第20回ニッサン童話と絵本のグランプリ 入賞作品決定

日産自動車株式会社（本社：東京都中央区銀座、社長：カルロス ゴーン）は、財団法人 大阪国際児童文学館主催「第20回ニッサン童話と絵本のグランプリ」に協賛し、昨年7月から10月までアマチュアを対象に創作童話と絵本を募集していた。

今回は、全国から童話3,059編、絵本978編、合計4,037編もの作品が寄せられ、このほど応募作品の中から、童話と絵本各部門の大賞をはじめ38編の入賞作品を決定した。

童話の部優秀賞一席（大賞該当作品なし）には、埼玉県川越市在住の福島 サトル（ふくしま さとる）さんの作品『はいけい、たべちゃうぞ』が、また絵本大賞には、愛知県名古屋市在住の成田 聡子（なりた さとこ）さんの作品『かかしごん』が選ばれた。

童話の部優秀賞一席、ならびに絵本の部大賞の作品は、それぞれ本年秋に出版され、全国の公立図書館などに寄贈される予定。

第20回ニッサン童話と絵本のグランプリ
絵本大賞受賞作品
かかしごん

童話の部優秀賞一席の『はいけい、たべちゃうぞ』は、ぶたのズーフが主人公。忙しい町を離れて森の中に引っ越し、のんびりと生活を楽しむズーフのもとに、ある日「返事をくれないとおまえをたべちゃうぞ」と書かれた手紙が届く。差出人は果たして誰なのか。

絵本の部大賞の『かかしごん』は、みんなのように自由に動き回りたいと願う、かかしが主人公。ある日願いがかない、空や海、地中を自由に冒険する。白地に黒とグレーの醸し出す空間が印象的な絵本。

このほか、童話の部優秀賞3編と佳作20編、絵本の部優秀賞3編と佳作10編が選ばれた。

表彰式は本年2月3日（火）、日産自動車本社（東京都中央区）に於いて行われる。

同社では、今回童話と絵本各部門の大賞と優秀賞を受賞した作品計8編と入賞者を紹介した小冊子を制作し、応募者全員に配布するほか、全国の日産ギャラリーなどでも無償配布する。

「ニッサン童話と絵本のグランプリ」は、1984年5月に大阪国際児童文学館がわが国初の国際的な児童文学に関する総合センターとしてオープンしたことを記念して開始した。出版を実現することで優れた作品・作家を世に輩出したい、そして夢や想像力あふれる童話や絵本を子どもたちに届けたい、そんな思いを込めて、広く一般より創作童話と絵本の募集を行っている。

大賞を目指して何度も応募する方も多く、毎回4,000編を超える応募があり好評を博している。また、入賞作品のレベルは非常に高いとの評価も得ており、本グランプリを機にプロの作家として活躍している入賞者も多く、新人作家誕生の場となっている。

出版した作品は日産自動車の各販売会社を通じて全国の図書館（約3,600館）に、また、同社の各事業所から周辺の幼稚園や保育園（約700園）に寄贈されており、その数は延べ約12万冊にものぼっている。

なお、今回の絵本大賞及び優秀賞と第17回から第19回までの絵本大賞作品が、3月1日（月）から3月29日（月）まで、大阪府立国際児童文学館（開館時間9:30〜17:00、水曜・月末休館）にて展示される予定。

入賞作品及び作者は以下の通り。

以上