日産自動車は、3列シート車の「cube3(キューブ キュービック)」を9月3日より全国一斉に発売する。
キューブ キュービックSX<オプション装着車>
「コンパクトでありながら実用性の高い3列シート車」を目標に開発した「キューブ キュービック」の特長は以下の通り。
●Super 3列パッケージ
3900mm のコンパクトな全長の中でクラストップレベルの室内効率を実現した室内に、「キューブ」の特長であるソファのように快適なシートを配した。コンパクトでありながら、セカンド+サードシートのニールーム&ヘッドルームは、必要な時は大人が十分乗れるスペースを確保し、大きなリヤドア開口と簡単・軽快なシート操作の組み合わせで、2列目・3列目への乗降性が向上。また、小回りの利く4.7mの最小回転半径は、街中での快適な運転を実現。
●Super コンビニエンス
簡単な操作で、乗車人数や使用用途に合わせられる実用的なシートアレンジ、「キューブ」ならではの「すっきり」「たくさん」「ここにも」入る収納。
●Super コーディネーション
スイッチの色にまでこだわった2色のインテリアカラーと8色のボディカラーの16通りから自由に選択できるカラーコーディネーション。
*「cube3(キューブ キュービック)」車名の由来
「cube」の持つスペース効率の良さをさらに進化させ、「より広い室内とより幅広い空間の使い方」を実現したことを、体積・容積を示す単位の「立方=3乗」(英語でキュービック)で表現した。さらに「3」という数字は
3列シート車であることも表している。
<販売目標台数> 3,500台/月
<取り扱い販売会社> NISSAN Blue Stage:日産系、モーター系各販売会社
NISSAN Red Stage :サティオ系、プリンス・チェリー系各販売会社
*全車種取り扱い店(NISSAN Red & Blue)を含む
<発表展示会> 第1回:9月6日(土)、7日(日)
第2回:9月13日(土)、14日(日)、15日(月)
<車両概要>
1. デザイン
「個性」「機能」「愛着」を高い次元で調和させた「NEW CUBIC DESIGN」の考えのもと、「温かさ、柔らかさ、質感」を表現した。
●エクステリア
エクステリアデザインは、個性と機能を両立した左右非対称デザインに加え、車格感と伸びやかで安定感のあるプロポーションが特徴である。
●インテリア
温かみのあるリラックススペースを実現しながら、「使って楽しい機能的なデザイン」を念頭に、使いやすく豊富な収納スペースをすっきりとデザインするとともに、「キューブ」の特長であるソファのように快適なシートをサードシートまでしっかりと確保した。
また、2種類のインテリアカラーを用意し、8色のボディカラーとの組み合わせによる16通りのバリエーションの中から、好みやスタイルにあったカラーコーディネーションを自由に選ぶことができる。
2. パッケージング
3900mmのコンパクトなボディサイズに広い室内を持つ「キュービックパッケージ」により、サードシートまで快適な空間を実現した。
・最小回転半径4.7m(14、15インチタイヤ装着車ともに)により、手軽な取り廻しと運転のしやすさを実現。
・セカンド+サードシートのニールーム&ヘッドルームは、大人も乗れる居住スペースを確保。
・リヤドア開口部を広げ、上半身の通過スペースを拡大することで、セカンド・サードシートの乗降性が向上。
・充分なニールーム、広いヘッドルーム、適度なヒール段差*の3つのバランスを最適化し、クラストップレベルの居住スペースを実現したサードシート。
*ヒール段差:フロアからヒップポイントまでの高さ
・サードシートのシート幅はクラストップレベルの990mmを実現。
・ドライバーのヒップポイント地上高を、前が見やすく乗降性の高い625mmとするとともに、リフト量40mmのラチェット式シートリフターにより、幅広い体格の人がベストなドライビングポジションを取ることを可能とした。
3. 実用性
・ セカンドシート(左右6:4 分割独立)は、左右独立スライド/リクライニング/ウォークイン機構により、チャイルドシートを1脚装着したままでも、サードシートへの乗降が可能。
・セカンドシート横に乗車用レバー、後側に降車用ウォークインペダルを採用。1アクションでシートバックが前に倒れスライドする。また、シートバックを戻し後ろに引くと、ウォークインメモリー機能によりスライドメモリー位置まで復帰し、セカンドシートへの乗り込みが容易になるとともに、サードシートの乗員にも充分なスペースを確保。
・サードシートのセットアップはシート背面のストラップを持ち、背もたれを起こせば、あとはヘッドレストを差し込むだけの簡単操作で行え、7人乗車にもすぐ対応可能。格納時には座面が沈み込み、荷物の収納に便利なフラットなラゲッジフロアが出現。さらにセカンドシートまで倒せば、ラゲッジ開口段差がない、さらに広くフラットなラゲッジが出現。
・乗車人数や目的に合わせた実用的で使い勝手のよいシートアレンジと多彩な収納。
・キーを携帯するだけで、ドアのロック・アンロックおよびエンジン始動・停止ができる、「インテリジェントキー」の採用。
・「つながる楽しさ」と「つながる安心感」を実現する日産情報サービス「カーウイングス」をオプション設定。
4. メカニズム
・エンジンには低燃費/低排出ガス/高出力・高トルク/低騒音/軽量コンパクトを高次元でバランスさせたCR14DEを搭載。
・トランスミッションは「キューブ キュービック」専用に最適制御。市街、郊外路での出足および追い越し加速の力強さに重点をおいた設定とし十分な動力性能を実現。
・マニュアルモード付6段変速のエクストロニックCVT-M6は、滑らかな加速と燃費向上を実現。ステアリングスイッチにより、親指一本でシフトアップダウンができ、また、スポーツモードスイッチの設定により、スイッチを押すだけで、素早いシフトダウンが可能。
・フロントにはストラット式を、リヤにはH型トーションビーム式を採用。前後スタビライザーの剛性アップ、リヤサスペンションビームの高剛性化、ショックアブソーバー減衰力とスプリングばね定数の最適化を行い、優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現。
5. 安全/環境
・アクティブヘッドレストの全車標準装備。
・「運転席・助手席SRSエアバッグシステム」の標準装備に加え、「運転席・助手席サイドエアバッグシステム」、側面衝突時に前後席の乗員の頭部を保護する「SRSカーテンエアバッグシステム」をオプションで設定。
・全車が平成12年基準排出ガス75%低減レベルを実現し、「超-低排出ガス車」*1の認定を取得。さらに、2010年燃費基準に適合し、グリーン税制の優遇措置*2を受けることができる。
*1:2000年4月より国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度。「超-低排出ガス車」は、NOxおよびHCの排出量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス75%低減レベル」をクリアした低公害車。
*2:グリーン税制適合車には、2004年3月31日までの新規登録車に対し、自動車取得税減税(自家用車の場合15,000円の軽減)、自動車税減税(登録翌年度から1年間、「超−低排出ガス車」の場合は50%軽減)が適用される。但しオーテック取り扱い車は適用除外となります。
<全国希望小売価格(消費税を含まず)>
(単位:千円) |
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||||
駆動 |
グレード |
エンジン |
ミッション |
価格 |
|
2WD |
SX |
CR14DE |
E-ATx |
1,398 |
☆掲載写真車種 |
エクストロニックCVT-M6 |
1,446 |
|
|||
EX |
E-ATx |
1,592 |
|||
エクストロニックCVT-M6 |
1,640 |
E-ATx:フルレンジ電子制御4速オートマチック
エクストロニックCVT-M6:6速マニュアルモード付無段変速機
日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン(本社:神奈川県茅ヶ崎市社長:相部 剛)は、「キューブ キュービック」の新発売にあわせて、特別仕様車「ライダー」を設定し、9月3日より全国一斉に発売する。
また、ライフケアビークル(LV)*として、助手席への乗り降りを容易にする「アンシャンテ」 シリーズ、主に下肢の不自由な方が運転する運転補助装置を装備した「ドライビングヘルパー」を設定する。
*ライフケアビークル・・・日産自動車グループでは、生活のいろいろなシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を
「ライフケアビークル」(LV:Life care Vehicle)と呼んでいる。
「ライダー」<オプション装着車>
「助手席スライドアップシート」<オプション装着車>
<キューブキュービック「ライダー」の車両概要>キューブ キュービック「ライダー」は、エアロパーツによる個性に「上質、愛着」といった要素を加え、光輝ハーフパイプグリルにより新鮮なデザインとした「新世代ライダー」である。
キューブ キュービック「ライダー」は、エアロパーツによる個性に「上質、愛着」といった要素を加え、光輝ハーフパイプグリルにより新鮮なデザインとした「新世代ライダー」である。
この特徴的なエクステリアと共に、本革巻ステアリング、専用シート地(シルバー)&ドアトリム地(ブラック)、グリルデザインをモチーフとした専用インスト光輝モール等を採用したインテリアとあいまって、個性的かつ質感あふれる商品となっている。
<キューブ キュービック「LVシリーズ」の車両概要>
●アンシャンテ「フラップシート(手動式)」
フラップシートはシートクッションサイドに装着し、折りたたみの補助座面としてシート座面全体を広げることができ、乗降時に、より外側に着座できるため、足が手前に引け、自然な姿勢での乗降を可能とした。「助手席タイプ」と「運転席タイプ」の2種類を設定した。
●アンシャンテ「助手席回転シート」
軽いレバー操作で助手席を外側に回転、更に車外へスライドできるので、体をひねることなく乗り降りの負担を軽減した車両である。また、乗降時の補助に、助手席側アシストグリップを標準装備した。
●アンシャンテ「助手席スライドアップシート」
助手席を車両外側に回転・昇降させる操作を全て電動化し、車いすからの乗り降りの負担を軽減した。さらに室内では前後スライド(電動)ができ、助手席にお座りの方のシートポジション調整を可能とすることで、室内での快適性を向上させた。
※アンシャンテシリーズにはディーラーオプションとして、重い車いすをラゲッジルームに持ち上げることなく、電動で車いすを吊り上げ収納する「車いす収納装置(電動式)」を設定した。
●ドライビングヘルパー「オーテックドライブギアタイプe」/「オーテックドライブギア」
主に下肢に障害をお持ちの方が、アクセル・ブレーキ等を手だけで操作することができるようにした車両である。
「オーテックドライブギアタイプe」は手元のコントロールグリップで行うアクセル操作の制御方式に電子制御方式を採用することで装置のコンパクト化や操作の滑らかさを向上させた。黒/シルバーを基調とし、本革巻/アルミコンビのコントロールグリップと、本革巻ステアリングノブを採用し、スポーティで斬新なデザインとした。
「オーテックドライブギア」は、アクセル操作の制御方式にワイヤー式を採用している。美しいデザインのウッドグリップ&ウッドノブで高級感のあるデザインとした。
また、オプションとして車いす(約20kgまで)を担ぎ上げることなく、車内へ楽に収納できる「チェアクレーン」や、シートと車いすの移乗の際にわたり板の役目をする「運転席フラップ
シート (手動式)」などを設定した。
<取り扱い販売会社> NISSAN Blue Stage:日産系、モーター系各販売会社
NISSAN Red Stage:サティオ系、プリンス・チェリー系各販売会社
* 全車種取り扱い店(NISSAN Red & Blue)を含む
<全国希望小売価格(消費税を含まず)>
(了)