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新型コンパクトスポーツクロスオーバー「ジューク」を発売

日産ジューク 新型車 エクステリア(2010年)

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は、新型のコンパクトスポーツクロスオーバー「ジューク」を6月9日より全国一斉に発売する。

ジューク15RX

ジューク15RX <オプション装着車>

「ジューク」は、グローバル市場をターゲットに開発した、これまでにないコンパクトカーの新しいスタイルを提案する新型車である。同車は、コンパクトスポーツカーの俊敏さとSUVの力強さや安心感、それぞれが持つ魅力をそのまま一つに結合することで、斬新で独創的な全く新しいジャンルのクルマとした。

「ジューク」はスポーティなイメージの前後のランプや、大きく張り出したフェンダーなど大胆で存在感の強いデザインを特徴としている。また、デュアルインジェクターを量産エンジンとして世界で初めて採用するなど大幅に改良した1.5リッター「HR15DE」エンジンや、副変速機付きの新世代エクストロニックCVT、高剛性サスペンションの採用などにより、アクセルやハンドルの操作に対して意のままにクルマが反応する優れた運動性能と高い走行安定性、快適な乗り心地を実現している。

日産初の車両情報ディスプレイ「インテリジェントコントロールディスプレイ」では、一つの操作パネルでエアコン操作と、走行シーンに合わせて「ノーマル」「スポーツ」「エコ」の3つのモードで走りのキャラクターを変えるドライブモードの切り替え操作を可能としている。また、カラーディスプレイには燃費などの様々な車両・走行情報を見やすく、分かりやすく表示する。

「ジューク」は19.0km/Lの低燃費により、全グレード「平成22年度燃費基準+15%」を達成し、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」認定とあわせて、「環境対応車普及促進税制」による減税措置*1に適合し、自動車取得税と自動車重量税が50%減税される。さらに、燃費表示機能やナビゲーション協調変速機能に加え、ドライブモードで「エコ」を選択することで、エンジンとCVT、エアコンをそれぞれ低燃費モードに制御するなど、ドライバーのエコドライブをサポートする多くの機能を搭載している。

*「ジューク」車名の由来
英語で「(アメリカンフットボールなどのスポーツでディフェンスを)軽快にかわす」の意。このクルマのもつ機敏さと、乗る人が仕事やプライベートで日々チャレンジする前向きさをイメージして命名した。

新型車「ジューク」の主な特徴は以下の通り。

  • 革新的デザイン
  • 操作する楽しみを提供する車両情報ディスプレイ
  • SUVの持つ運転のしやすさと思い通りのハンドリングの両立
<販売目標台数> 1,300台/月
<発表展示会> 6月12日(土)、13日(日) 、19日(土)、20日(日)

「ジューク」の車両概要は以下の通り。

  1. デザイン
    エクステリア
    タフさと俊敏さを結合したエクステリアデザイン
    • リヤに向かってスロープするルーフラインと筋肉質なボディサイドがスポーティさを強調。
    • フロントピラーを後退させ、フロントウインドウをラウンドさせることで、広い前方視界を実現。
    • リヤピラーに埋め込まれたリヤドアハンドルが、2ドアクーペのようなスポーティなスタイルを実現。
    • 大きな丸型ヘッドランプと、高い位置に配したフロントコンビランプが先鋭的で堂々とした表情を演出。
    • フェアレディZと共通のイメージのブーメラン型リヤコンビランプがスポーティさを表現。
    • 新色ラディアント レッド(PM)とメテオライトブラウン(M)を含む、全7色のボディカラーを設定。
      *(PM)はパールメタリック、(M)はメタリックの略。
    インテリア
    精密機械のようなメカニカルな造形と、生体的なしなやかさを結合したインテリアデザイン
    • バイクのタンクをイメージしたデザインのセンターコンソールやドアフィニッシャーにより、クルマとの一体感が感じられるスポーティな室内空間を実現。
    • スキューバダイビングで使用するフィンをイメージした特徴的なドアトリムを採用。
    • バイクのメーターを思わせるシリンダー型のメーターやフローティングバイザー、スポーティなデザインのセンタークラスターなど、斬新なデザインと高い機能性を両立。
  2. 走行性能、パフォーマンス
    エンジン
    • 優れた運動性能と低燃費で定評のある「HR15DE」エンジンを大幅に改良し、中低速でのトルクをさらに向上させて搭載。市街地や高速道路でも快適に走行できる、優れた発進・加速性能を実現。
      (最大出力:84kW(114PS)/6000rpm、最大トルク150N・m(15.3kgfm)/4000rpm)
    • 燃料噴射を1シリンダーあたり2本のインジェクターで行い、燃料効率を安定させるデュアルインジェクターを量産エンジンとして世界で初めて採用。燃料噴射をより広角にし、噴射する燃料粒径を小さくすることで、燃焼安定性を大幅に向上させた。また、吸気側だけでなく排気側にも採用した可変バルブタイミング機構(CVTC)との組み合わせにより、熱効率の向上や吸気抵抗の低減を図り、燃費を向上。
    • 19.0km/Lという低燃費を実現し、「平成17年基準 排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」認定とあわせ、全車「環境対応車普及促進税制」による減税措置に適合。自動車取得税と自動車重量税50%減税。
    新世代エクストロニックCVT
    • 無段変速機に副変速機(2段変速)を組み合わせた新しいトランスミッションの構造により、従来の同クラスCVTと比較して20%以上変速比幅を拡大し、レスポンスの良い発進加速と、高速走行時の静粛性の向上を実現。
    • 副変速機の採用により、プーリーの小型化をはじめ、大幅な小型軽量化を実現。
    • 変速比幅の拡大、プーリーの小型軽量化、オイル攪拌(かくはん)抵抗の低減等により、従来の同クラスCVTに対してフリクションを約30%低減させ、燃費を向上。
    プラットフォーム、ボディ、サスペンション
    • B-プラットフォームのレイアウトや構造を最適化することで、高い剛性と軽量化を両立。
    • ホイールハウスの構造を改良し、215/55R17サイズの大径ワイドタイヤにも対応*2するワイドトレッドにより、優れた走行安定性を実現。
    • フロントサスペンションは、井桁型のサブフレームを採用してサスペンションへの入力をサブフレームの前後2箇所で受け止める構造とし、リヤには高剛性トーションビームサスペンションを採用することで、前後ともサスペンションの剛性を大幅に向上させた。
    • 高剛性サスペンションと高性能ショックアブソーバーなどの組み合わせにより、高い直進安定性を実現するとともに、コーナリング時も路面をしっかり捉え、ステアリング操作にダイレクトにクルマが反応するスポーティな走りを実現。加えて、ロードノイズや振動も低減させ、静粛性も大きく向上。
  3. パッケージング/装備
    パッケージング
    • 高いアイポイントと広い前方視界に加え、ドライバーの視界に入る位置にボンネットフードとフロントコンビランプを配置することにより、車両感覚をつかみやすくし、良好な取り回し性を実現。
    • シフトレバーとサイドブレーキを高い位置にレイアウトし、オーディオパネルをドライバーに近づけるなど、操作性を高めたスポーティなドライビングポジション。
    • 腰の移動量が少なく、優れた乗降性を実現するヒップポイント。
    • 乗降性や居住性と、ドライビング時のホールド性を両立したフロントシート。
    インテリジェントコントロールディスプレイ(15RXに標準装備)
    • センタークラスターに新開発の車両情報ディスプレイを搭載し、エアコン操作に加えて、「ノーマル」「スポーツ」「エコ」の3種類のドライブモードの切り替えを可能とした。
    • ドライブモードではエンジンとCVTを制御することで、シーンに合わせて3つの走りのキャラクターに変更が可能。バランスの取れたオールマイティなノーマルモードに加え、アクセルを踏み込んだ際の力強い加速や鋭いレスポンスにより、よりスポーティーな走りが楽しめるスポーツモード、アクセル操作に対して加速が穏やかになり、ディスプレイにも燃費情報を表示するなど、クルマがエコドライブをサポートして実用燃費向上に貢献するエコモードが選択できる。エコモード選択時は、エアコンも消費エネルギーを抑える制御を行う。
    • 操作スイッチには、特定波長のみ透過する特殊なフィルターと二つのLEDランプを用いた新開発の2色切り替え機能を採用し、一つの操作パネル、スイッチで「エアコン操作モード」と「ドライブモード切り替え操作モード」の2タイプの異なる表示を可能とした。ドライバーがそれぞれのモードを選択すると、各スイッチはモードにあわせて表示内容を切り替え、ディスプレイにはエアコン設定温度を始め、トルクやエンジンパワー、燃費情報など様々な車両・走行情報が表示される。
    カーウイングスナビゲーションシステム(地デジ内蔵・HDD方式) (メーカーオプション)
    • 先進の地図更新システムや最速ルート探索など最新の機能や、12セグ/ワンセグ自動切換え機能付き地上デジタルチューナーを内蔵し、iPOD®*3等の接続も可能とするなど充実したエンターテインメント機能も搭載。
    • ドライバーの運転操作に、カーブの大きさや料金所までの距離などナビゲーションからの道路情報を追加することで、エンジンブレーキを最適にコントロールし、燃料カットの頻度を高め、実用燃費を向上させるナビ協調変速機能を採用。

なお、新開発の直噴システムと小型高効率ターボチャージャーを組み合わせ、低燃費と2.5リッター車並みの優れた動力性能を両立させる「MR16DDT」エンジン搭載車を今秋に発売する予定である。本エンジン搭載車には、2WDモデルと4WDモデルを設定し、4WDモデルには、走行状態に応じて前後輪と後輪の左右へのトルク配分を最適に制御する新開発のALL MODE 4x4-i(トルクベクトル付)を採用する。

<その他の主な安全、環境対応技術>

  • オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知機能付) (15RXに標準装備)
  • 最適配光マルチリフレクターハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベライザー付)
  • キセノンヘッドランプ(ロービーム/オートレベライザー付) (15RXにメーカーオプション)
  • バックビューモニター(カラー、車幅/距離/予想進路線表示機能付) (メーカーオプション)
  • リヤ間けつ式ワイパー
  • ハイマウントストップランプ
  • ブレーキアシスト
  • ABS(アンチロックブレーキシステム)
  • EBD(電子制御制動力配分システム)
  • 高強度安全ボディ
  • 歩行者傷害軽減ボディ
  • 運転席・助手席SRSエアバッグシステム
  • 運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム、SRSカーテンエアバッグシステム、後席アシストグリップ(左右) (15RXにメーカーオプション)
  • 前席アクティブヘッドレスト
  • 運転席2ステージロードリミッター付ダブルプリテンショナーシートベルト(肩ベルト部、腰部)
  • 助手席2ステージロードリミッター付プリテンショナーシートベルト
  • 全席ELR付3点式シートベルト
  • 後席ヘッドレスト(3席)
  • 「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」の認定を取得
  • 「平成22年度燃費基準+15%」を達成
  • リサイクル可能率95%以上を達成(「新型車のリサイクル可能率の定義と算出方法のガイドライン(1998年自工会)に基づき算出」
  • 燃費表示機能     など
<全国希望小売価格(消費税込み)> (単位:円)  
駆動エンジングレードミッション価格  
2WD HR15DE 15RS エクストロニックCVT 1,690,500  
15RX 1,790,250 ☆掲載写真車種
エクストロニックCVT:無段変速機
  1. *1: 「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」かつ「平成22年度燃費基準+20%もしくは15%」を達成した車両で、
    自動車取得税は、2012年3月31日までの新規登録車に対し、50%軽減。
    自動車重量税は、2012年4月30日までの新規登録車に対し、50%軽減。

    日産は、「環境対応車普及促進税制」による減税措置に適合する車種を"「Nissan ECO」(通称:ネコ)シリーズ"と総称しており、6月9日現在、適合している車種は、「モコ」「オッティ」「ルークス」「マーチ」「ノート」「キューブ」「ティーダ」「ティーダ ラティオ」「ウイングロード」「セレナ」「ジューク」「デュアリス」「エクストレイル」「ラフェスタ」「スカイライン セダン」「フーガ」「AD/ADエキスパート」「NV200 バネット」「アトラスF24」「アトラスH43」の20車種。
  2. *2: 215/55R17 サイズは15RXにメーカーオプション。標準仕様は205/60R16サイズ。
  3. *3: iPODは、米国及びその他の国で登録されているApple Inc.の商標。

<関連URL>
「ジューク」WEBカタログ
「ジューク」エコカー減税・補助金サイト

 

<関連動画>

 

以 上