「ティーノハイブリッド」を発表

平成12年3月23日

　日産自動車は、ティーノにハイブリッドシステムNEO HYBRID（ネオ ハイブリッド）を搭載した「ティーノハイブリッド」を発表、４月１４日よりインターネットで購入予約を受け付ける。

ティーノは平成１０年１２月より新発売した、ショートボディに高さと幅を活かしたゆとりある室内空間を実現したオールマイティなハイトワゴンである。
今回発売する「ティーノハイブリッド」は、燃費を同クラスのガソリンエンジン車の２倍以上、ＣＯ２排出量を２分の１以下としたハイブリッド車である。さらに、ガソリン車と同等の走行性能を発揮するとともに、大人５人がゆったり乗ることができ、充分な荷室スペースも確保するというユーティリティ性を持つことが特長である。
今回は、販売台数を１００台とし、購入予約を４月１４日１４時よりインターネットで先着順に受け付ける。その後は反響を見て、増産を含め検討する。

日産自動車では、今後ますます重要性が増す環境対応の手段の一つとして、ハイブリッドシステムを重要な技術と位置づけており、引き続き積極的に研究開発を行っていく。

＜車両の特長＞
・NEO HYBRIDは、エンジンとモーターを最適に使い分ける^＊１高効率な動力伝達システムであり、同クラスガソリンエンジン車^＊２に比べ燃費が2倍以上向上するとともに、ＣＯ２排出量を２分の１以下に削減した。

＊１：エンジン効率の悪い発進時や低速走行時は、モーターの動力のみで走行し、中高速走行時はエンジンの動力のみで走行する（急加速時等にはモーターからも動力が伝達される）。また、減速時にはモーターが回生発電を行い、バッテリーを充電する。車両停止時にはエンジンは自動的に停止する。
＊２：同クラス排気重量ランク1500kg車の平均値（社内計算値）と比較

・HYPER CVTの無段変速機能により、エンジンとモーター、それぞれの効率の良い運転が可能となり、燃費の向上と力強く滑らかな加速性能との両立を実現。

・軽量コンパクトなマンガン系正極のハイブリッド車専用リチウムイオンバッテリーを採用し、搭載重量を軽減するとともに、床下重心付近に搭載することで、ティーノの特長である広々とした室内空間を確保し、高い操縦安定性能を実現した。

・エンジン、モーターの作動状況や瞬間燃費、平均燃費が一目でわかるマルチファンクションディスプレイを搭載。５．８インチ液晶モニターを採用し、最新ナビゲーション機能も備えている。

・快適な室内を確保しながらエアコン効率の向上に貢献するＵＶカット断熱ガラス、省電力のＬＥＤ式リヤコンビランプの採用によりバッテリーの負担を軽減。

・今回、「ティーノハイブリッド」をご購入頂いたお客様全員に、下記サービスを提供。

• コンパスリンク対応アダプター＋ハンドフリーシステムの無料提供
• コンパスリンク入会手数料＋６カ月間会費無料
• ２４時間サポートサービスを車両購入から１年間無料サービス

＜NEO HYBRID主要諸元＞

＜購入方法＞
「ティーノハイブリッド」の購入予約は４月１４日（金）１４時よりインターネットの「ティーノハイブリッド」ホームページ(http://www.nissan.co.jp/TINO/HYBRID/)^＊１にて行う。同ホームページでは、「見積りシミュレーション」「下取り査定」「クレジット審査（希望者のみ）」「販売会社指定」「商談日指定」を可能とした。これによりお客様の購入・検討の際の利便性を大幅に向上させることが出来る。お客様が購入条件に納得されれば、インターネットでの購入申し込み後、下記取り扱い販売店にて、予約内容に基づいた正式契約ならびに登録に必要な諸手続きを行う。
　尚、日産自動車のインターネットホームページ羅針盤にて、羅針盤パスポートメンバーを募集しており、羅針盤パスポートメンバーの方には、一般ユーザーに先がけて、「ティーノハイブリッド」の購入予約を受け付ける^＊２。
　今回は、正式契約が１００台に達した時点で販売を終了する。
　＊１：一般ユーザーには４月１４日（金）１４時より公開
　＊２：羅針盤パスポートメンバーには４月１４日（金）１０時より購入予約受け付け開始

＜取扱販売会社＞
ＮＩＳＳＡＮ Ｒｅｄ Ｓｔａｇｅ：サティオ系、プリンス・チェリ－系各販売会社
　＊全車種取り扱い店（ＮＩＳＳＡＮ Ｒｅｄ ＆ Ｂｌｕｅ）を含む

＜全国希望小売価格（消費税を含まず）＞　　　（単位：千円）

HYPER CVT:無断変速機