日産自動車株式会社（本社：神奈川県横浜市西区、社長：西川 廣人）は、当社および日産車体株式会社における6工場での車両製造の完成検査工程における不適切な取扱いの発覚並びに同事案の再発を受け、再発防止策を講じてまいりましたが、生産再開の準備が整い、11月1日から本日までの間で、国土交通省の立ち入り検査を受けました。
5日までのオートワークス京都を除く5工場での立ち入り検査において、国土交通省への届け出書類と工場での実作業を行う基となる標準作業書との不整合などが発見されましたので、これを見直し、同省の確認を得ました。
これとは別に、第三者調査チームにより完成検査員任命・教育プログラム運用面での瑕疵が発見され、今後間違いない生産準備とするために再教育・再試験などの追加の改善措置を講じます。
上記追加改善措置の実施を条件に、完成検査に関する同省の確認が得られましたので、当社としてオートワークス京都を除く5工場での国内市場向け車両生産および出荷を11月7日より順次再開することを決定いたしました。
本件につきましては、お客さまならびに関係者の皆様に多大なご迷惑・ご心配をおかけしておりますこと、改めてお詫び申し上げます。
当社は、しっかりと安全確保を第一に、法令遵守の推進と、今回措置した対策の実施を進めてまいります。
以上