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日産とルノー、共同購買会社による購入規模を増大。あわせて、2番目の合弁会社「ルノー・日産インフォメーションサービシズ」を設立。

 

日産とルノーのアライアンス・ボード(日産とルノーの共同運営組織「ルノー・日産BV」の役員会)は、共同購買会社「ルノーニッサンパーチェシングオーガニゼーション(RNPO)」による共同購買規模(金額)を、現在の約150億USドルから210億USドルへと引き上げることを決定した。また、RNPOに続く2番目の合弁会社となる「ルノー・日産インフォメーションサービシズ(RNIS)」を、2002年7月1日に設立することを決定した。RNISは、両社の情報システム部門のもとで、効率を向上させコストを削減することでシナジーを拡大し、大きな付加価値を提供していく。

日産とルノーのアライアンス・ボードは、「ルノーニッサンパーチェシングオーガニゼーション(RNPO)」を通じて行っている共同購買の規模(金額)を、現在の年間約150億USドルから210億USドルへと引き上げることを決定した。

RNPOは、購買分野における品質、コスト、デリバリーに関して最も高い競争力を獲得すること、及び、サプライヤーに関連する事項を世界規模でマネジメントすることを目的に、2001年4月に設立された組織である。

RNPOは、“サプライヤーへのワンボイス”という基本理念に基づき運営されており、目標以上のコスト削減を達成するとともに、設立初年度に様々なプロジェクトのために146の案件においてサプライヤーを選出している。

共同購買規模(金額)は、60億USドル増加して約210億USドルとなる。これは、主にパワートレイン分野において増加させるものである。

共同購買に引き続き、情報システム分野においても、アライアンスによるシナジー(相乗効果)の創出を追及する。昨年9月に「ルノー・日産IS/ITアライアンスオフィス」を設立し、シナジー拡大を推進してきたが、次のステップとしてルノー・日産BVの100%子会社として「ルノー・日産インフォメーションサービシズ(RNIS)」を設立し、新たなシナジー目標達成を目指す。本社を東京に、支社をパリにおいてグローバルに運営を行う。

RNISは、ISマスタープラン、アーバニズム(システム基本モデル構築)とIS(アプリケーションシステム)戦略、IT(システムインフラ)戦略、パフォーマンス管理、プロジェクトオフィス、SAPコンピテンス(SAP管理)センター、それにネットワークとテレコミュニケーションの7つの機能を推進していく。

第一段階は、15名のプロジェクトマネジャーとエキスパートより成る専任体制でスタートし、シナジー創出の促進に重点的に取り組む。次の段階では、上記の7つの機能の各々がルノーと日産両社に対して業務サービスを提供できるように会社の規模を拡大していく。これらの7つの機能の各々にリーダーとして1名マネージャーをおいて、各機能毎にターゲットとコミットメントの設定を行う。

この様なサービス会社としての役割に加えて、RNISは、ルノーと日産に対して共通の方針策定を行う。まずは、その一環として最初のアライアンスISマスタープランが2002年末までに策定される予定である。

RNISの取締役会は、両社の最高財務責任者(CFO)、最高情報責任者(CIO)とRNISの社長(ファリッド・アラクタンジ)の5名より構成される。

以  上