日産自動車、等速ジョイントドライブシャフトをジーケーエヌにアウトソーシング

2000年8月4日

日産自動車、等速ジョイントドライブシャフトをジーケーエヌにアウトソーシング

 日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)は、本日、同社の日本国内における等速ジョイント(CVJ*)ドライブシャフト生産のアウトソーシングにつき株式会社ジーケーエヌ・ジャパン(本社:大阪市東淀川区東中島 社長:田中 治夫)と基本合意に達したと発表した。
 尚、譲渡は英国における関連官公庁等の認可を条件とするが、譲渡価格は90億円程度を見込んでいる。
 このアウトソーシング化に伴い、2000年11月より当該加工・組立工程の従業員約250名が日産よりジーケーエヌへ出向することとなる。

 日産自動車のカルロス ゴーン社長は「我々は『日産リバイバル・プラン』の下に22の新車を投入する。このため、世界レベルの技術、品質、コスト競争力を持ち、且つリバイバルプランをコミットできるグローバル・サプライヤーとの関係を築いていくことがきわめて重要となる。」と語っている。

 GKNグループはCVJ生産におけるリーダーとして、CVJの全世界生産量の3分の1以上をカバーしている。
日産自動車は、『日産リバイバル・プラン』の一環として、コア事業への集中を掲げており、特定の分野における部品生産についてはグローバルなサプライヤーの競争力を活用することによるアウトソーシングを進めている。
又、同社は2000年度の連結利益の黒字化、2002年度までの自動車事業関連有利子負債の7000億円以下への削減、2002年度の売上高営業利益率4.5%以上の達成を約束している。

CVJ = Constant Velocity Joint


以 上