ルノー、日産自動車、日産ディーゼル工業の3社、ディーゼルエンジンの供給に合意

2000年11月21日

ルノー、日産自動車、日産ディーゼル工業の3社、ディーゼルエンジンの供給に合意

日産自動車、日産ディーゼル工業、ルノーの3社は、日産自動車及び日産ディーゼル工業が、ルノー及びルノーVIに、ディーゼルエンジン(呼称:ZD)を供給することで合意に達したと本日発表した。本合意により、2003年春から長期的に年間約3万基のエンジンがルノーとルノーVIへ供給される。現在日産向けに年間3万台程度供給されているZDエンジンは、その生産量が倍増することになる。

ルノーとルノーVIはこのディーゼルエンジンを小型商用車のモデルラインアップに採用する予定である。ZDエンジンは、4気筒、3リッターの直噴式ディーゼルエンジンであり、ノイズ、振動及びハーシュネスの低減、及び優れた燃費性能といった点でディーゼルエンジンの最新技術を結集したものである。ルノー車に搭載されるエンジンは、更にコモンレールシステムを採用し、最高出力120~160馬力程度のものとなる。現在、ZDエンジンは、日産自動車のテラノ、サファリ(輸出名称パトロール)、エルグランドといったモデルに搭載されている。
この長期的な合意は、日産とルノーが展開しているグローバルな相互支援策のひとつである。

以 上