「ブルーバード」をマイナーチェンジ

広 報 第45号
平成10年9月1日

 

「ブルーバード」をマイナーチェンジ
~新開発直噴ガソリンエンジン「NEO Di」と無段変速機 CVTの搭載で
「環境への優しさと走る楽しさの両立」を高次元で実現~

日産自動車では、「ブルーバード」をマイナーチェンジし、9月1日より全国一斉に発売する。

今回のマイナーチェンジでは、日産自動車の技術開発コンセプトである「環境への優しさと走る楽しさの両立」を具現化するユニット直噴ガソリンエンジン「NEO Di」と無段変速機HYPER CVTを世界で初めて組み合わせて搭載した。燃費と低中速域トルクの大幅な向上を実現した新開発NEO Di 1.8リッター直列4気筒直噴ガソリンエンジン「QG18DD」と、滑らかで力強い加速と大幅な燃費向上を実現する無段変速機「HYPER CVT」。この二つを組み合わせて搭載することにより、燃費を従来比で約35%向上*1しクラスNo.1*2の燃費を実現するとともに、1クラス上の力強い走りも実現した。 *1:従来型1.8リッター AT 2WD車との比較。
                       *2:1.8リッタークラス(マニュアル車除く)10・15モード燃費。

 また、他の1.8リッター2WD車についても、NEO QG18DE<リーンバーン>エンジンとE-ATx(フルレンジ電子制御4速オートマチック)との組み合わせにより、大幅な燃費の向上を図った。さらに、SR20DEエンジン搭載の2WD車についても、地方自治体の低公害車指定制度の基準をクリアする低排出ガス車とするなど環境に配慮した。
また、低燃費と滑らかなオートマチック走行、そしてスポーティな走りも楽しめると好評のマニュアルモード付無段変速機HYPER CVT-M6を2.0SSS(Sセレクション含む)にも拡大採用した。
仕様・装備面では、油温や水温等の警告の表示と最寄りの販売会社等への案内や、メンテナンス情報等を音声と共に表示する車両情報表示・案内機能付のナビゲーションシステム(エプリース、FEを除く全車にメーカーオプション)を世界で初めて採用し、利便性を向上させた。また、ドライバーに低燃費走行を促すエコモニター*3を1.8リッター2WD車に標準装備した。
      *3:走行中、必要以上にアクセルを踏みすぎるとランプが消え、無駄なエンジン回転の上昇を警告。

エクステリアは、フロントグリル形状の変更等により、高級感の向上を図った。また、新車体色ホワイトパールツートーン3P、ライトブルーTM*4を追加採用した。
                    *4 3P:3コートパール、TM:チタンメタリック

インテリアは、シート形状変更(2WD車)、シートクロス変更(ルグラン系)などにより室内の質感を高めたほか、センターコンソールボックスの二段化(エプリース、FEを除くAT/CVT車)など、利便性を向上させた。
安全面では、日・欧の側面衝突基準('98年10月以降の新型車に適用)に適合させた、さらに一歩進んだ「ゾーンボディ」を採用したほか、4WD車にもブレーキアシストを標準装備し、サイドエアバッグ(運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム)やキセノンヘッドランプ(SSS系)をオプション設定するなど、安全性をさらに向上させた。

  <販売目標台数> 3,000台/月

  <発表展示会> 9月5日(土)、6日(日)

  <取扱販売会社> 日産系各販売会社

車両概要

1.環境への優しさと走る楽しさの両立
新開発NEO Di 1.8リッター直噴ガソリンエンジンQG18DDとHYPER CVTの組み合わせによ
り、クラスNo.1*5の燃費と1クラス上の力強い走りを実現 
・新開発直噴ガソリンエンジンNEO Diは、大幅な燃費の向上を図るとともに、常用域での力強い加速と扱い易さを重視し、低中速域トルクを向上させた。
・さらに、滑らかで力強い加速を実現する無段変速機HYPER CVTを組み合わせて搭載することにより、余裕のある加速感を実現するとともに、従来比で約35%の燃費向上を図り、クラスNo.1の燃費17.6km/リッター(10・15モード)を実現した。        
(1. 8SSS(NEO Di)、1.8ルグラン(NEO Di) 
                 *5:1.8リッタークラス(マニュアル車除く)10・15モード燃費。

・直噴エンジン以外の1.8リッター2WD車についても、NEO QG18DE<リーンバーン>エンジンと、ロックアップ車速の低速化やE-Flowトルクコンバーターを採用したE-ATx(フルレンジ電子制御4速オートマチック)との組み合わせにより、大幅な燃費の向上を図り、15.6km/リッター(10・15モード)の低燃費を実現した。
                  (1.8SSS、1.8ルグラン、1.8エプリース、1.8FE)

 

・低燃費と滑らかなオートマチック走行、そしてスポーティな走りも楽しめると好評のマニュアルモード付無段変速機HYPER CVT-M6を2.0SSS(Sセレクション含む2WD車)にも拡大採用した。
・SR20DEエンジン搭載の2WD車は地方自治体の低公害車指定制度(七都県市低公害車指定制度、京阪神6府県市低NOx車指定制度等)の排出ガス基準や、国の「物品等の環境負荷の少ない仕様、材質等に関する推奨リスト」のガイドラインをクリアしている。

2.仕様・装備の充実
・ナビゲーションシステム(エプリース、FEを除く全車にメーカーオプション)には、油温や水温などの警告を音声と共に表示し、警告内容によって販売会社等への案内を行う機能や、エンジンオイル等の交換時からの走行距離をグラフ表示するなどの、車両情報表示・案内機能を世界で初めて採用し、実用性を向上させた。さらに、NEO Di QG18DDエンジン搭載車のナビゲーションシステムには瞬間燃費や平均燃費などの燃費情報を表示する機能を装備した。
・走行中、必要以上にアクセルを踏みすぎるとランプが消え、無駄なエンジン回転の上昇を知らせ、ドライバーに低燃費走行を促すエコモニターを1.8リッター2WD車に標準装備した。

3.エクステリア・インテリア
・フロントグリル形状の変更等により、SSS系はスポーティ感を、ルグラン系は高級感を向上させた。
・新車体色ホワイトパールツートーン(3P)、ライトブルー(TM)を追加採用した。
・新デザインの15インチアルミホイールを採用し、スポーティ感をさらに高めた。
・フロントシート形状の変更(2WD車)、シートクロスの変更(ルグラン系)などにより、室内の質感を高めた。
・2.0SSS-Zの前席ヘッドレストをSSS系全車に拡大採用し、スポーティ感を高めた。
・センターコンソールボックスを二段化し、実用性を高めた。
                       (エプリース、FEを除くAT/CVT車)

4.安全
・日欧の側面衝突基準('98年10月以降の新型車に適用)に適合させた、さらに一歩進んだ「ゾーンボディ」を採用した。
・運転席挟み込み防止機構付・全席耐水タイプのパワーウインドウを標準装備した。
・衝撃感知式ドアロック解除システムを採用した。
(1.8FE、1.8エプリース、1.8エプリースアテーサ、ディーゼル2.0エプリースを除く全車)
・4WD車にもブレーキアシストを標準装備した。(2WD車は97年9月に設定済み)
・頭部保護機能付サイドエアバッグ(運転席・助手席SRSサイドエアバッグシステム、全車にメーカーオプション)やキセノンヘッドランプ(SSS系にメーカーオプション)を設定した。

(了)