日産自動車、「踏み間違い衝突防止アシスト」を年内に商品化

日産自動車、「踏み間違い衝突防止アシスト」を年内に商品化

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス・ゴーン) は12日、ブレーキとアクセルの踏み間違いによる事故の軽減を目的とした「踏み間違い衝突防止アシスト」技術を開発し、年内にエルグランドに採用することを発表しました。

日産は今までも衝突の回避を支援するテクノロジーの開発に注力し、安全技術を商品化してきました。その中のひとつに「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」があり、一部仕様向上するエルグランドに本年末までに採用される予定です。エルグランドは、これまでもアラウンドビューモニター、移動物検知(Moving Object Detection)機能等、先進安全装備を世界に先駆けて採用しており、この踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)についても、同車から搭載していきます。

本技術は、駐車場等で運転者がブレーキと間違えてアクセルを踏みこんだ結果、クルマが暴走、壁などに衝突する踏み間違い事故の軽減を目的としています。アラウンドビューモニターの4台のカメラと超音波ソナーを使い、クルマが現在いる場所が駐車スペースなのか、進行方向に壁などの障害物が存在するかを検知し、必要に応じて加速を抑制するとともに衝突の前にブレーキが作動するシステムです。

踏み間違い衝突防止アシスト

日産は交通事故による死亡・重傷者数を実質ゼロにすべく、Vision Zero (ビジョンゼロ) という安全目標を掲げています。この目標を達成する推進力となるのが、車が置かれている状態を、「危険が顕在化していない」状態から「衝突後」にいたる6段階で捉え、それぞれの状態で発生する危険要因に対して最適なバリアを働かせる<セーフティ・シールド>というコンセプトです。商品化する「踏み間違い衝突防止アシスト」はこの取り組みに基づいています。日産は今後もセーフティ・シールド・コンセプトに基づき、安全技術を進化させていきます。

ブルーシチズンシップ

ブルーシチズンシップ
ブルーシチズンシップは「人々の生活を豊かに」というビジョンを実現するための、私たち 日産の決意です。日産はお客さま、株主、従業員、地域社会を大切に思い、将来にわたって価値ある永続的なモビリティの提供に努めます。事業を通じて経済貢献すると同時に、社会の一員として、持続可能な社会の実現をめざします。

ロングリリース:「安全」(PDF)

以 上