日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロスゴーン)は、本日、同社の保有する栃木富士産業株式会社(本社:栃木県栃木市 社長:栗原 義一)の全株式(全発行済株式の20.4%)について、GKNオートモーティブインターナショナルGMBH(英国で株式を公開しているGKN PLCの子会社)に譲渡することで合意した。
栃木富士産業株式会社は、トランスファーやトルクマネジメント装置、PTU(FFベース4WD車用トランスファーケース)等を主力とする自動車部品メーカーで、売上高構成比の3割近くを日産へ納入している。一方、GKNオートモーティブインターナショナルGMBHを含むGKNグループは、ドライブシャフトの全世界生産量の3分の1以上を生産するサプライヤーで、トルクマネジメント分野を中心にグローバル展開を行っている。なお、日産自動車は、今後も栃木富士産業との取引を継続する予定である。
日産自動車の小枝 至 購買担当副社長は「本件は両社にメリットをもたらすものであり、我々の取引サプライヤーである栃木富士産業の競争力は一層向上するものと思われる。今後の協力体制が一層強化されることを期待したい。」と語っている。
日産自動車は、予定より1年早く今月末をもって日産リバイバルプラン(NRP)の3つのコミットメントを達成する見込みで、本年4月からは“継続的な再生”と“成長・利益・負債ゼロ”を目指した新たな3ヵ年計画である「日産180(ワンエイティー)」を、1年前倒しで開始する予定である。
<栃木富士産業株式会社 会社概要>
会社名: |
栃木富士産業株式会社 |
事業内容: |
LSD(リミテッドスリップデフ)やトランスファーケース等を主力とする自動車部品を主体に、航空宇宙部品、及び、建設・農業機械部品等の製造・販売 |
設立年月: |
1952年6月 |
資本金: |
7,664百万円 |
売上高: |
36,100百万円(連結) |
従業員: |
約2,000名(連結) |
以 上