日産自動車 8月度生産・販売・輸出実績(速報)

日産自動車 8月度生産・販売・輸出実績(速報)


グローバル生産(国別)

 

8   月
(台)

前年同月比
(%)

累   計
01年1月〜8月

前年同期比
(%)

乗用車

73,887

-1.6

720,563

-5.9

商用車

15,777

+17.4

119,093

-5.2

国内生産

89,664

+1.3

839,656

-5.8

 

米国

27,882

-20.8

200,091

-20.0

メキシコ

32,257

-9.5

215,354

+6.9

英国

16,620

-13.3

205,677

-4.4

スペイン

3,177

-50.7

101,123

+28.7

その他

5,516

-46.4

67,073

-22.0

海外生産

85,452

-20.0

789,318

-5.0

グローバル生産

175,116

-10.0

1,628,974

-5.2

注1.)  その他は、台湾、タイ、フィリピン、南アの生産台数の合計。但し、CKD分を除く。

主要市場販売(地域別)

 

8  
(台)

前年同月比
(%)

  
01年1月〜8月

前年同期比
(%)

 

乗用車

27,543

-2.8

341,095

-1.8

商用車

13,468

+7.6

168,323

+12.8

国内登録

41,011

+0.4

509,418

+2.6

 

米国

59,075

-15.7

467,316

-9.5

カ ナ ダ

4,488

-5.7

34,000

+10.9

メキシコ

16,121

+4.3

120,361

+12.9

北米

79,784

-11.8

622,522

-4.9

欧州

26,447

-16.9

339,493

-6.7

注2.) 日本は、軽を除き、海外生産車を含む登録ベース。
    乗・商の区分は、車種(シャシーベース)を基準に集計。
注3.) 米国は、ハワイを含む小売ベース。
    8月の稼働日調整済みの前年同月比は-15.7%。
    ニッサン・ディビジョン: 52,905台、  インフィニティ・ディビジョン: 6,170台
注4.) カナダとメキシコは、小売ベース。
注5.) 北米は、グアム、サイパン等の諸島を含む小売ベース。
注6.) 欧州は、全欧小売ベース。

輸 出

 

8 月
(台)

前年同月比
(%)

累 計
01年1月〜8月

前年同期比
(%)

 

乗用車

35,170

-6.4

286,450

-18.2

商用車

8,500

+11.3

54,767

-13.2

合計

43,670

-3.4

341,217

-17.4



 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴ−ン)は25日、8月度の生産・販売・輸出実績(速報)をまとめた。(対前年比は前年確報値との比較。)8月のグローバル生産は対前年同月比-10.0%となった。日本、北米、欧州の3大主要市場の販売合計は同-9.7%と前年同月実績を下回った。

1.生産
 8月のグローバル生産は175,116台(対前年同月比-10.0%)となり、7ヶ月連続で前年同月実績を下回った。

 8月の国内生産は89,664台(対前年同月比+1.3%)となり、8ヶ月ぶりに前年実績を上回った。これは、主に9ヶ月連続で前年を上回った堅調な国内販売によるものである。

 8月の海外生産は、85,452台(対前年同月比-20.0%)となった。米国生産は、ニッサン・アルティマのフルモデルチェンジ立ち上がりの影響と、コンパクトトラックセグメントの需要減により同-20.8%となった。新型アルティマの生産は8月初旬に開始されており、9月中に本格生産のレベルまで引き上げる。メキシコでは、米国向け車両の需要減により同-9.5%となった。
 欧州では、英国生産が量販車需要の低迷により同-13.3%となり、スペインでは前年同月に比べ稼働日が少なかったこと、旧型車種の生産を打ち切ったこと、四駆車の需要に陰りが出たことにより同-50.7%となった。その他の地域では、全体で同-46.4%となった。これは、南アフリカで行われたストライキによる生産減少に加え、タイにおける新型ピックアップトラックへの切り替えにより一時的ながらも相当数の影響があったためである。

2.販売
 8月の国内登録は、41,011台(対前年同月比+0.4%)となり、9ヶ月連続で前年同月実績を上回った。これは最近マイナーチェンジを行ったリバティや車種を追加したエルグランドに加え、新型スカイラインおよびNRP以降に発売された新型車が引き続き好調だったためである。8月の国内シェアは16.0%と前年同月を0.8ポイント下回った。

 8月の米国での日産販売は、主に旧型アルティマの最終売り切り時期であったこととトラック市場での熾烈な競争が継続したことにより、対前年同月比-15.7%(稼働日未調整)となった。新型アルティマは8月30日の発売であり、10月以降全面的に販売に好影響を与えるものとみている。また8月のカナダでの販売は同-5.7%となったが、セントラの需要は引き続き強かった。メキシコは全需が5ヶ月ぶりに前年実績を上回り、日産はツルの好調な販売により同+4.3%となった。

 8月の欧州での日産販売は、英国で好調だった一方、ドイツ、フランス、スペイン等の主要市場において続く競争環境の激化により販売が落ち込み、欧州全体で同-16.9%となった。

3.日本からの輸出
 8月の輸出は、43,670台(対前年同月比-3.4%)となった。輸出台数減少の主な理由は、日産が生産の現地化を進めたことと、中国政府によるCBUへの特別関税課税のため中国向け輸出が停止したことである。一方、中近東向けは8月末発売にむけて新型ピックアップトラックの輸出が本格化したため大幅増となった。

以 上