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日産自動車、「CeMAT2008」にリチウムイオンバッテリー搭載フォークリフトのコンセプトモデルを出展

日産自動車、「CeMAT2008」にリチウムイオンバッテリー搭載フォークリフトのコンセプトモデルを出展(2008/05)

日産自動車株式会社(本社:東京都中央区銀座 社長:カルロス ゴーン)の100%子会社である欧州日産フォークリフト社(本社:オランダ、アムステルダム 社長:中村俊夫)は、5月27日から31日までドイツのハノーバーで行われる、「CeMAT2008」*にリチウムイオンバッテリーを搭載した電動式フォークリフトコンセプトモデルを出品する。

リチウムイオンバッテリー搭載フォークリフトのコンセプトモデル

リチウムイオンバッテリー搭載フォークリフトのコンセプトモデル

今回出品するコンセプトモデルは、先日発表した日産と日本電気株式会社(本社:東京都港区芝 社長:矢野薫)およびNECトーキン株式会社(本店:宮城県仙台市太白区郡山、社長:岡部政和)の共同出資会社である オートモーティブエナジーサプライ株式会社(Automotive Energy Supply Corporation、本社:神奈川県相模原市下九沢、社長:大塚政彦、以下:AESC)によって開発された、最新のクリーンかつパワフルなリチウムイオンバッテリーを備えた電動式フォークリフトである。なお、本リチウムイオンバッテリーは、2009年にフォークリフトに搭載して市場に投入する予定である。その後、2010年度に米国と日本に投入する電気自動車および日産独自のハイブリッド車に採用する予定である。

<リチウムイオンバッテリーフォークリフトの優位性>
  • 急速充電が可能
    リチウムイオンバッテリーは一般的な鉛蓄電池と比較して充電時間の短縮ができる。
  • メンテナンスフリー
    鉛蓄電池のように定期的なバッテリーセルへの補水作業を必要としない。
  • 高出力、大容量
    リチウムイオンバッテリーは高出力、大容量を特長としており、その結果フォークリフトのパフォーマンスが向上し、さらに長時間稼動できる。
  • 長寿命
    一般的な鉛蓄電池は、極板の劣化により充電効率が下がるという欠点があるのに対して、リチウムイオンバッテリーは電極材料が持つ特性上そのような劣化は起こらないため、バッテリー交換費用の節約ができる。
  • コンパクト
    AESCによるリチウムイオンバッテリーは、ラミネートタイプによる薄型形状を特長としている。同性能の鉛蓄電池と比べ、コンパクトで搭載性に優れているため、フォークリフトの設計自由度が向上する。
  • 優れたエネルギー効率
    充電時また放電時の電力ロスが少なく、完全充電をする際のエネルギーを節約できる。さらに回生ブレーキ作動時の電力の回収性に優れているため、エネルギー効率が高い。

*「CeMAT2008」概要
CeMATは物流機器から、ロジスティックスの総合提案まで物流に関わる製品提示を3年に1回、ドイツ・ハノーバーメッセにて行う、ヨーロッパ最大規模のマテリアルハンドリング/ロジスティックスの国際見本市である。
なお、2008年5月27日から31日まで開催される「CeMAT 2008」は、世界35カ国から1,100の事業者が総面積80,000m2の会場に展示をおこない、50,000人以上の来場者数を見込んでいる。

以 上