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日産自動車、「日産アートアワード2015」展覧会の見所と関連イベントを発表

日産自動車、「日産アートアワード2015」展覧会の見所と関連イベントを発表

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:カルロス ゴーン)は9日、11月14日(土)から12月27日(日)まで横浜のBankART Studio NYKにて開催する 「日産アートアワード2015」展覧会の見所と、トークやガイドツアーなどの関連イベントを発表しました。本展は、今年の初めに選出されたノミネートアーティスト33名の中から、第一次選考によって選ばれたファイナリスト7名(秋山さやか、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子:本年6月17日発表)による展覧会です。

現代社会を瑞々しい感性で見抜き、特に過去2年間の活躍が目覚ましかったことを評価されたファイナリストが、日産の支援を得ながら、空間全体を作品として表現するインスタレーションや彫刻、映像、写真など、多岐に渡るメディアで新作を発表します。日本の現代美術のいまを切り取る、ファイナリストの作品にご期待ください。

<各アーティスト新作の見所>

作家名 新作について(予定)
秋山さやか 横浜で2ヶ月半滞在制作し、その記憶と歩いた軌跡を、1針1針表現します。
久門剛史 会場であるBankARTの空間や音、光を作品に取り入れたインスタレーションを展示します。
石田尚志 絵画と映像を融合させたダイナミックな空間を生み出します。
岩崎貴宏 日用品や桧を使って、緻密な建築風景を表出します。
ミヤギフトシ 2012年から取り組んでいる「American Boyfriend」プロジェクトを展開し、沖縄とアメリカで撮影した映像などを展示します。
毛利悠子 横浜のスタジオで、日用品や機械を用いたインスタレーションに取り組みます。
米田知子 イギリスと日本で綿密なフィールドワークを行い、その歴史の痕跡を写真に収めます。

 

会期中にはファイナリストやグランプリ受賞者によるトークイベントやギャラリーガイドツアーを開催します。また来場者が最も印象に残ったファイナリストを応援できる、オーディエンス賞を設けます。オーディエンス賞は11月14日(土)~11月23日(月・祝)の10日間、来場者の投票によって決定されます。

グランプリ受賞者は11月24日(火)に国際審査委員会により選出され、オーディエンス賞と共に同日発表する予定です。また、グランプリ受賞者に授与するトロフィーは、プロダクトデザイナーの鈴木啓太氏がデザインします。「刺激に満ちたアーティストの創造力」をデザインの出発点とし、次世代へ脈々と紡がれていく創造の永遠性を表したトロフィーの意匠は、鈴木氏が熟練した技法を持つ職人と恊働し、最先端技術と日本の伝統工芸を融合させて創り上げる予定です。

1:日産アートアワード2015展覧会について

<関連イベント>*すべて日本語のみ *参加無料

1. ファイナリスト7名によるアーティスト・トーク
ファイナリストが自身の作品や今回の展示について語ります。

11月14日(土)
15:00~16:30
岩崎貴宏、久門剛史、毛利悠子
11月21日(土)
15:00~16:00
秋山さやか、石田尚志
11月22日(日)
15:00~16:00
米田知子、ミヤギフトシ

定員:各回40名 申込:要予約※

2. グランプリ・アーティストによるトーク
グランプリ受賞者が出展作品や今後の制作に関する展望について語ります。

11月28日(土) 時間未定

定員:40名 申込:要予約※

3. ギャラリーガイドツアー
展覧会スタッフが、展示室内でツアー形式のトークを行います。

11月 14日(土)、21日(土)、28日(土) 13:00~13:45
12月 5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土) 13:00~13:45

定員:各回20名 申込:不要(先着順)、当日ギャラリー入り口にお集まりください。

※予約が必要なイベントは10月1日(木)に公式サイトにて予約申し込み方法を発表します。
※出演者、スケジュールは諸般の事情で予告無く変更する場合があります。

<「日産アートアワード2015」展覧会概要>

主催 日産自動車株式会社
企画・運営協力 NPO法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]
協力 カムデン・アーツ・センター
展覧会協力 BankART1929
展覧会後援 横浜市
展覧会会期 2015年11月14日(土)-12月27日(日)
開館時間 11:00~19:00 無休 ※11月24日(火)は、イベント開催のため一般入場ができません。
会場 BankART Studio NYK、2F(神奈川県横浜市中区海岸通3-9)
入場料 無料
参加アーティスト
(ファイナリスト)
秋山さやか、久門剛史、石田尚志、岩崎貴宏、ミヤギフトシ、毛利悠子、米田知子

 

<「日産アートアワード2015」授賞式・レセプション>
11月24日(火)、ファイナリストと国際審査委員および日産のCEOのカルロス ゴーン同席の元、展覧会会場にて授賞式およびレセプションを、報道関係者や美術関係者を迎えて開催予定です。(*招待客のみご参加いただけます。)

なお、各授賞の詳細は、授賞式翌日の11月25日(水)に公式サイトとプレスリリースでお知らせする予定です。

<「日産アートアワード2015」 SNS>
Facebook: https://www.facebook.com/NissanArtAward
Twitter: https://twitter.com/NissanArtAward

 

日産アートアワード2015 ファイナリストについて

秋山 さやか(あきやま さやか)1971年兵庫県生まれ。神奈川県在住。
さまざまな土地で生活し、あるき、その軌跡を1針1針縫い付けたり線を描いたりする中から「時間のあしあと」を探ってゆく作品を制作。昨年は上海で開催した個展「もずのはや贄」にて、日々変化する自己の生活そのものをむき出しにしたインスタレーションを発表。新境地を切り開いた。

久門 剛史(ひさかど つよし)1981年京都府生まれ。京都府在住。
「音」と「彫刻」を融合させた作品を制作。場所やものの様々な現象や歴史に着目し、音や光、立体を用いて記憶や物語を紡ぎ出す空間を創出している。PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭の特別連携プログラム「still moving」展(2015)では、かつての小学校の教室を使い、場の記憶を呼び起こすインスタレーションを発表。平成27年度京都市芸術文化特別奨励者に選出された。

石田 尚志(いしだ たかし)1972年東京都生まれ。東京都在住。
画家および映像作家として活動。絵画制作のプロセスである「絵を描く」という行為そのものに着目し、それを映像メディアによって「動く絵」として作品に昇華させ、身体や時間の痕跡を記している。横浜美術館で開催された個展(2015)では、初期の未発表作から最新の映像作品まで、約20年に渡る創作活動の軌跡をたどる大規模なものとなり、注目を集めた。

岩崎 貴宏(いわさき たかひろ)1975年広島県生まれ。広島県在住。
鉄塔や工事現場など現代の日常風景や、厳島神社や金閣寺といった歴史建築物を、緻密な構造体の彫刻作品として再構成し、さまざまなスケールで世界を表現している。2015 年は、ニューヨークのアジアソサエティにて、着物の糸をほどいて風景を構築する新作を発表したほか、黒部市美術館、小山市立車屋美術館など、国内で個展を開催。

ミヤギ フトシ(みやぎ ふとし)1981年沖縄県生まれ。東京都在住。
ニュ ーヨークに渡り、美術関連書籍の専門店に勤務しながら制作活動を開始。自身の記憶や体験に向き合いながら、国籍や人種、アイデンティティといった主題について、写真や映像、オブジェ、テキストなど、多様な形態で作品を発表している。東京都現代美術館で開催された「他人の時間」展(2015)では、2012年より開始したリサーチ・プロジェクト「American Boyfriend」の一つとなる映像作品を発表した。

毛利 悠子(もうり ゆうこ) 1980年神奈川県生まれ。東京都在住。
日用品や機械構成された立体物を環境に寄り添わせ、磁力や重力、光など、目に見えない力を感じ取るインスタレーションを制作。近年は「札幌国際芸術祭2014」、「ヨコハマトリエンナーレ2014」にて、場所やモノに遺された微かなエネルギーを掘り起こすサイトスペシフィックな作品を発表した。2015 年9 月まで、アジアン・カルチュラル・カウンシルのグランティとしてニューヨークに滞在。

米田 知子(よねだ ともこ)1965年兵庫県生まれ。英国、ロンドン在住。
歴史や場所の丁寧なリサーチを通して“記録”という写真の根本的な役割をベースにしながら、現実に見えているものだけではなく、そこにある記憶を背景に投影している。近年は、日本や世界の近代化における歴史をテーマにした作品に取り組む。東京都写真美術館および姫路市美術館に巡回した展覧会が高い評価を受け、2013年度芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。

■ 参考図版

<関連URL> 「日産アートアワード」サイト http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/

ブルーシチズンシップ
ブルーシチズンシップは「人々の生活を豊かに」というビジョンを実現するための、私たち日産の決意です。日産はお客さま、株主、従業員、地域社会を大切に思い、将来にわたって価値ある永続的なモビリティの提供に努めます。事業を通じて経済貢献すると同時に、社会の一員として、持続可能な社会の発展を目指します。

以 上