「シーマ」をマイナーチェンジ

日産自動車は、「シーマ」をマイナーチェンジし、8月26日より全国一斉に発売する。＊1

シーマ450XV＜オプション装着車＞

今回のマイナーチェンジの特長は、先進技術の搭載である。追従中の先行車との追突が避けられないと判断した場合に自動的にブレーキを作動させ、追突時の被害を軽減する「インテリジェントブレーキアシスト」を採用した。また、エアバッグ等の安全装備の効果を最大限に引き出し、衝突時の被害を軽減させる「前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルト」を採用した。さらに、道路状況に合わせてヘッドランプの照射範囲を自動的に変化させ、夜間走行時などの前方の視認性を高める「アクティブAFS＊２」を全車に採用している。
また、新開発のV8 4.5L「VK45DE」エンジン搭載車は国土交通省の低排出ガス車認定制度で、「超-低排出ガス車(U-LEV)」＊３の認定を受けている。
さらに、個性的で魅力的なデザインを追求し、エクステリアはラグジュアリーな雰囲気を高め、上質セダンとしてのさらなる存在感を表現した。インテリアについては質感を高め、いっそうの高級感を演出している。

*1:4WD車については今秋発売予定。
*2:Adaptive Front-lighting System
*3:2000年4月より、国土交通省が、一般消費者の選択を通じ、排出ガス低減性能の高い自動車の普及を促進するために開始した低排出ガス車認定制度。「超-低排出ガス車」は、NOxおよびHCの排出量の低減レベルが「平成12年基準排出ガス75％低減レベル」をクリアした低公害車。

＜仕様・装備の主な変更点＞

エクステリア
●フロントグリル、ヘッドランプインナーパネル、17インチアルミロードホイールの意匠変更
●ボディカラーに新色のビンテージブロンズ（PM）を追加 など
＊PMはパールメタリックの略。

インテリア
●集中コントロールスイッチ、インストセンター/ATコントロール/オーディオフィニッシャー、などの意匠変更
●エクリュ(S)内装色の採用　
●前席エアコンディショニングシート（シートクッションおよびシートバックから暖気または
冷気を吹き出し乗員の快適性を高めるシート）の採用 など

装備
●インテリジェントブレーキアシストの採用
●前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルトの採用
●アクティブAFSの採用　など

＜各地区希望小売価格（消費税を含まず）＞

（単位：千円）

☆掲載写真車種

5M-ATx：マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチック

日産自動車の関連会社である(株)オーテックジャパン（神奈川県茅ヶ崎市、社長：相部　剛）は、ライフケアビークル（ＬＶ）＊「アンシャンテ」についてもベース車のマイナーチェンジに伴う変更を実施し、８月２６日より全国一斉に発売する。

ライフケアビークル…日産自動車グループでは、生活のいろいろなシーンでお役に立ちたいとの意味を込め、福祉車両を「ライフケアビークル」（ＬＶ：Life care Vehicle）と呼んでいる。

シーマ アンシャンテ＜オプション装着車＞

＜シーマ　「アンシャンテ」の車両概要＞
　「アンシャンテ」は、助手席が車両外側に電動で８０°回転することで、高齢の方や車いすをお使いの方などの乗り降りに掛かる負担を軽減する商品である。この助手席電動回転シートは、ベース車に標準装備の電動リクライニング機構をそのままに、背もたれをリクライニングした状態でも回転時には、背もたれ角度を回転に適した位置まで自動調整する機能を追加している。

＜全国希望小売価格（消費税を含まず）＞

(単位：千円)

☆掲載写真車種

5M-ATx：マニュアルモード付フルレンジ電子制御5速オートマチック
*「アンシャンテ」に、オーテック扱いディーラーオプションの『車いす収納装置（電動式）』を装着した場合は、車両の消費税は非課税となります。

（了）