1999年ル・マン24時間レースレポート(2)

1999 Le Mans 24 / Nissan R391

1999年6月13日
日産自動車株式会社
広報部

1999年ル・マン24時間レースレポート(2)

フランス時間 6月13日1:30(9時間30分経過後)

 

21号車(コタズ/グーゼン/エクブロム) : 総合第6位(最速ラップ/3’42”641)
22号車(本山/クルム/コマス) : リタイア(110ラップ目)

 

22:00を過ぎてようやく辺りが暗くなり始め、各車ライトを点灯しての走行となった。
22:00時点で総合4位に浮上した本山選手の22号車は、その直後に左のアンダートレイのワイヤー切れ修理の為、ピットストップ。すぐにコースに復帰したが、23:35頃に電気系統のトラブルの為、ポルシェカーブの入り口付近でストップした。約1時間に渡りドライバーとの無線交信により修復を試みたが、残念ながら修復不可能と判断し24:46にリタイア届けを提出した。一方21号車(C52)は、順調に走行中である。

● 柿元 邦彦 監督コメント
「22号車の三人のドライバーがそれぞれ2スティントずつ最初の6時間をこなした結果、期待以上に燃費が良かったこととBSタイヤの性能が優れており一ドライバーあたり3スティント制に作戦を変更しようと思っていた。その矢先に電気系のトラブルでストップしてしまい、非常に残念である。R391が車両もエンジンも全くの新型であるにも関わらず、8時間の間素晴らしい速さで走ることが出来た事には満足している。残り1台の21号車でル・マンを戦い抜くつもりである。」

● 22号車 本山 哲 選手コメント
「全く兆候がなく急にエンジンがミュルサンヌで止まってしまった。そこから何とかポルシェカーブまで来たが、そこからは動けなくなった。何度もエンジンをかけようと試みたが叶わず、大変残念だ。」

● 21号車マーク・グーセン選手コメント
「速いスピードでラップを快調に重ねることが出来たので、3スティントドライブすることにした。タイヤの調子も良好で素晴らしいグリップだ。」

● 21号車フレデリック・エクブロム選手コメント
「我々はいいペースを維持できている。速さも十分だし、信頼性もある。ピットストップの間で14ラップを維持するのは重要でありそれが我々の強みでもある。車のパフォーマンスも非常にいい。」

以上