「フェアレディZ ロードスター」を発売

~ あわせて「フェアレディZ クーペ」を一部改良 ~
「フェアレディZ ロードスター」を発売

日産自動車は、スポーツドライビングの楽しさに加えオープンでの快適な走りを追求した新型車「フェアレディZ ロードスター」を10月1日より全国一斉に発売する。あわせて「フェアレディZ クーペ」を一部改良し、同日より発売する。

 


フェアレディZ ロードスター Version T <オプション装着車>

 

今回発売する「フェアレディZ ロードスター」は、自動開閉式のソフトトップを装備した2シーターのオープンモデルである。北米では「350Z ROADSTER」として、本年7月より先行発売され美しいフォルムと他車を圧倒する動力性能が高く評価されている。
同車は、昨年7月に発売されたクーペの開発段階からZファミリーとして設計され、クーペ同様に「ハイパフォーマンス」「デザイン」「ハイバリュー」をアピールポイントとし、クーペ同様の動力性能などを達成しながら、ロードスターとして以下の3つの付加価値を実現している。

●オープンでしか得られない快適な走行
●オープン時のデザインの美しさ
●ソフトトップの容易な開閉操作

  また、「フェアレディZクーペ」の一部改良では、インストアッパーボックスリッドの電動化(ナビ付車)、センタークラスターやパワーウインドウフィニッシャーのソフトフィール塗装、3連サブメーターやメーターフードのメタリックソフトフィール塗装、新デザインのATシフトノブなどインテリアの質感向上を図るとともに、bremboブレーキマスターバックの容量をアップし、高い制動力を確保した。

なお、今回の一部改良にともない、お客様よりご要望の多かったVersion STにAT車を追加するなど、一部グレード体系の見直しを行った。さらに、新色としてプレミアムリキッドシルバー(3M)*1を追加した。

ライフケアビークル(LV)*2「ドライビングヘルパー(オーテックドライブギアタイプe)*3」についても継続設定する。(㈱オーテックジャパンより発売)

*1 3M・・・3コートメタリックの略。

*2ライフケアビークル・・・日産自動車グループでは、生活のいろいろなシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、
福祉車両を「ライフケアビークル」(LV:Life care Vehicle)と呼んでいる。

*3オーテックドライブギアタイプe・・・主に下肢の不自由な方が運転される際の運転補助装置を装着した車両で、手元で
行うアクセル操作の制御方式に、電子制御方式を採用した。

<取り扱い販売会社>         NISSAN Red Stage:サティオ系、プリンス・チェリー系各販売会社
* 全車種取扱店(NISSAN Red & Blue)を含む

<ロードスター車両概要>
1. デザイン
クーペ同様の「Newness」(新しさ)、「Z-ness」(Zらしさ)、「High Quality」(高品質)の3つのキーワードによる表現。
●エクステリア
ストレージリッド採用によるソフトトップ格納時の流麗なフォルム。非対称のバルジ及びプロテクションバーのデザインによるスポーティなイメージの追求。
●インテリア 
さらなるパーシブドクオリティの追求による、上質で軽快感のある室内。さらに、爽やかな風を体感できる新感覚のネットシートの採用。

2. オープン機構
・ 世界初のワンレバー3ロック方式と、電動ソフトトップによる容易な開閉操作の実現
(開閉時間:約20秒)。
・フロントウインドウ~ウインドディフレクター~ストレージリッド~トランクリッドまでの形状最適化により空気流をコントロールし、オープン時でも風の巻き込みが少ない快適な室内空間を実現。
・ ルーフボウ*4とソフトトップ形状の最適化により高速域でのソフトトップ振動を低減し、高い操縦安定性を確保。
・ ソフトトップ開閉操作に連動し、助手席シートバックを自動で起こす、パートナーに優しい気配り機能の採用。
*4:ルーフボウとは、ソフトトップ内の骨組みのこと。

3. メカニズム
・クーペと同等の動性能を実現する基本パッケージパフォーマンス。
・クーペをベースに、ロードスター専用のボディ構造部品の追加、剛性のアップを行い、オープンボディながら高剛性車体構造を実現。
・ VQ35DEエンジン+6速マニュアルトランスミッションは、電子スロットルセッティングの最適化を行い、圧倒的な加速性能を実現。

4. 実用性
・カーウイングス対応TV/ナビゲーションシステム(DVD方式)のオプション設定。
・ ロードスター専用チューニングを施し、オープン/クローズどちらの状態でも最適な音場を実現したBOSE®サウンドシステム。

5. 安全/環境
・フルラップ/オフセット前面、側面、および後面と、あらゆる方向からの衝突形態に対応する世界最高水準の安全性を目指した。
・全車が平成12年基準排出ガス75%低減レベルを実現し、「超-低排出ガス車」*5の認定を取得。
*5:2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度。「超-低排出ガス車」は、NOxおよびHCの排出量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」をクリアした低公害車。

<クーペ仕様・装備の主な変更点>
●インテリア
・ ATシフトノブの意匠変更。
・ センタークラスターフィニッシャー塗装変更(黒色ソフトフィール塗装)。
・ 3連サブメーター/メーターフード塗装変更(メタリックソフトフィール塗装)。
・ メータークラスター/パワーウインドウフィニッシャー塗装変更(ソフトフィール塗装)。
・ インストアッパーボックスリッド電動化(ナビ付車)/形状変更(ナビ無車)。
・ 運転席・助手席ニーパッドの採用。
・ センターコンソールリッドソフトパッド化/インストアッパーボックス内植毛追加 など。
●装備
・ シートベルトサービスアーム追加(運転席・助手席)。
・ インスト電源ソケット追加。
●メカニズム
・ブレーキブースターの変更(10インチシングル→8+9インチタンデム) など。

 

 

 

以上