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「放電対応EVを用いたエネルギーマネジメントシステム」がNEDOの「蓄電複合システム化技術開発」に採択

日産自動車株式会社
株式会社日立製作所
オリックス株式会社
オリックス自動車株式会社
株式会社日産カーレンタルソリューション

日産自動車株式会社、株式会社日立製作所、オリックス株式会社、オリックス自動車株式会社は、4社共同で推進する「放電対応EV(電気自動車)を用いたエネルギーマネジメントシステム」について、2010年8月31日に、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が支援する「蓄電複合システム化技術開発(*1)」の採択を受けましたのでお知らせします。

本技術開発事業は、8月11日に横浜市から経済産業省に提出された「横浜スマートシティプロジェクト(YSCP)(*2)」のマスタープランを実施する関連提案と連携し、横浜市実証グループとして体制を整備して実施いたします。また、日産自動車はNEDOからの指名を受けて「蓄電複合システム化技術開発」の横浜市実証グループの幹事社として取り組んでまいります。

今回共同で推進する技術開発は、EVの車載蓄電池を、将来的に電力貯蔵可能な社会インフラの一つとして、家庭および地域社会で活用するためのものです。各社の役割は以下の通りとなります。なお、4社に加え、開発オブザーバーとして、株式会社日産カーレンタルソリューションが参画します。

【各社役割】

  • 日産自動車:
    EVの蓄電池から家庭やビル等に放電が可能となる通信制御を含めた技術開発
  • 日立製作所:
    太陽光発電と蓄電池を利用したエコ充電システムおよびEVとエコ充電システムを連携させたエネルギーマネジメントの開発
  • オリックスおよびオリックス自動車:
    充電スタンド管理センターと連携し、予約・配車を行うEVシェアリングマネジメントシステムの開発

これらの技術を、家庭・ビルや地域のエネルギーマネジメントシステムと連携させることで、戸建住宅や、集合住宅・ビル、エコ充電スタンドに接続するEVの車載蓄電池や定置型蓄電池を効率的かつ利便性良く運用し、再生可能エネルギーの利用率の向上を図るとともに、地域一帯のエネルギーマネジメントの実用可能性を検証していきます。

今回開発する技術は、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証地域」として認定された横浜市が推進する「横浜スマートシティプロジェクト(Yokohama Smart City Project:YSCP)」の一部として、今後、同市にて実証を進めていく予定です。

日産自動車、日立製作所、オリックス、オリックス自動車、日産カーレンタルソリューションは、今後もCO2排出削減を支援し、地域社会の環境負荷低減につながるサービスの開発に取り組んでいきます。

<今回開発するシステムの概要と各社分担>

概要
  1. *1 家庭・ビルでの太陽光発電など、分散型電源の大量導入を可能にするため、家庭・ビルに設置する蓄電地およびその利用技術開発、エネルギーマネジメントシステムの実証、評価技術開発、標準化を行う事業。
    URL:https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/koubo/FA/nedokouboplace.2010-02-17.4170798083/nedokoubo.2010-05-14.3207678067/
  2. *2 経済産業省「次世代エネルギー・社会システム実証」の採択について
    URL:http://www.meti.go.jp/topic/data/091110aj.html#008
  3. *3 CEMS(Community Energy Management System):地域エネルギーマネジメントシステム
  4. *4 PCS(Power Conditioning System):発電機の発電電力や風車の回転数を制御するコントロールシステム

■ご参考
NEDO「蓄電複合システム化技術開発」に係る委託先の決定について
URL:https://app3.infoc.nedo.go.jp/informations/koubo/koubo/AT5/nedokoubo.2010-08-25.2923978601/

以 上