ラリーレポート
2003年08月27日
8月23日、南アフリカ共和国
当地で行われた南アフリカオフロード選手権第5戦で、日産ピックアップ(現地名:ハードボディ)のジニール・ドゥビリエ/フランソワ・ジョルダーン組が総合優勝し、昨シーズンからの同車の連勝記録を12に伸ばした。2001年の同選手権チャンピオンであるドゥビリエ/ジョルダーン組は、金曜日に行われた40キロのプロローグ・ランおよび土曜日に360キロに亘って行われた本選を通してトップの座を譲ることなく、2位のフォード・レンジャーに3分5秒の差をつけてゴールした。さらに4位のハンス・グロブラー/リチャード・リーク組に続き、5位にもダンカン・ボス/マイク・グリフィス組の日産ピックアップが入り、日産は製造者部門におけるポイント(マニュファクチャラーズ・ポイント)でもトヨタ、フォードとの差を広げトップの座を固めた。
タイヤのパンクによる約1分半のタイムロスを除けば、全くのノートラブルで走りきり、今季初優勝を飾ったドゥビリエは以下の様に述べている。「やっと今シーズンの不運を払拭できて嬉しい。気温が高く非常に埃の多いタフなコンディションの中、2位のフォードにプッシュされたけど、金曜に念のためにタイヤ交換の練習をしておいたおかげで、パンクにも関わらず優勝できたよ。」
現在、今シーズンの選手権をリードしているグロブラー/リーク組は、プロローグランで発生したクラッチトラブルによって41番手スタートとなった。本選では、ブレーキ系統のトラブルにより最後の100キロをフロントブレーキのみで走ったにもかかわらず、怒涛の追い上げを見せ総合4位を獲得した。その結果、総合ポイントを164に伸ばし、2位のトヨタ・ハイラックスに30ポイントの差となった。
ボス/グリフィス組はプロペラシャフトのトラブルにより金曜日のプロローグランを欠場、グロブラー/リーク組の後ろ42番手からスタートしたものの、中盤には6位に上がる快走を見せ、最終的には5位でゴールした。その他の主な結果は以下のとおり。
決勝結果
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Giniel de Villiers/Francois Jordaan |
Nissan Hardbody(ピックアップ)クラスT優勝 |
2 |
N Woolridge/K Skjoldhammer |
Ford Ranger クラスT 2位 |
3 |
A Reyneke/R Houghton |
Toyota Landcruiser クラスT 3位 |
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HansGrobler/Richard Leeke |
Nissan Hardbody(ピックアップ)クラスT4位 |
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Duncan Boss/Mike Griffith |
Nissan Hardbody (ピックアップ) クラスT 5位 |
注) 南アフリカ・オフロード選手権クラス分け
- クラスT:スーパートラッククラス - 最大6000ccまでの自然吸気エンジン搭載車
- クラスD:小改造クラス - 最大5000ccまでの自然吸気ガソリンもしくはディーゼルターボエンジン搭載車で、エンジンへの小変更が可能。
- クラスE:無改造クラス
以上