半期(4月~6月の3ヵ月間)の決算を発表しました。

2017年度第1四半期の連結営業利益は1,533億円、連結売上高は2兆7,604億円となりました。当期は総じて想定通りの業績となり、今後も継続的な新車攻勢により収益性の向上を見込んでいます。

 

2017年第1四半期の財務実績
中国合弁会社に持分法を適用した2017年度第1四半期の財務実績は次の通りです。連結営業利益は、主にカルソニックカンセイ株の売却による条件の変更に加え、為替変動および原材料高騰が影響し、前年比12.8%減となりました。当期純利益は、1.1%減となりました。

 

2017年度第1四半期連結決算

(東京証券取引所届出
‐中国合弁会社に持分法を適用)注1
2016年度
第1四半期
2017年度
第1四半期
前年比
売上高 2兆6,545億円 2兆7,604億円 +4.0%
営業利益 1,758億円 1,533億円 -12.8%
売上高営業利益率 6.6% 5.6% -1.0ポイント
経常利益 1,982億円 1,896億円 -4.4%
当期純利益 注2 1,364億円 1,349億円 -1.1%

中国合弁会社の業績を比例連結した会計基準では、営業利益は1,857億円となりました。売上高は3兆300億円、売上高営業利益率は6.1%となりました。

 

グローバル販売状況
2017年度第1四半期のグローバル販売台数は5%増の135万1,000台となりました。

国内販売は、軽自動車の販売再開や、「ノート e-POWER」、自動運転技術「プロパイロット」を搭載した「セレナ」など登録車の高い人気に伴い、45.6%増の13万1,000台となりました。これに伴い、市場占有率は2.6ポイント増の10.9%となりました。

米国における日産の販売台数は、「ローグ」や最近発売した「ローグ スポーツ」などのSUVが引き続き牽引し1.2%増の40万3,000台となり、市場占有率は0.4ポイント増の9.1%となりました。

会計年度が暦年ベースの中国では、日産の販売台数は5.3%増の31万4,000台となり、市場占有率は前年と同様の4.7%となりました。

ロシアを含む欧州では、日産の販売台数は1.1%増の18万5,000台となりました。ロシアを除いた販売台数は、0.2%減の16万2,000台となりましたが、これは主にモデルチェンジのタイミングによる影響で、想定通りの結果となりました。市場占有率は前年横ばいの3.6%となりました。

アジア、オセアニア、中南米、中東、アフリカを含む他市場における日産の販売台数は、市場により需要の動向に差があるものの1.2%増の18万8,000台となりました。

 

2017年度通期の見通し
2017年度通期のグローバル販売台数は583万台を見込んでおり、5月の発表から変更はありません。
「ローグ スポーツ」、「キャシュカイ」、「エクストレイル」、「キックス」、「ナバラ」及び「日産リーフ」などの新型車が台数増に寄与する見込みです。

2017年度の通期の財務予想についても変更はありません。中国合弁会社に持分法を適用した2017年度通期財務予想は次の通りです。

2017年度連結決算予想
(東京証券取引所届出 ‐ 中国合弁会社に持分法を適用)注1
売上高 11兆8,000億円
営業利益 6,850億円
当期純利益 注2 5,350億円

2017年度の通期配当は、10.4%の増配に相当する一株当たり53円を見込んでいます。

 

注1)2013年度から中国の合弁会社 東風汽車有限公司の連結方法が変わり、持分法が適用されています。本会計基準では、連結当期純利益に変化はないものの、連結売上高と連結営業利益には東風汽車の数値は含まれなくなります。

注2) 親会社株主に帰属する当期純利益

当社決算の詳細については、以下より資料をダウンロードいただけます。
http://www.nissan-global.com/JP/IR/FINANCIAL/

以 上