日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、本日、同社の保有する株式会社イード(本社:東京都港区 社長:守屋 眞)の全株式について、マネジメントバイアウト(MBO)方式により、イード経営陣及び機関投資家3社(エヌ・アイ・エフ ベンチャーズ株式会社、富士銀キャピタル株式会社、新規事業投資株式会社)に譲渡することで合意した。株式の譲渡は11月中旬を予定している。株式会社イードは、1990年に設立された日産の100%子会社であり、主に自動車のデザイン、商品企画及び販売に関わる市場調査や、顧客満足度調査をおこなっており、さらに現在は、これまでに蓄積された調査、企画立案、コンサルティングに関する高度な専門的ノウハウをベースに、日産以外にも顧客を拡大している。
なお、日産は、今後も株式会社イードとの取引を継続する予定である。
日産は現在、コアビジネス以外の資産売却および新商品・新技術への投資の集中をすすめており、その一環として今回の株式譲渡を実施した。また同社では『日産リバイバル・プラン』で掲げたコミットメントとして、2000年度決算における連結当期利益の黒字化を達成したほか、2002年度連結売上高営業利益率4.5%以上の達成、2002年度までの自動車事業関連有利子負債の7000億円以下への削減、を目指している。
<(株)イード会社概要>
会社名:
株式会社イード
事業内容:
デザイン、商品企画及び販売に関わる市場調査の企画、立案、分析およびコンサルティング
設立年月:
1990年10月16日
代表者:
代表取締役 守屋 眞
本社:
東京都港区
従業員:
約60名
以 上