日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、「ムラーノ」をフルモデルチェンジし、9月29日より全国一斉に発売する。
「SHIFT_design」 ムラーノはデザインをシフトする
独創のクロスオーバーSUVがさらなる進化を遂げ、時代の先端を走り続ける
初代「ムラーノ」は2002年に北米市場に投入され、その斬新なデザインやスポーティな走行性能により高い評価を得てきた。さらに他の市場からの強い要望を受け、最終的には世界80カ国を超える国々で販売されるにいたった。日本では2004年9月から販売を開始し、独自のプレゼンスを築き上げてきた。新型「ムラーノ」は、初代の持つムラーノらしさを継承しつつ、さらに進化させ、圧倒的な存在感のプレミアムSUVとして開発された。 存在感のあるデザイン、新型プラットフォーム(D-プラットフォーム)の採用によるスポーティでしっかりとした走り、さらに静かで快適な乗り心地、スイートルームのようなゆったりとした上質な空間、快適性を演出する様々な装備をあわせ持っている。
新型「ムラーノ」はグローバルモデルとして、今年1月の北米での発売を皮切りに、世界約170ケ国で発売を予定している。
新型「ムラーノ」の主な特長は以下の通り。
- “モダンアートデザイン” 曲線美が印象的で存在感あるエクステリアと作り込まれた上質なインテリア
- “プレミアムドライビング” あらゆるシーンで意のままに操れるスポーティさと快適性を高次元で両立
- “スイートルーム” 広くて上質なキャビンと心地よさを演出する利便装備
<販売目標台数> 900台/月
<発表展示会> 10月4日(土)、5日(日) 、10月11日(土)、12日(日)、13日(月)
新型「ムラーノ」の車両概要は以下のとおり。
- デザイン
エクステリア
伸びやかな面と曲線を組み合わせたボディデザイン- グリルからエンジンフード、ルーフからリヤまで連続性のある面が一気に流れる伸びやかなシルエット。
- 力強いフロントバンパー。
- ラジエーターグリルと4連プロジェクターデザインヘッドランプを巧みに融合した、ワイドかつ先進性のあるフロントマスク。
- フェンダーと好対照をなすボディサイドの立体的な凹面造形。
- 「ムラーノ」らしさを受け継いだ、後端が跳ね上がったウインドウグラフィックス。
- 日産国内新色のグレイッシュブロンズ、ダークブルーを加えた、全7色のボディカラー。全色に塗装表面の擦りキズ痕が復元するスクラッチシールドを標準設定。
初代「ムラーノ」らしさを継承しながらも、曲線を基調としたモダンデザインに進化- ラグビーボールシェイプでありながらも、左右非対称なデザインによる、他車にはないモダンなコックピット。
- 大径化、ファインビジョン化すると同時にリング照明を採用した先進的で視認性の高いメーター。
- 本アルミとクロームメッキなどを効果的に組み合わせ、多様な機能をスタイリッシュに融合させたセンタークラスター。
- 時代のニーズに応える安心感と、多様な断面による美しい立体表現を追及し、高い質感を実現したインストルメントパネル。
- クルーザーをイメージした形状と贅沢なボリューム、柔らかな感触が高級感をあたえるセンターコンソール。
- インストルメントパネルとつながることで包まれ感を演出しつつ、本アルミとソフトパッドで上質に仕上げたドアトリム。
- 贅沢なボリュームと柔らかなタッチが心地良く、ステッチを施したアームレスト。
- ゆったりとしたスペースに、心地良いシート形状や素材をあしらったもてなしの後席空間。
- あらゆるシーンで意のままに操れるスポーティさと快適性を高次元で両立
エンジン/トランスミッション
- VQ35DEエンジンは、エクストロニックCVTとの協調性を追求し、加速性能とダイレクト感、加速度をドライバーの意のままにコントロールできるドライバビリティを両立。
- QR25DEエンジンは、フリクション低減により、燃費性能と出力向上を実現。また、吸排気系の径拡大や圧縮比のアップにより、広い速度域でトルクと出力を向上。
- 全車にアダプティブシフトコントロール(ASC)付きの新型エクストロニックCVTを採用。ASCによりドライバーの運転スタイルや走行環境に応じて動力性能と燃費性能の双方が最適になるよう、変速タイミングを調整。
- フラットで快適な乗り心地とプレミアムセダン並みの静粛性、優れた操縦安定性を高いレベルで実現する、D-プラットフォームを採用。
- フロント側は新ジョイントメンバー構造の採用や左右ショックアブソーバー間の結合強化、リヤ側はリヤサイドメンバーの断面拡大や左右ショックアブソーバー間の結合強化、クロスメンバーの追加等により高剛性ボディを実現。グレードの高い超ハイテン材(780MPa級)を多く採用するとともにマルチロードパスボディを採用し、ゾーンボディを進化させることで、高い衝突安全性能の実現と軽量化を両立。
- 4輪リバウンドスプリング内蔵の新開発サスペンションを採用し、車体安定性に加え乗り心地も大幅に向上。またフロント・リヤとも新リンクジオメトリーに変更するとともに、取り付け点の剛性アップにより、振動を伝えにくくし、車体の安定性を向上。
- 車速感応式パワーステアリングは、低速時には取り回しがしやすく、中速から高速にかけてはダイレクトな操作感を実現。
- ALL MODE 4X4-iの採用により、滑りやすい路面でも、最適な前後トルク配分を行い、ドライバーが思い描く自然でなめらかなコーナリングラインを実現。
- 吸遮音材を最適位置に配置することで、外部から入ってくる騒音を効果的に遮断・減衰。フロアカーペットの吸音効果を高めることにより、床面から室内に入ってきた音を減衰。また、床下設置したディフレクターにより床下の風切音を低減したほか、リヤマフラーの角度の最適化などにより、高速走行時の静粛性を向上。
- クルマの使い勝手を大きく向上させる快適な装備
- ガラスルーフとフロントウインドウのつなぎ目を1枚のパネルのようにした「スタイリッシュガラスルーフ」を採用。前席には電動ガラスルーフ機構を採用、インナーシェードは前席・後席ともに電動で開閉可能。(350XV FOUR/250XV FOURに標準装備)
- 室内空調のような柔らかな空気の流れで、風を直接体に受けずに快適さを得られるマイルドフローエアコンを採用。
- 後席、運転席および助手席に備えたLEDの雰囲気照明が、ヘッドランプ点灯時やドアオープン時などにいろいろな組み合わせで点灯する、キー連動室内照明システムを採用。
- 6:4分割可倒式リヤシート(電動復帰タイプ)は、ラゲッジルームの左右に配置した前倒しレバーを引くだけ倒すことが可能。また、復帰スイッチを押すだけで倒れているシートバックを電動で復帰可能。(メーカーオプション)
- ラゲッジ分割機構はワンタッチで簡単にラゲッジボードを開けることができ、中の仕切りネットにより、走行中の荷物の転がりを防止。
- ステアリング横の運転席スイッチまたは、リモコンキーにより電動で開閉可能なリモコンオートバックドアを採用。(メーカーオプション)
- 圧倒的な臨場感を演出するBOSEサウンドシステムを採用。11個の高性能スピーカーにより、音源を忠実に再現し、プレミアムな音響空間を演出。(メーカーオプション)
- タッチパネル操作を可能とし、使い勝手を大幅に向上させたカーウイングスナビゲーションシステム(HDD方式)を採用。ナビ機能に加え、ミュージックボックス、DVDオーディオ&ビデオ再生機能など、エンターテインメント機能も充実。ブルートゥースハンズフリー機能も搭載。(メーカーオプション)
- インテリジェントキーシステムを搭載。キーIDに対応した電動ステアリングロック、エンジンイモビライザーなどにより、車両盗難防止機能を向上。
- 車両左前方の死角を減らし、道路端への幅寄せや駐車、狭い道でのすれ違いなどをサポートするサイドブラインドモニターと、小型CCDカメラにより後方視界をカラー表示するバックビューモニター。
- 「クリーンな空気」、「人に(肌に)やさしい」、「清潔、きれい」という3つの視点に立って開発した、室内環境関連装備を搭載。
<その他の主な安全、環境対応技術>
- バイキセノンヘッドランプ
- フロントバンパー組込みハロゲンフォグランプ*1
- フロント雨滴感知式無段間けつワイパー(フラットブレードタイプ)
- 高輝度LEDリヤコンビネーションランプ
- ABS(アンチロックブレーキシステム)
- VDC(ビークルダイナミクスコントロール)+ブレーキLSD
- 全席低フリクションシートベルト
- 後席ELR付3点式シートベルト(3席)
- 高強度安全ボディ(ゾーンボディ)
- 歩行者傷害軽減ボディ
- 運転席・助手席SRSエアバッグシステム
- 運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム
- SRSカーテンエアバッグシステム
- 前席アクティブヘッドレスト
- VQ35DEエンジン車とQR25DEエンジン車(車両重量1770kg未満)は「平成22年度燃費基準+5%」を達成
- QR25DEエンジン車(車両重量1770kg以上)は「平成22年度燃費基準+20%」を達成
- 全車で「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)」の認定を取得
- リサイクル可能率95%以上を達成*2
- 車室内VOC *を低減 *:Vola tile Organic Compounds(揮発性有機化合物)
- 燃費表示機能
*1: 350XV FOUR、250XV FOURに標準装備。350XL FOUR、250XL FOURはディーラーオプション。
*2: 「新型車のリサイクル可能率の定義と算出方法のガイドライン(1998年自工会)」に基づき算出。
<全国希望小売価格(消費税込み)> | (単位:円) | ||||
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駆動方式 | エンジン | グレード | ミッション | 価格 | |
4WD | VQ35DE | 350XV FOUR | エクストロニックCVT-M6 | 4,042,500 | ☆掲載写真車種 |
350XL FOUR | 3,622,500 | ||||
QR25DE | 250XV FOUR | エクストロニックCVT | 3,570,000 | ||
250XL FOUR | 3,150,000 | ||||
エクストロニックCVT-M6 : 6速マニュアルモード付無段変速機 エクストロニックCVT : 無段変速機 |
以 上