日産自動車、2年連続で米国環境保護庁「気候保全大賞」を受賞

2000年11月1日

日産自動車、2年連続で米国環境保護庁「気候保全大賞」を受賞
~顕著な環境保全活動を推進したリーダーとして、大久保副社長が受賞~

日産自動車は、昨年に引き続き、米国環境保護庁(EPA)より「2000年気候保全大賞」を受賞した。

今回の受賞は、日産自動車の、燃費向上、気候保全及び環境保全に貢献する先進的な技術開発のリーダーとして、大久保宣夫副社長(日産環境統括委員会委員長)が個人として受賞したものである。
EPA気候保全プロジェクトのStephen O. Andersen氏は、「EPAは、大久保副社長の、環境保護におけるたゆみないリーダーシップを讃えるとともに、日産自動車のフロン(HFC)の抑制、地球温暖化防止、燃費向上における、設計、製造からリサイクルまでの一貫した、協調的な努力を歓迎します。」と述べている。

本賞は顕著なリーダーシップや、個人的な貢献、技術的な成果を通して環境保全に貢献した個人および企業、団体に贈られている。EPAは、10月30日から11月1日の3日間ワシントンDCで開催されている「地球技術フォーラム2000」の中で、今回の受賞者(10企業、3団体、6個人)の表彰式を行った。

大久保副社長は、本賞受賞にあたり、「EPAおよび、受賞決定国際パネルから、このような賞をいただいたことを誇りに思っております。本賞は、気候変動に関する、車における環境負荷低減のために多大な努力を続けてきた社員にとって非常に励みとなるものです。」と語っている。

<日産自動車の最近の主な環境対応技術の成果>

  • 日本にフロン対策委員会を設置(1989年2月)
  • 日本と米国で、初めて特定フロン(CFC-12)の回収装置を全てのディーラーに設置。(1991年3月)
  • 世界の自動車メーカーの中で、初めて製造過程における発泡、洗浄剤としてのフロン(CFC)の使用を全廃。(1992年4月)
  • 自動車メーカーとして初めて「ベスト・オブ・ザ・ベスト成層圏オゾン保護賞」を受賞。(1997年9月)
  • 世界で初めて直噴ガソリンエンジン(NEO Di)と無段変速機(HYPER CVT)を組みあわせたパワートレーンシステムを搭載。同技術は、「平成10年度 省エネ大賞 資源エネルギー長官賞」を受賞。
     (1999年1月、主催:財団法人 省エネルギーセンター)
  • 2000年気候保全大賞を受賞。(1999年9月)
  • 世界で最もクリーンなガソリン車「セントラCA」をカリフォルニアで発売。カリフォルニア大気資源委員会(CARB)より、ガソリン車として世界で初めてゼロ排気車の認定を受ける。(1999年1月)
  • 運輸省低排出ガス車認定制度で、ADバンCNGV(2000年4月)、ブルーバードシルフィ(2000年8月)が「超低排出ガス車」に認定される。 

以 上