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米国スマーナ工場にパスファインダーの生産を追加

最大の市場で好評なSUVを来年生産開始

本レリースは米国西海岸時間6月25日9:00に発表されたものです

2003年06月26日

 

 

 

 

 

 

 

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座、社長:カルロス ゴーン)は6月25日、2004年秋より高級SUV(スポーツユーティリティビークル)であるパスファインダーの次期型モデルをテネシー州スマーナ工場で現地生産開始すると発表した。

この生産追加によりスマーナ工場及びデカード工場において約800名の新規雇用が創出される。又、これらの生産拠点内に所在するサプライヤーやコントラクターにおいて約700名の新規雇用が創出される他、新商品の生産をサポートするその他のサプライヤーにおいても雇用面での波及効果が期待できる。

日産は、新型パスファインダーの生産移管及びSUVのエクステラ、ピックアップトラックのフロンティアのモデルチェンジに対応する為、2.5億ドル近くの投資を行なう。これにより日産のテネシー州への総投資額は27億5千万ドルに達する。

工場の拡張は、540万平方フィート(約50.2万㎡)あるスマーナの現在の建屋面積を17万平方フィート(約1.5万㎡)だけ拡張するという最小限のものとなる予定である。プレス工場は9万平方フィート(約0.8万㎡)拡張され、物流センターは現在より8万平方フィート(約0.7万㎡)拡張される。パスファインダーの生産開始に伴いスマーナ工場は2つのプラットフォームに基づく5車種を生産することになり、年間生産能力は55万台へ引き上げる。同工場は、トラックとSUVを合わせて最大30万台、それにセダンを最大25万台生産する能力を有することになる。

一方、デカード工場では現在の建屋面積を拡張する必要はなく、同パワートレイン工場の年間エンジン生産能力は100万基近くへと増強される。

北米日産のエミール・ハッサン北米製造・購買・品質・物流担当SVPは「今回の生産台数増加により、スマーナ工場は市場の変化に対し、車種生産計画をより柔軟に調整できることとなる。」「パスファインダーの生産開始は、これまでにも複数車種の並行生産を行ってきた従業員の実績に対する会社としての正当な決断である。」「近く予定されるスマーナ工場生産車種のフルモデルチェンジに加えて、全く新しいSUVを追加して生産開始することは大いなる挑戦である。」「しかしスマ-ナ、デカード両工場の従業員が必ずや5車種の同時生産を、成功裏に行えるものと確信している。」と語った。

テネシー州議事堂で行なわれた記者会見の席上、フィル・ブレデセン テネシー州知事は、同州での日産の持続的な成長のニュースに対し歓迎の意を表明した。「今日の発表はテネシー州のビジネス環境、労働力に対する信頼の表れである。日産が再びテネシーで事業を拡大する事を誇りに思い、今後のテネシー州と日産のパートナーシップが更に発展する事を心待ちにしている。」と同知事は語った。

米国の3つの生産拠点に対する日産のこれまでの総投資額は42億ドルに達している。スマーナ工場は現在、スポーツセダンのマキシマ、SUV のエクステラ、ピックアップトラックのフロンティア、それにミッドサイズセダンのアルティマ を生産している。一方、ミシシッピー州のキャントン工場は現在新型クエストミニバンを生産しており、2004年半ばまでにフルサイズトラックのタイタン・キングキャブ及びクルーキャブ、フルサイズSUVのパスファインダー・アルマーダ、インフィニティ系フルサイズSUV、それにセダンのアルティマの生産を開始する予定ある。テネシー州デカード工場は、部品・ユニットの機械加工とトランスアクスルの組立並びに米国工場で生産されるすべての車のエンジンを生産している。

以上