日産自動車2月度生産・販売・輸出実績（速報）

グローバル生産（国別）

注1．）その他は、台湾、タイ、フィリピン、南アの生産台数の合計。但し、ＣＫＤ分を除く。

主要市場販売（地域別）

注2．）日本は、軽を除き、海外生産車を含む登録ベース
　　　　　　乗・商の区分は、車種（シャシーベース）を基準に集計。
注3．）米国は、ハワイを含む小売ベース。
　　　　　　　2月の稼働日調整済みの前年同月比は+8.2％。
　　　　　　　ニッサン・ディビジョン：53,296台、  インフィニティ・ディビジョン：5,032
注4．）カナダとメキシコは、小売ベース。         
注5．）北米は、グアム、サイパン等の諸島を含む小売ベース。                 
注6．）欧州は、全欧小売ベース。                 

輸   出

日産自動車は26日、2月度の生産・販売・輸出実績（速報）をまとめた。（対前年比は前年確報値との比較。）2月のグローバル生産は対前年同月比-0.2%となった。日本、北米、欧州の3大主要市場の販売合計は-1.1%と前年同月実績を下回った。

1．生産

2月のグローバル生産は218,611台（対前年同月比-0.2%）で前年並みとなった。商用車の国内生産が同+27.6%となった他、米国生産も大幅な増産となったが、全体としては4ヶ月連続で前年同月実績を下回った。

2月の国内生産は114,187台（対前年同月比-4.4%）となり、3ヶ月連続で前年同月実績を下回った。これは、米国向けG35（日本名：スカイライン）やエクストレイルなどの輸出向け車両の生産が増加した一方、3月5日発売の新型マーチへのモデル切り替えに伴い、同車が対前年同月比-40.3%となったことによる。

2月の海外生産は、104,424台（対前年同月比+4.9%）となり、10ヶ月ぶりに前年同月実績を上回った。

米国生産は、販売好調な新型アルティマの増産により、全体として対前年同月比+56.1%となった。メキシコにおける生産は、米国向けが好調なセントラが同+14.5%となり、全体として同+7.4%となった。欧州では、新型プリメーラの生産が本格化し、英国の生産は同-0.8%となった。スペインの生産は、旧モデルの生産打ち切りにより同-61.9%となった。その他の地域における生産は対前年同月比-8.0%となった。

2．販売

2月の全需（軽を除く）が対前年同月比-5.9%となった中、日産の国内登録は68,315台（同-8.6%）となり、国内シェアは19.5%と前年同月実績を0.6ポイント下回った。国内新車販売市場が低迷する中、ウイングロードやセレナ、リバティなど最近マイナーチェンジしたモデルの販売が好調だった。

2月の日産の米国販売は、5ヶ月連続で前年同月実績を上回った。ピックアップの販売が前年に対して減少したものの、新型アルティマが対前年同月比で+24.1%、セントラが同+26.9%、マキシマが同+24.0%、エクステラが同+13.9%と販売を牽引し、全体として同+8.2%となった。カナダは、新型アルティマの好調な販売により同+38.9%と大幅に伸長した。メキシコにおける販売は同+17.4%となった。

2月の欧州における日産の販売は、とりまく自動車販売市場の厳しい競争環境の中、エクストレイルの販売が力強い立ち上がりをみせる一方、3月の新型プリメーラの発売を控え、全体として対前年同月比-9.8%となった。

3．日本からの輸出

2月の輸出は、50,233台（対前年同月比+16.8%）と2ヶ月ぶりに前年同月実績を上回った。米国で3月に新規投入したG35（日本名：スカイライン）や、中近東向けのピックアップトラック、海外市場で昨年秋に新規投入したエクストレイルの輸出により、前年に対し大幅な伸長となった。

以 上