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'ミニバン・クルーザー'「プレサージュ」を新発売

日産自動車では、“ミニバン・クルーザー”をコンセプトに、本格的なグランドツーリング性を実現した新型高級ミニバン「プレサージュ」を、6月23日より全国一斉に発売する。

今回発売する「プレサージュ」は、太平洋を力強く巡航する高級クルーザーをイメージして新たに開発したミニバンであり、従来ミニバンが持つ空間実用性を、より上質でゆとりあるものとした上で、本格的なグランドツーリング性を実現した。
グランドツーリング性を具現化するのは、個性ある3つのパワーユニットである。クラストップとなる150PSの出力と、これまでのディーゼル車にはない室内静粛性を実現した新開発NEO Di 2.5直列4気筒直噴ディーゼルエンジン「YD25DDTi」、多人数乗りRVに初搭載となる軽快な走りが好評の3.0V型6気筒ガソリンエンジン「VQ30DE」、街乗りでの力強い走りと高速域での爽快な伸びを実現した2.4直列4気筒ガソリンエンジン「KA24DE」の3つのエンジンをラインアップしている。そして、操縦安定性としなやかな乗り心地、高い静粛性を実現した高剛性ボディと、専用チューンのサスペンションが、快適な移動を支えている。
さらに、高級セダンから乗り換えても充分な満足感を得られる上質な車格感を実現した。ダイナミックかつ洗練されたスタイリング、新開発アクティブコントロールエンジンマウント(ACM)(YD25DDTi搭載車に採用)や高剛性ボディによる3列席まで静かなキャビン、座り心地を最優先に設計したシートが、どの席に座っても、快適な乗り心地が得られる上質なインテリアを実現している。
また、新開発のEBD(電子制御制動力配分システム、2WD車に標準装備)とブレーキアシストシステム(ブレーキアシスト+ABS)の組み合わせによる最高水準の制動性能や、先行車への接近を知らせることで運転者の認知・判断を支援する車間距離レーダー(「CⅢ」、「CⅡ」にオプション)をはじめとする多くの安全性能や技術を備えている。
環境面においても数々の配慮を行っており、特に直噴ディーゼルエンジン「YD25DDTi」搭載車は従来ディーゼル車に比べて約40%の燃費向上約30%のCO2低減(10・15モード/社内比較による参考値)を実現し、また日産独自の燃焼方式「M-Fire燃焼」により、NOXを約35%低減しながら黒煙を大幅に減少させている。また、「VQ30DE」車については、NOX等の排出ガス値を現行規制値の1・10レベルに低減したLEV(Low Emission Vehicle)とし、よりクリーンな排気を実現している。

<プレサージュ(Presage)の車名の由来>
“予感”を意味するフランス語Presage(プレザージュ)より命名。21世紀という新時代の生活・シーンを“予感”させ、またドライバーに走りたい気持ち「スポーツ心」を“予感”させるミニバン。

<販売目標台数>       6,000台/月

<取り扱い販売会社>     日産系各販売会社
                 
<発表展示会>       7月4日(土)、5日(日)
7月11日(土)、12日(日)

<車両概要>

1.ダイナミックかつ洗練されたスタイリング
ダイナミックで存在感のあるフロントビュー、シャープで躍動感のあるサイドビュー、ワイドで安定感のあるリヤビューにより、洗練されたフォルムを実現している。
2.快適でゆとりあふれる室内空間を実現したパッケージング
・全長を従来のミニバンと同等に抑えながら、3,208mmのキャビン長(アクセルペダルからバックドアトリムまで)を確保し、後席シートのゆとりあるニールームを実現した(セカンドシートスライドの使い分けにより、セカンド:セドリック並み、サード:ローレル並み)。また、フロントシートからラゲッジスペースまで段差のないフラットなフロアと、1,200mmの室内高によって充分なウォークスルー性を実現している。

・リヤ両サイドに採用した90度近くまで大きく開くドア等により、後席の優れた乗降性を確保した。

・フロント回転対座シート、セカンドシートロングスライド(着座可能域で300mmスライド)&シートバックテーブル、フロント&セカンドシート及びセカンド&サードシートのフルフラット化、サードシートマルチアップなどの組み合わせにより、多彩なシートアレンジメントを実現した。

・最小回転半径5.4m/ウォールtoウォール回転半径5.8mという優れた取り回し性能を実現した(205タイヤ装着車)。また、見にくい位置にある障害物をインジケーターとブザーで警告し、ドライバーの車両感覚をアシストするコーナー&バックソナー(CⅢ、CⅡに標準装備)を設定している。
  
3.満足感を演出する質の高いインテリア
・ドライバーに包み込み感を与えるスポーティなインストルメントパネルや、広範囲に採用した木目調パネル、さらに植毛付きピラートリムなどにより、高級かつスポーティなインテリアを演出している。

・充分なシートクッション厚さと座面長さが、ももをひざ裏近くまでしっかりサポートし、高い吸収振動特性を発揮する、座り心地を重視して設計したシートを全席に採用した。これにより、長距離走行でも疲れない快適な乗り心地を実現している。

・読書時や乗降時に役立つパーソナルランプ(セカンド/サードシート左列頭上に設置。CⅢ、CⅡに標準装備)や、インナーレンズからの光を均一にそろえて発光しランプ下以外でもより明るい光が得られる大型ルームランプ(CⅢ全車に標準装備)等の数々の室内照明により、快適な空間を得ることができる。また、バックドア内側には、角度調整式のレンズ(CⅢ、CⅡに標準装備)を採用したラゲッジルームランプを装備し、利便性を高めている。
4.グランドツーリング性を具現化する3つのパワーユニット/高剛性ボディ
・新開発NEO Di 2.5直列4気筒直噴ディーゼルエンジン「YD25DDTi」(ターボインタークーラー付)は、クラストップの出力150PS/4000rpmを達成し、今までのディーゼル車にはない優れた走りを実現した。さらに、日産独自の新技術「M-Fire燃焼」によりクリーンな燃焼を実現し、従来のディーゼル車に比べ、NOXを35%低減しつつ、黒煙を大幅に低減している。また、車室内騒音及び振動を、今までのディーゼル車にはないレベルに低減した上で、従来ディーゼル車比で約40%の燃費向上と約30%のCO2低減(10・15モード/社内比較による参考値)を実現した。

・軽快な走りと高レスポンス、優れた静粛性で定評のある3.0V型6気筒ガソリンエンジン「VQ30DE」を、「プレサージュ」専用にリファインした。外気導入ダクトの小径化やエアクリーナーの容積アップなどにより吸気騒音の低減を図り、より静粛性の高い快適な室内を実現している。また、「VQ30DE」車は全車、NOX等の排出ガス値を現行規制値の1/10レベルに低減したLEV(Low Emission Vehicle)としている。

・2.4直列4気筒ガソリンエンジン「KA24DE」は、従来型に対し、バルブタイミングの変更により2000rpm付近で約1kg・mのトルクアップを図り、実用域での使いやすさを一層向上させ、街乗りでの力強い走りと高速域での爽快な伸びの両立を実現している。

・ストレートに配した大断面のフロントサイドメンバーや、アウトリガーの適正配置、リヤピラー周りの補強などが実現した高剛性ボディが、優れた操縦安定性としなやかな乗り心地を実現している。

・ダンパーの減衰力を電子制御することで、サスペンションに要求される相反する性能である操縦安定性と乗り心地を高い次元で両立させるアクティブダンパーサスペンション(CⅢ、CⅡのガソリン車にオプション)を設定した。

・ 「YD25DDTi」搭載車には、世界で初めて適応制御を応用することにより、エンジンアイドリング時から高速走行時にいたる全ての走行状態で、車室内の騒音と振動を飛躍的に低減する新開発の「アクティブコントロールエンジンマウント(ACM)」を採用した。また、「VQ30DE」搭載車、「KA24DE」搭載車には、それぞれ電子制御式エンジンマウント、流体封入式エンジンマウントを採用し、優れた静粛性を達成している。

 

5.クラストップレベルの安全性
「インフォメーションセーフティ(危険を予知する安全技術)」、「コントロールセーフティ(危険を回避する安全技術)」、「インパクトセーフティ(被害を最小化する安全技術)」の3つの砦からなる「トリプルセーフティ」という安全思想を基に、「プレサージュ」でも、多くの安全技術を採用し、最高水準の安全性を実現している。

・ 先行車への接近を知らせることで運転者の認知・判断を支援する新開発の車間距離レーダーを採用した。車両前部に取り付けたレーザーレーダーセンサーにより測定した先行車との距離が、自車速度や先行車速度等から演算される設定車間距離より短い場合に、メーター内のインジケーター表示及びブザー音とで報知を行う。(「CⅢ」、「CⅡ」にオプション)

・ 従来型に比べ払拭面積が広く、より広い左前方視界が得られるフロント無段間けつ式マルチリンクワイパーを採用した。

・2WD車について、積載荷重(乗車人数)の変化に応じて前輪/後輪の制動力配分を電子制御により適正化する、新開発のEBD(電子制御制動力配分システム)を採用した。ブレーキアシストシステム(ブレーキアシスト+ABS)と組み合わせることで、前後制動力の有効活用(EBD)と、踏力低減(ブレーキアシスト)の相乗効果により、積載荷重が大きい条件での緊急制動時にも、より少ない踏力で、より高い制動性能を発揮することができる。また、4WD車については、機械式制動力配分システムのLSV(ロードセンシングバルブ)をブレーキアシストシステムとセットで採用することで、同様の制動性能を実現している。

・本年10月から日本及び欧州で導入が予定されている、側面衝突基準などのグローバルな安全基準をクリアする水準とした「ゾーンボディ」を採用した。

6.環境への配慮
日産では、環境保全と資源の有効活用を推進するため全社的に積極的な取り組みを実施している。
「プレサージュ」では、「VQ30DE」搭載車を、10・15モードでの一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)、窒素酸化物(NOX)の排出ガス値を現行規制値の1/10レベルに低減したLEV(Low Emission Vehicle)とし、七都県市低公害車指定制度および京阪神6府県市低NOX車指定制度の排出ガス指定基準をクリアしている。またNEO Di「YD25DDTi」搭載車において、日産独自の「M-Fire燃焼」により、従来ディーゼル車比で約40%の燃費向上と約30%のCO2低減(10・15モード/社内比較による参考値)を実現し、大気汚染の防止や地球温暖化の防止に貢献している。その他、リサイクルしやすい材料の数々の部品への採用や、水質保全、鉛の削減等に積極的に取り組んでいる。

(了)


日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市、社長:相部 剛)は、今回のプレサージュの発売にあわせて、特別仕様車「アクシス」及び福祉車両「アンシャンテ」を新たに設定する。「アクシス」は6月23日より、「アンシャンテ」は7月23日より全国一斉に発売する。

<プレサージュ「アクシス」の車両概要>
プレサージュ「アクシス」は、「更なるスポーティ&ラグジュアリー」をコンセプトに、プレサージュの内・外装に変更を加えたモデルである。
外観については、オリジナルデザインのエクステリアと足廻りにより、スポーティさと高級感を一層強調した。また、内装については、木目調パネルとベージュ系の色味によりトータルコーディネイトすることで、ラグジュアリー感あふれるインテリアとしている。

 

 

<プレサージュ「アンシャンテ」の車両概要>
プレサージュ「アンシャンテ」は、下肢に障害をお持ちの方や高齢者の方をはじめとする、車への乗り降りに不自由を感じている方のために、車両外側に手動で回転、スライドし、電動で昇降する「スライドアップシート」を、助手席に標準で装備した特別仕様車である。

(了)