日産自動車は、第36回東京モーターショーに、「ビジネスコンビニエンス」をテーマとした次世代のビジネスステーション「ビーライン(BeeLine)」※(コンセプトカー)と、キャラバンをベースに、最先端のユーティリティーを実現したデリバリーカー「キャラバンデリバリーバージョン」(参考出品車)を出展する。
ビーライン
キャラバン デリバリーバージョン
また、日産の代表的な商用車として長い間お客様からご好評を頂いている「キャラバン」に、このクラスで唯一、「自動車NOx・PM法」に対応した「ディーゼルターボ車」や、パーソナルユースの魅力をアップさせた「ライダー」など、新たな車種を追加し、その幅広いラインアップを紹介する。さらに、排出ガスを低減した、環境にやさしいCNG車(圧縮天然ガス自動車)のラインアップ(ADバン、アトラス)に新たに追加される予定のキャラバンCNG車を展示する。
今回のショーでは、日産自動車の次世代ビジネスカーに向けての取り組みと同時に、テレマティクス、環境・安全、耐久・信頼性などの取り組みを具体的な形で紹介する。
※ BeeLine:英語で「直行する、一直線、最短コース」などの意味。次世代のビジネスフィールドで軽快に走るクルマをイメージした。
主な出展車両の概要は以下の通り。
(1)ビーライン(コンセプトカー)
「オールインワンコンセプト」を形にした、オフィスとクルマを融合させた次世代ビジネスステーション
<「ビジネスコンビニエンス」を徹底的に追求したユーティリティー>
- ドライバーの動きやすさを考慮したストレスフリーの車内動線
- 前方に大きくスライドするオートスライドドアによる広い開口部
- 折り畳み式のセカンドシートを採用、フラットで広大かつフレキシブルな荷室スペース
- 荷物棚やパーティションとして利用できる、内壁に組み込まれたインサイドパネル
- 狭い場所でも荷物の積み降ろしに便利な、中折れタイプのバックドア
<新しいビジネスの可能性を広げるクルマとオフィスの融合>
- カーウイングスをさらに進化させた様々なITツールによる、ドライバーとオフィス、ドライバー同士のスムーズなコミュニケーション
- 開閉式インストルメントパネルを開くことで、モニターの全画面表示とキーボード操作が可能になり、「オフィス」に変わる「運転席」
<街並みに調和したフレンドリーなデザイン>
- 直線と丸を基調としたフレンドリーなデザイン
- 通行人のアイキャッチとなるモダンなヘッドランプ、リヤコンビランプ
- 落ち着いたグレーを基調とし、オフィスのデスクのような白色と、アクセントとしての黄色を加えたインテリアカラー
(2)キャラバン
キャラバン デリバリーバージョン(参考出品車)
時代を先取り、進化した全く新しいデリバリーカー
<機能的な荷室>
- 室内移動を容易にする、運転席から荷室へのウオークスルー
- 様々な種類の荷物に対応する冷凍庫、冷蔵庫、専用クーラーボックスなどの充実装備
<デザイン、機能に優れたインテリア>
- 運転席からビルのサインボードや信号を見ることのできるルーフウインドウ
- ボタンひとつで開閉可能な、ハンズフリーキー付きオートスライドドア
<ビジネス効率を加速させるカーウイングス>
- 配送先の地図や交通情報の送受信
- オフィスにおける走行履歴や勤怠管理
キャラバン CNG車(参考出品車)
安全性、快適性というキャラバン本来の良さをそのままに、経済性に優れ、かつクリーンな排出ガスを特長とするCNG車
- 3本のCNGタンクを効率よく床下に配置することで、積載性を犠牲にすることなく十分な航続距離を確保。
このほか、キャラバンシリーズとして、2002年9月30日より販売が開始されている「ディーゼルターボ車」や「ライダー」など、魅力あるキャラバンの新型モデルを展示する。
(了)