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日産自動車、フーガハイブリッドに搭載する2つの世界初の技術を開発

電動油圧式電子制御 パワーステアリング 油圧シリンダー

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は、今秋発売予定の高級ハイブリッド車「フーガ ハイブリッド」に2つの世界初の新技術「電動油圧式電子制御パワーステアリング」「電動型制御ブレーキ」を搭載すると発表した。

日産では、優れた環境性能と自動車が持つ本来の魅力である操る楽しさを両立させることを目指している。「フーガ ハイブリッド」に搭載するハイブリッドシステムは、エンジンとモーター、駆動輪の間にそれぞれ電子制御クラッチを備える独自の構造(Intelligent Dual Clutch Control)により、高い環境性能と同時に、ガソリン車を超えるレスポンスの良いリニアな加速、一体感のある爽快な走りを実現させる。

今回発表したステアリングならびにブレーキシステムも、独創的でシンプルなメカニズムと高度な電子制御により、ハイブリッド車ならではの環境性能のみならず、高い信頼性と、クルマとの一体感を楽しめるきめ細やかで自然な操作感を実現させていることが特長である。

電動油圧式電子制御パワーステアリング
本パワーステアリングは、電動油圧式パワーステアリングとして、世界で初めて操舵時のみモーターが作動する方式を採用し、複数の部品を一体化することで小型化も実現した。自然で滑らかな操舵感の油圧式パワーステアリングと、燃費向上に有効な電動式パワーステアリング、それぞれのメリットを共有させた、高級スポーツセダンである「フーガ」にふさわしいシステムとしている。

システム概念図

電動油圧式電子制御パワーステアリング

電動型制御ブレーキ
電動型制御ブレーキは、モーターが直接ブレーキシリンダーを作動させる世界初の倍力装置を採用した。運転者がブレーキペダルを踏むと、自然なフィールで必要な制動力を確保しつつ、ハイブリッドの走行用モーターによって発電するエネルギー回生効果が最大限になるよう、摩擦ブレーキの油圧を最適に制御する。モーターが直接ブレーキシリンダーを作動させるシンプルな構造とすることで、様々な車両への適用を可能としている。

システム概念図

電動型制御ブレーキ

日産は、同社の中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム2010」に基づき、CO2排出量の削減に、真に実効性のある技術・商品・サービスを投入していく。今回発表の技術も、この考え方に基づくものである。

以 上