「プリメーラ/プリメーラ・カミノ ワゴン/セダン」をマイナーチェンジ

広 報 第44号
平成10年9月1日

「プリメーラ/プリメーラ・カミノ ワゴン/セダン」をマイナーチェンジ
~新開発直噴ガソリンエンジン「NEO Di」と無段変速機HYPER CVTの搭載で
「環境への優しさと走る楽しさの両立」を高次元で実現~

日産自動車では、「プリメーラ/プリメーラカミノ ワゴン/セダン」をマイナーチェンジし、9月1日より全国一斉に発売する。

今回のマイナーチェンジでは、日産自動車の技術開発コンセプトである「環境への優しさと走る楽しさの両立」を具現化するユニット直噴ガソリンエンジン「NEO Di」と無段変速機HYPER CVTを世界で初めて組み合わせて搭載した。燃費と低中速域トルクの大幅な向上を実現した新開発NEO Di 1.8リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「QG18DD」と、滑らかで力強い加速と大幅な燃費向上を実現する無段変速機「HYPER CVT」。この二つを組み合わせて搭載することにより、燃費を従来比で約50%向上*1しクラスNo.1*2の燃費を実現するとともに、1クラス上の力強い走りも実現した。       *1:従来型セダン1.8リッター4AT搭載車との比較。
                          *2:1.8リッタークラス(マニュアル車除く)10・15モード燃費。                          

また、他の1.8リッター2WD車についても、NEO QG18DE<リーンバーン>エンジンとE-ATx(フルレンジ電子制御4速オートマチック)との組み合わせにより、大幅な燃費の向上を図った。
さらに、SR20DEエンジン搭載の2WD車についても、地方自治体の低公害車指定制度の基準をクリアする低排出ガス仕様を設定するなど*3環境に配慮した。
                 *3:ワゴン2.0G、セダン2.0Tm Lセレクションに注文生産で設定。                         
また、低燃費と滑らかなオートマチック走行、そしてスポーティな走りも楽しめると好評のマニュアルモード付無段変速機HYPER CVT-M6を2.0リッター2WD全車に拡大採用した。
仕様・装備面では、油温や水温等の警告の表示と最寄りの販売会社等への案内や、メンテナンス情報等を音声と共に表示する車両情報表示・案内機能付のナビゲーションシステム(セダン1.8Ciを除く全車にメーカーオプション)を世界で初めて採用し、利便性を向上させた。また、ドライバーに低燃費走行を促すエコモニター*4を1.8全車に標準装備した。
    *4:走行中、必要以上にアクセルを踏みすぎるとランプが消え、無駄なエンジン回転の上昇を警告。
エクステリアは、リヤコンビランプのデザインを変更したほか、新車体色ホワイトパール3P*5、ソニックシルバーM*5、アクティブレッド、ダークブルーパールM/ソニックシルバーMツートーン(ワゴンのみ)を追加採用した。  *5 3P:3コートパール、M:メタリック
インテリアについては、シートクロスを一部変更し室内の質感を高めたほか、センターコンソールボックスを二段化(AT/CVT車)するなど、実用性も向上させた。また、小径の3本スポークステアリングを採用するなど、スポーティ感もさらに高めた。
安全面では、日・欧の側面衝突基準('98年10月以降の新型車に適用)に適合させた、さらに一歩進んだ「ゾーンボディ」を採用したほか、サイドエアバッグ(運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム)やキセノンヘッドランプを設定するなど、安全性をさらに向上させた。

 

<販売目標台数> ワゴン 2,000台/月
セダン 1,500台/月

<発表展示会> 9月5日(土)、6日(日)

<取扱販売会社>
   ●プリメーラ ワゴン/セダン    プリンス系各販売会社
チェリー系販売会社
   ●プリメーラ・カミノ ワゴン/セダン サニー系各販売会社

 

車両概要

1.環境への優しさと走る楽しさの両立
新開発NEO Di 1.8リッター直噴ガソリンエンジンQG18DDとHYPER CVTの組み合わせによ
り、クラスNo.1*6の燃費と1クラス上の力強い走りを実現          
・新開発直噴ガソリンエンジンNEO Diは、大幅な燃費の向上を図るとともに、常用域での力強い加速と扱い易さを重視し、低中速域トルクを向上させた。
・さらに、滑らかで力強い加速を実現する無段変速機HYPER CVTを組み合わせて搭載することにより、余裕のある加速を実現するとともに、従来比で約50%の燃費向上(セダン)を図り、クラスNo.1の燃費17.6km/リッター(10・15モード、セダン)を実現した。          
(ワゴン1.8G(NEO Di)、セダン1.8Ci Lセレクション(NEO Di) )
                       *6:1.8リッタークラス(マニュアル車除く)10・15モード燃費。
                                       
・直噴エンジン以外の1.8リッター2WD車についても、NEO QG18DE<リーンバーン>エンジンと、ロックアップ車速の低速化やE-Flowトルクコンバーターを採用したE-ATx(フルレンジ電子制御4速オートマチック)との組み合わせにより、大幅な燃費の向上を図り、セダン:15.6km/リッター、ワゴン13.4km/リッター(10・15モード)の低燃費を実現した。 
      (ワゴン1.8G、セダン1.8Ci Lセレクション、1.8Ci Sセレクション、1.8Ci)




 

・低燃費と滑らかなオートマチック走行、そしてスポーティな走りも楽しめると好評のマニュアルモード付無段変速機HYPER CVT-M6を2.0リッター2WD全車に拡大採用した。
・SR20DEエンジン搭載の2WD車には地方自治体の低公害車指定制度(七都県市低公害車指定制度、6府県市低NOx車指定制度等)の排出ガス基準や、国の「物品等の環境負荷の少ない仕様、材料等に関する推奨リスト」のガイドラインをクリアする低排出ガス仕様を設定した。
 (ワゴン2.0G、セダン2.0Tm Lセレクションに注文生産で設定)

2.仕様・装備の充実
・ナビゲーションシステム(セダン1.8Ciを除く全車にメーカーオプション)には、油温や水温などの警告を音声と共に表示し、警告内容によって販売会社等への案内を行う機能や、エンジンオイル等の交換時からの走行距離をグラフ表示するなどの車両情報表示・案内機能を世界で初めて採用し、実用性を向上させた。さらに、NEO Di QG18DDエンジン搭載車のナビゲーションシステムには瞬間燃費や平均燃費などの燃費情報を表示する機能も装備した。
・走行中、必要以上にアクセルを踏みすぎるとランプが消え、無駄なエンジン回転の上昇を知らせ、ドライバーに低燃費走行を促すエコモニターを1.8リッター全車に標準装備した。

3.エクステリア・インテリア
・リヤコンビランプを光輝化し、高級感を高めた。また、セダンについては、リヤフィニッシャーを新規採用し、質感を高めた。
・ 新車体色ホワイトパール3P、ソニックシルバーM、アクティブレッド、ダークブルーパールM/ソニックシルバーMツートーン(ワゴンのみ)を設定した。
・新デザインの15インチアルミホイールを採用し、スポーティ感をさらに高めた。
・シート形状を変更(2WD車)し、ホールド感を向上させるとともに、シートクロスを一部変更し、質感も高めた。
・センターコンソールボックスを二段化し(AT/CVT車)、リッドを合皮またはクロス張りとし、利便性と質感を高めた。
・小径の3本スポークステアリングを全車に採用し、スポーティ感をさらに高めた。

 

4.安全
・日・欧の側面衝突基準('98年10月以降の新型車に適用)に適合させた、さらに一歩進んだ「ゾーンボディ」を採用した。
・運転席挟み込み防止機構付、全席耐水タイプのパワーウインドウを全車に標準装備した。
・頭部保護機能付サイドエアバッグ(運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム)やキセノンヘッドランプを設定した。(全車にメーカーオプション)

 

 

(了)

 

 

 

 

 

 日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市 社長:相部 剛)は、プリメーラ/プリメーラ・カミノ ワゴンのマイナーチェンジに伴い、特別仕様車「エアロスポーツ」をマイナーチェンジし、9月1日より全国一斉に発売する。
今回のマイナーチェンジでは、2.0Gをベース車としたお求めやすい価格の「2.0G エアロスポーツ」を追加設定し、全車にキセノンヘッドランプを標準装備した。

 

 

 
(了)