日産自動車（本社：東京都中央区銀座 社長：カルロス ゴーン）は、これからの小型セダンの新しい基準を創る「ティーダ ラティオ」を、10月29日より全国一斉に発売する。
ラティオ 15M＜オプション装着車＞
SHIFT_ sedan standards セダンの基準をシフトする
くつろぎの室内空間にモダンで若々しいデザインを備え、これからの小型セダンの新しい基準を創出するクルマ。
今回発売する「ラティオ」の最大の特長は、モダンで高級なインテリア、クラスを超えた広い居住性、高い走行性能と快適な乗り心地である。インテリアは、モダンで高級感あふれる木目調パネルを採用する*とともに、触感の柔らかい素材を多用し、高い品質感を実現した。また、大型セダンなみの有効室内長により、前後席ともゆったりと足が伸ばせるくつろぎの室内となっている他、トランクルームはクラス最大の容量（467L）を確保している。メカニズムにおいては、新開発のオールアルミHR15DEエンジンや滑らかな加速と低燃費を実現したエクストロニックCVT、上級車の仕様を取り入れたサスペンションなどにより、市街地はもちろん、高速道路、高原の道においても気持ちよくドライブできる走行性能を実現した。
*:15G、15M、15M FOURに標準、15S、15S FOURはディーラーオプション
「ラティオ」の特長は以下の通り。
●モダンで高級なインテリア
●ゆったり足が伸ばせる広い室内
●新開発エンジンを中心とするしっかりとした走りと乗り心地
*「ティーダ ラティオ（TIIDA LATIO）」車名の由来
「ティーダ」は自然の調和、潮流の英語「TIDE 」からの造語。「ラティオ」は行動の自由（裁量）を表す英語「Latitude」からの造語。
尚、2005年初頭に新開発の直列4気筒1.8Lエンジンを搭載したモデルを発売する予定である。
＜販売目標台数＞ 3,000台／月
＜取り扱い販売会社＞
NISSAN Red Stage：プリンス系、サティオ・チェリー系販売会社
NISSAN Blue Stage：日産系、モーター系各販売会社
＊全車種取り扱い店（NISSAN Red & Blue）を含む
＜発表展示会＞
・発表展示会Ⅰ : 11月6日(土)、7日(日)
・発表展示会Ⅱ : 11月13日(土)、14日(日)
＜車両概要＞
1. モダンで高級なインテリア
インテリアのテーマは「コンフォート(Comfort) & モダン(Modern)」。高精度な造り込みにこだわりつつ、上質なアクセントを加えることにより、「クラスを超えた、上質で知的な室内」を実現した。
・幅広感を強調したインスト。
・触感と柔らかさにこだわったインストパッド、ドアトリム、天井メッシュトリコット。
ドアとコンソールのアームレストにはさらに柔らかい素材を使用。
・モダンで上質な雰囲気を醸し出す、高級木「栃の木」の縮み杢の短冊切りを忠実に再現した木目調のパネルとシフトノブ、パワーウインドスイッチのフィニッシャー。
・空間をキリッと引き締めるメーターリング、ドアハンドルのシルバー仕上げ加飾。
・座った瞬間の柔らかさとしっかりとしたホールド性をあわせ持ち、シート素材・ステッチ処理にまでこだわった大きなシート
エクステリアのテーマは、「スペーシャス(Spacious) & モダン(Modern)」。空間性を大切にしながらも、モダンなディテールを効かせることにより、進化したプロポーションとセダンとしての佇まいを美しく調和させている。
・たっぷりとした室内長を予感させるロングルーフとキャンビンフォワード。
・横基調の端正でワイド感のあるフロントマスク。
・両サイドのフェンダーとトランクの3つの塊による、ダイナミックで立体的なフォルムのリアエンド。
・幅広い開口部が使いやすさを感じさせるトランクリッド。
・上級車と同等の塗装品質。
2.ゆったり足が伸ばせる広い室内
・前後席ともゆったりと足が伸ばせるクラス最大の室内空間。
・広さだけでなく、頭上空間やショルダー空間に十分な広さを確保し、包まれ感と同時にくつろぎを感じられる室内。
・トランクルームは、VDA容量467Lというクラス最大の容量を確保。開口部の広いアームレストスルー機構*により、モノを出し入れする際などの使い勝手を向上。
*アームレストスルー機構付は15M、15G、15M FOURのみ
3.新開発エンジンを中心とするしっかりとした走りと乗り心地
・新開発オールアルミHR15DEエンジンは、前方吸気、後方排気タイプで、フリクション低減、熱効率向上、充填効率などに磨きをかけ、中低速域トルクと静粛性の向上、低燃費を実現。
・シャープなレスポンスと滑らかな加速、低燃費を実現したエクストロニックCVT。（15M、15Gに採用）
・フロントはストラット式、リヤにはH 型トーションビームを採用。リバウンドスプリングやリップルコントロールショックアブソーバーなどを搭載し、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現。
4. 実用性
・センターダイアルと決定スイッチで、回して押すシンプルな操作系とメニュー画面により操作性が向上。さらに、過去の統計交通情報とカーウイングスからのリアルタイムVICS情報をもとに、ドライバーに目的地までの最速ルートを案内する最速ルート探索などのナビゲーション機能の充実、Bluetoothハンズフリー機能も搭載した新世代のカーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)をオプション設定。
・車両左前方の死角を減らし、道路端への幅寄せなどをサポートするサイドブラインドモニターと後方視界をモニターにカラー表示するバックビューモニターをオプション設定。
・インスト上部に空気孔を設け、冷風を直接顔に当てずに頭上を冷やすことを可能としたアッパーベント機構。
・各席ベント吹き出し口に、好みに応じて開閉可能なダイヤルを装備。助手席と運転席で風量を変えることが可能なシャットダイヤル機構。
5. 安全/環境
・前席アクティブヘッドレスト、デュアルエアバッグ（運転席・助手席SRSエアバッグシステム）を全車に標準採用。
・全車「平成17年基準排出ガス75％低減レベル(SU-LEV )」*1の認定を取得するとともに、40項目以上の燃費向上技術を投入し、実際の使われ方に即した平均実用燃費20％向上*2、クラストップレベルの燃費を達成。2WD車は平成22年度燃費基準＋5％達成車、4WD 車は平成22年度燃費基準達成車の認定を取得。これにより、2WD、4WDともグリーン税制の適用が受けられる。
*1:2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度。2003年9月に「平成17年排出ガス規制(新長期規制)」が制定されたことを受け、同年10月に制度が改訂され、NoxおよびNMHCの排出量の低減レベルが基準より50%低減した「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(U-LEV)」と75%低減した「平成17年基準排出ガス75%低減レベル（SU-LEV）」の2種類が設定された。
*2:当社1.5L車比。平均実用燃費とはエアコン使用、夜間走行を含め、渋滞・市街/郊外・高速道路走行等を加重平均した社内基準の測定値。
＜全国希望小売価格（消費税込み）＞
（了）
日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(神奈川県茅ヶ崎市、社長:遠藤淳一)は､「ラティオ」新発売に合わせて、ライフケアビークル(LV) ＊として、「アンシャンテ」、
「ドライビングヘルパー」を設定し、10月29日より全国一斉に発売する。
＊ライフケアビークル： 日産自動車グループでは、生活の色々なシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV：Life Care Vehicles)と呼んでいる。
ラティオ アンシャンテ「助手席スライドアップシート」＜オプション装着車＞
＜ラティオ「ライフケアビークル」車両概要＞
●アンシャンテ「助手席スライドアップシート」
ワイヤレスリモコン操作で助手席が車両の外側に電動で回転・昇降することで、車の移乗が楽に行える車両である。専用アームレストや電動式の前後スライド＆リクライニング機能を採用し、それらの操作スイッチをシート左右に装備することで、同乗者やシートに座る方ご自身の操作を容易にしている。
●アンシャンテ「助手席回転シート」
軽い手動操作で助手席が車両の外側に回転・スライドすることで、車の移乗が楽に行える車両である。ティーダ ラティオの助手席をそのまま採用し、質感の高さと利便性を両立している。
●ドライビングヘルパー「オーテックドライブギア タイプｅ」
足の不自由な方が手で運転するための装置を搭載した車両である。アクセル操作に電子制御方式を採用し、滑らかな操作感を実現。小型ユニットにより広々とした足下スペースやパームレストによる安定した姿勢での操作性を提供する。
＜取り扱い販売会社＞
NISSAN Blue Stage:日産系、モーター系各販売会社
NISSAN Red Stage:サティオ系、プリンス・チェリー系各販売会社
＊ 全車種取り扱い店（NISSAN Red & Blue）を含む
＜全国希望小売価格（消費税を含む）＞
（了）